撮影する(応用編) 標準的な動画を撮影する(ムービー) 1. 短時間の動画を撮影する(ショートムービー) RECモードにして、撮影する被写体にカメラを向けま す。 2. 【 】 (MOVIE)を押します。 撮影可能な残り時間 • 動画の撮影が始まります。 • 残りのメモリー容量の範 囲内で撮影することがで きます。 【 】 (MOVIE)を1回押すと、その前後の短い数秒間 (最短で2秒 間、最長で8秒間) の動画が記録されます。撮影時間は前後独立し て設定することができます。また、モーションプリント機能 (103ページ) により動画の保存と同時に動画の内容を1枚の静止 画に記録することもできます。 • 前の動画を4秒、後の動画を4秒に設定した場合 操作→ 【 】(MOVIE) 撮 動作→ 約4秒前から 常に保存 撮影時間 3.
撮影する(応用編) 4. 【왖】 【왔】で【 】(MOVIE) を押す前に何秒間撮影する かを設定し、【왘】を押しま す。 • 設定できる時間は前後の 合計で最短2秒間、最長8 秒間で1秒単位で設定でき ます。前または後を0秒に することもできます。 • 前の動画は5秒まで設定で きます。 前の動画 後の動画 6. 【왖】 【왔】でモーションプリントの設定をし、【SET】を押 します。 9コマで作成: 【 】 (MOVIE)を押した瞬間 の静止画を最も大きくレイア ウトした9コマの静止画が記 録されます。 モーションプリント 1コマで作成: 【 】 (MOVIE)を押した瞬間 の静止画が記録されます。 5. 【왖】 【왔】で【 】(MOVIE)を押した後に何秒間撮影する かを設定し、【왘】を押します。 切:静止画は記録されません。 7.
撮影する(応用編) 重要! •【 】 (MOVIE)を押す前から、動画の撮影は始まってい ます。設定した 「 【 】 (MOVIE)を押す前の撮影時間」 は 】 しっかりとカメラを構えていてください。また「【 (MOVIE)を押した後の撮影」 が始まると、設定した時間 が4, 3, 2, 1・・・とカウントダウン表示されます。 この表示が消えるまでは撮影が続いています。 決定的瞬間の動画を撮影する (パストムービー) 【 】(MOVIE)を押す約5秒前から動画が記録されます。決定的 瞬間の撮り逃しを防ぐことができます。 操作→ 【 】(MOVIE) 【 撮 動作→ 1. 】(MOVIE) 影 約5秒前から 後半の 撮影開始 常に保存 保存 撮影終了 保存終了 RECモードにして【BS】 (BEST SHOT)を押します。 2. 【왖】 【왔】 【왗】 【왘】で“パストムービー”のシーンを選び、 【SET】を押します。 • “パストムービー”のシーンを選ぶと、【液晶モニター】に “ ”が表示されます。 3.
撮影する(応用編) ■動画撮影時のご注意 • フラッシュは発光しません。 • 本機では音声も同時に記録されますので、次の点に注意してく ださい。 −指などで【マイク】をふさがな いようにご注意ください。 − 録音の対象がカメラから遠く に離れると、きれいに録音さ れません。 − 撮影中にボタン操作をする 【マイク】 と、操作音が入ることがあり ます。 − 音声はモノラルで録音されます。 • 極端に明るい被写体を撮影すると、【液晶モニター】上の画像 に、縦に尾を引いたような光の帯が表示される場合があります (スミア現象といいます) 。これはCCD特有の現象で、故障では ありません。なお、この帯は静止画には記録されませんが、動 画にはそのまま記録されますので、ご注意ください。 • 使用するメモリーカードによっては、記録時間がかかるため、 コマ落ちする場合があります。このとき、 と REC が点滅しま す。 80 • 動画撮影中は光学ズームは動作しません。デジタルズームのみ 使用できます。【 】 (MOVIE)を押す前であれば、光学ズーム は使用できます(47 ページ)。 • アップで撮影したり、高倍率ズーム
撮影する(応用編) 重要! • 動画撮影中に静止画撮影できるのは、下記の場合のみで 動画撮影中に静止画を撮影する す。 オート撮影、ベストショット撮影(名刺や書類、ホワイ トボード、ショートムービー、パストムービー、ボイス レコードを除く) • 静止画を撮影した瞬間、動画撮影 (映像と音声) は数秒間 途切れます。 動画撮影の最中にも静止画を撮影することができます。 1. 撮影する被写体にカメラを向け、【 ます。 】(MOVIE)を押し • 動画撮影が始まります。 2.
撮影する(応用編) 音声を記録する 画像に音声を加えて記録する (音声付き静止画撮影モード) 画像撮影後に、音声を録音することができます。 ● 画像形式:JPEG形式 画像を効率よく圧縮するための画像フォーマットです。 拡張子は“.JPG”となります。 ● 録音形式:WAVE/ADPCM記録形式 音声を録音するためのWindows標準フォーマットです。 拡張子は“.WAV”となります。 ● 録音時間:1画像につき最長約30秒間 ● 音声ファイルサイズ: 約165KB (約5.5KB/秒で30秒間録音時) 参考 • 音声付き静止画撮影モードで録音したファイルは、 Windows Media Playerを使用して、パソコン上 で再生することもできます。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “撮影設定”タブ→“音声付静止画”と選び、【왘】を押しま す。 3. 【왖】 【왔】で“入”を選び、 【SET】を押します。 • 音声付き静止画撮影モードになります。 • “切”を選ぶと、通常の静止画撮影になります。 4.
撮影する(応用編) 6. 【シャッター】を押すか約30秒経つと、録音を終了しま す。 音声のみ記録する(ボイスレコード) 音声のみを録音することができます。 重要! • 次の撮影では、音声付き静止画撮影はできません(音声 の録音ができません)。 セル フタ イマ ー撮 影の“ ×3 ” ( トリプ ルセ ルフ タイ マー)、動画撮影中の静止画撮影 ● 録音形式:WAVE/ADPCM記録形式 音声を録音するためのWindows標準フォーマットです。 拡張子は“.WAV”となります。 ●録音時間:内蔵メモリー使用時で最長約25分 ●音声ファイルサイズ: 約165KB (約5.
撮影する(応用編) 1. RECモードにして【BS】(BEST SHOT)を押します。 2. 【왖】 【왔】 【왗】 【왘】で“ボイス 録音時間 レコード” のシーンを選び、 【SET】 を押します。 • “ボイスレコード”のシー ン を 選 ぶ と 、【 液 晶 モ ニ ター】に“ ”が表示され ます。 • 指などで 【マイク】 をふさがない ようにご注意ください。 【マイク】 録音可能時間 3. 【シャッター】を押して、音声を録音します。 • 録音中は【液晶モニター】に“録音時間”を表示します。ま た、【動作確認用ランプ】が緑色に点滅します。 • 録音中に 【왖】 (DISP)を押すと、 【液晶モニター】 が消灯しま す。 • 録音中に 【SET】 を押すと、 録音位置を記憶したマークを付 けることができます。 4.
撮影する(応用編) ヒストグラムを活用する 【왖】 (DISP) を押して 【液晶モニター】 上にヒストグラムを表示さ せることにより、露出 (光の量や明るさ) をチェックしながら撮影 することができます(26ページ)。再生モードでは撮影された画 像のヒストグラムを見ることができます。 ヒストグラム ヒストグラム (輝度成分分布表) とは、画像の明るさのレベルをピ クセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、横軸 が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するために充 分な画像のディテールが画像のシャドウ (左側)、中間調 (中央部 分)、ハイライト(右側) に含まれているかどうかを確認すること ができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合は、EVシ フト (露出補正) を行うと、ヒストグラムを左右に移動させること ができます。なるべくグラフが中央に寄るように補正をすること によって、適正露出に近づけることができます。さらにR(赤) 、 G(緑) 、B(青) の色成分が独立したヒストグラムも同時に表示さ れますので、色ごとに 「赤成分がオーバー」 「青成分がアンダー」 の ように各色の
撮影する(応用編) • ヒストグラムが中央に寄っている 場合、明るいピクセルから暗いピ クセルまで適度に分布しているこ とを示しています。 全体的に適度な明るさの画像はこ のようなヒストグラムになりま す。 重要! • 前記のヒストグラムはあくまでも例であり、被写体に • • • • 86 よってはヒストグラムの形が例のようにならない場合も あります。 撮影したい画像を意図的に露出オーバーやアンダーにす る場合もあるので、必ずしも中央に寄ったヒストグラム が適正となる訳ではありません。 露出補正には限界がありますので、調整しきれない場合 があります。 フラッシュ撮影など、撮影したときの状況によっては、 ヒストグラムによりチェックした露出とは異なる露出で 撮影される場合があります。 RGB(色成分)ヒストグラムは、静止画にのみ表示され ます。 各種機能を設定する RECモードでは、下記の機能を設定することができます。 • 左右キー設定 • グリッド表示のオン/オフ • 撮影レビュー • アイコンガイド • 各種設定の記憶(モードメモリ) • ISO感度 • 測光方式 • フィルター • シャープネ
撮影する(応用編) 参考 • 上記以外に、次の機能も変更できます。操作方法につい ては各ページをご覧ください。 − 連写(67ページ) − AFエリア(59ページ) − ブレ軽減(72ページ) − クイックシャッター(59ページ) − 音声付静止画(82ページ) − デジタルズーム(49ページ) − サイズ(55ページ) − 画質(静止画) (56ページ) − 画質(動画) (76ページ) − ホワイトバランス(65ページ) − フラッシュ光量(51ページ) − フラッシュアシスト(52ページ) 左右キーに機能を割り当てる (キーカスタマイズ) 【왗】 【왘】 に5つの中のどれか1つの機能の操作を割り当てることに より、操作しやすくすることができます。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “撮影設定”タブ→“左右キー設定”と選び、【왘】を押します。 3.
撮影する(応用編) グリッドを表示する 撮影した画像を確認する(撮影レビュー) 撮影時、 【液晶モニター】 に方眼を表示します。カメラを水平や垂 直に保つのに便利です。 撮影した直後に撮影した画像を 【液晶モニター】 で確認することが できます。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “撮影設定”タブ→“撮影レビュー”と選び、【왘】を押します。 3. 【왖】 【왔】で設定項目を選び、【SET】を押します。 入:撮影した画像が約1秒間表示されます。 切:撮影した画像は表示されません。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “撮影設定”タブ→“グリッド表示”と選び、【왘】を押しま す。 3.
撮影する(応用編) 画面上のアイコンの意味を確認する (アイコンガイド機能) RECモード時に 【液晶モニター】 上でアイコンの意味を確認しなが ら操作することができます(24ページ)。 • アイコンの意味を確認できる機能は、次の通りです。 フラッシュモード、フォーカスモード、ホワイトバランス、セ ルフタイマー、 撮影の種類、露出補正 ただし、ホワイトバランス、セルフタイマー、露出補正のアイ コンの意味は、キーカスタマイズ機能 (87ページ) を “ホワイト バランス” 、 “セルフタイマー” 、 “露出補正” に設定したときにの み表示されます。 1. 重要! • 次のアイコンは切り替え操作したときにだけアイコンと その意味が表示され、しばらくすると表示は消えます。 −フラッシュモードの“ フラッシュオート” (50 ページ) −フォーカスモードの“ オートフォーカス” (58 ページ) −ホワイトバランスの“AWB オートWB” (65ページ) RECモードにして【MENU】を押します。 2. “撮影設定”タブ→“アイコンガイド”と選び、【왘】を押しま す。 3.
撮影する(応用編) 各種設定を記憶させる(モードメモリ) モードメモリとは、電源を切ったときでも直前の状態を記憶して おく機能です。電源の入/切で毎回設定をし直す手間がはぶけま す。 ●モードメモリで設定できる機能 ベストショット、フラッシュ、フォーカス方式、ホワイト バランス、ISO感度、AFエリア、測光方式、セルフタイマー、 フラッシュ光量、デジタルズーム、MF位置、ズーム位置 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “撮影設定”タブ→“モードメモリ”と選び、【왘】を押しま す。 3. 【왖】 【왔】で設定したい機能を選び、 【왘】を押します。 4.
撮影する(応用編) 重要! • ベストショットモードでは、シーンの選択をしたり、電 源のオン/オフを行うと、モードメモリが入/切のどち らに設定されていても、撮影設定 ( “ズーム位置” 以外) は 各シーンの初期設定値となります。 ISO感度を変える 暗い場所で撮影するときやシャッター速度を速くしたいとき、 ISO感度が変更できます。使用目的に応じてISO感度を設定して ください。 • ISO感度とは、光に対する感度をISO(写真フィルムの感度単 位)の数値で表したものです。数値が大きいほど感度が高くな り、暗い場所での撮影に強くなります。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “画質設定”タブ→“ISO感度”と選び、【왘】を押します。 3.
撮影する(応用編) 重要! • 同じ撮影条件下でISO感度を上げるとシャッター速度は 早くなりますが、画像は多少ざらついた感じ(ノイズが 増加した画像) になりますので、きれいに撮りたいとき はなるべくISO感度を下げてください。 • ISO感度を上げてフラッシュ撮影すると、近くの被写体 の明るさが適正にならない場合があります。 • 動画撮影では、ISO感度がどこに設定されていても、常 に“オート”に設定されます。 参考 • キーカスタマイズ機能を使うと、 【왗】 【왘】 を押すだけで ISO感度を変更することができます(87ページ)。 測光方式を変える 測光方式とは、被写体のどの部分の露出を測るかを決定する方式 のことです。本機では測光方式が変更できます。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “画質設定”タブ→“測光方式”と選び、【왘】を押します。 3.
撮影する(応用編) 重要! •“マルチ”設定時にEVシフト(63ページ)を行うと、測光 方式が自動的に “中央重点” に切り替わります。EVシフ トを“0.0”に戻すと、元の測光方式に戻ります。 •“マルチ”設定時は、RECモードの情報表示に戻ったと きにアイコンが表示されません(23ページ)。 色を変える(フィルター) フィルター機能を使用して、撮影時の画像の色彩効果を変更する ことができます。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “画質設定”タブ→“フィルター”と選び、【왘】を押しま す。 3.
撮影する(応用編) シャープネスを変える 彩度を変える 撮影される画像の鮮鋭度を設定できます。 撮影される画像の色の鮮やかさを設定できます。 1. 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “画質設定”タブ→“シャープネス”と選び、【왘】を押しま す。 3. 【왖】 【왔】で設定内容を選び、【SET】を押します。 +2: 鮮鋭度が高い 2. “画質設定”タブ→“彩度”と選び、【왘】を押します。 3.
撮影する(応用編) コントラストを変える 各種設定をリセットする 撮影される画像の明暗の差を設定できます。 本機の設定内容を初期値に戻すことができます。初期値について は「メニュー一覧表」 (173ページ)をご覧ください。 1. RECモードにして【MENU】を押します。 2. “画質設定”タブ→“コントラスト”と選び、【왘】を押しま す。 3. 【왖】 【왔】で設定内容を選び、【SET】を押します。 +2: 明暗がクッキリする 1. 【MENU】を押します。 2. “設定”タブ→“リセット”と選び、【왘】を押します。 3.