User manual - E-507
72 パームサイズ PC ユーザーズガイド
(2)受信したメッセージへの返信を作成するには
返信したいメッセージを受信トレイの一覧上で選択(または受信メッ
セージを表示)して、
ボタンをタップし[差出人へ返信]を選択し
ます。
メッセージの送信元宛の新規メッセージが作成されます。
宛先と件名は自動的に入
力されます 。
元のメッセージが引用さ
れ
ます 。
ここに 返 信 を
入力します。
入力がすんだら、 をタップします。作成したメッセージが送信トレイ
に保存され、次回の接続時に送信されます。
第 2 部 PC 連携と通信 73
第 2 部 PC連携と通信
第2部では、パームサイズPCをパソコンやダイヤルアップネットワークと接続す
る方法、および使い方について説明します。
第5章 ダイヤルアップ接続
パームサイズ PC で直接電子メールの送受信を行う場合には、前提条件として
「ダイヤルアップ接続」が必要となります。ダイヤルアップ接続とは、電話回線
を通じて遠隔地のコンピュータ(リモート・コンピュータ)に接続することで
す。ここでは、ダイヤルアップ接続によるインターネットサービスプロバイダ
への接続、会社のホストコンピュータへの接続方法などについて解説します。
第6章 Windows CE サービスとチャンネル
パームサイズ PC をパソコンと連携して利用するには、PC 側に「Windows CE
サービス」というソフトウェアをインストールすることが必要です。ここでは
Windows CE サービスのインストール方法、および実際の使い方について説明
します。また、Windows CE サービスをインストールすることによって利用可
能になる「チャンネル」機能についても説明します。
第7章 ファイルの転送とデータのバックアップ
Windows CEサービスを使うと、パソコンとパームサイズPC 間のデータの同期
だけでなく、パームサイズPCのデータのバックアップをパソコン上に作成した
り、個別のファイルを相互に転送したりすることができます。また、パームサ
イズPCのRAMにプログラムをインストールすることができます。ここではこ
れらの各項目に加えて、赤外線通信によるパームサイズ PC(および Windows
CE デバイス)間でのファイル転送について説明します。
74 パームサイズ PC ユーザーズガイド
第 5 章 ダイヤルアップ接続
電話回線とモデムを使って、パームサイズPC を遠隔地のコンピュータ(リモート
コンピュータ)に接続することを「ダイヤルアップ接続」と言います。ダイヤルアッ
プ接続を行うと、パームサイズPC で直接電子メールの送受信を行ったり、自分の
PC と接続すれば出先から同期を行うことも可能です。
ここでは、ダイヤルアップ接続を行うことができる接続相手のコンピュータの種類
について解説した上で、接続を行うための設定および操作の説明を行います。
リモートコンピュータにつ いて
パームサイズPCからダイヤルアップ接続することができるリモートコンピュータ
には、次のようなものがあります。
(1) インターネットサービスプロバイダ
インターネット接続サービスの提供会社(プロバイダ)と契約して、インター
ネットに接続するケースです。そのプロバイダのメールアカウントによる電子
メールの送受信が可能です。このケースでは、パームサイズPC上で必要となる
各種の設定に関する情報(接続先の電話番号や、接続時のユーザー名/パス
ワード等)は、サービスプロバイダから提供されます。
パームサイズPC
インターネットサービスプロバイ
ダ
第 2 部 PC 連携と通信 75
(2) 会社のリモートアクセスサーバ
自分の会社のサーバに外部から接続するケースです(会社側が、外部の電話回
線を通じての自社サーバへの接続を行う環境を用意している場合です)。会社の
メールアカウントによる電子メールの送受信が可能です。このケースでは、接
続先の電話番号やパームサイズPC上での設定に関する情報は、会社のサーバを
管理しているシステム管理者に問い合わせてください。
パームサイズPC
リモートアクセスサーバ
(3) 会社で利用している自分のパソコン
パームサイズPCとの同期で利用している自分のパソコンに、出先から接続する
ケースです。この接続を行うと、パームサイズPCとパソコン間のデータの同期
を、電話回線を通じて出先で行うことが可能となります。
接続方法としては次の2つがあります。
(3-a) 会社のリモートアクセスサーバ経由で接続する場合
会社のリモートアクセスサーバに接続でき、かつそのサーバに自分のパソコン
がネットワークで接続されていることが前提となります。また、パソコンには、
あらかじめ Windows CE サービスがインストールされている必要があります
(Windows CE サービスのインストールについては、第6章を参照)。
パームサイズPC
デスクトップPC
リモートアクセスサーバ