User manual - E-507

48 パームサイズ PC ユーザーズガイド
画面上でファイルを選択し[プロパティ]ボタンを押すと、そのファイ
ルのプロパティ画面が表示されます。
ここからフォル ダを 指 定して
ファイル の 場 所を移 動 で
ます 。
メモリカ ードを 利 用し て
場合ここでファイル の
所をインメモリ/ メモ リカ
ド の 動 できます
ファイル 名 を変 更 するこ
できます
●録音形式の設定について
ボイスレコーダーの初期設定では、録音データの容量を小さく押さえる
ことができる「TrueSpeech」という形式で録音データを保存します。
TrueSpeech 10 秒の録音で約10Kバイトの容量しか使わないため、
モリの少ないパームサイズPCに向いているうえ、人間の声の録音に適
しています。ただし高音質ではありませんので、より音質の高い録音を
行いたい場合は、[ツール][録音形式]を選択すると表示されるダ
イアログ上で、「PCM」を選択してください。録音したファイルは拡張
子が .wavとなり、パソコンに転送したときにそのまま再生することが
できます。
第 1 部 パームサイズ PC を使う 49
また、音質は問わないが長時間録音したいという場合は、「モバイルボ
イス」を選択してください。同じ容量のメモリで、TrueSpeech の約3
の時間録音が可能です。
NOTE
モバイルボイス形式で録音した音声データを、パソコン上で再生す
るには、あらかじめパソコン上に Windows CE サービスをインス
トールしておくことが必要です。Windows CEサービスのインストー
ルについては、第6章を参照してください。
モバイルボイス形式では、残り録音可能時間が録音時にリアルタイ
ムに変化しません。
録音形式が PCM の場合、属性に「ステレオ」を選択できますが、
テレオサウンドでの再生はできません。
●録音時の録音場所の設定について
メモリカードを利用しており、録音データをメモリカードに直接書き込
みたい場合は、[ツール][オプション]を選択して表示されるオプ
ションダイアログの[全般]タブ上で「メモリカードに保存する」に
チェックを付けてください。このチェックボックスは、メモリカードを
パームサイズ PC に装着していないとチェックすることはできません。
●本体メモリの設定について
本体メモリを使って録音する場合は、録音によってメモリ(データ記憶
領域)不足にならないように、メモリ管理に注意する必要があります。
特に、録音中に「メモリが不足しています」というメッセージが表示さ
れる場合には、必ず次の操作を実行してデータ記憶用メモリを確保して
ください。
[スタート][設定]−[システム]で表示されるシステムのプロパ
ティの[メモリ]タブで、データ記憶用メモリを多めに取ってください。
50 パームサイズ PC ユーザーズガイド
NOTE
データ記憶用メモリは最大 16MB までです。
メモリが全体的に不足している場合は、メモリカードを利用することを
お勧めします。
手書
手書きメモを使うと、画面上のキーボードを使ってタイプした文字や手書き認識機
能を使って変換した文字の入力だけでなく、手書きした文字や図形をそのまま入力
することができます。画面上に直接描いた図形を後から編集することもできます。
手書きメモを使うには、[スタート][手書きメモ]の順で画面をタップします。
新規のメモを作成するには
[新規] ボタンをタップすれば新規のメモを作成できますし、[新規] の矢印をタッ
プして、あらかじめ書式や入力項目が設定されているテンプレートを利用すること
もできます。
手書きメモに文字を入力するには
手書きメモを使えば、自分にとっていちばん簡単な方法で情報を入力できます。
力パネルからキーボードを使ってタイプすることも、手書き文字を使って書くこと
もできるのは、1 章で述べたとおりです。また、画面にじかに文字や絵を書くこ
ともできます。
第 1 部 パームサイズ PC を使う 51
入力パネルを表示すると、カーソルのあるのが分かります。ここにテキストが入る
わけです。
入力パネルを隠すと、カーソルが消え、画面上のどこにでも文字や絵を書くことが
できます。
手書きメモに文字や図形を手書きするには
ペンを使って、画面にじかに文字や絵を書くことができます。
描画を作成するには、3 本以上の横罫線をまたいで一筆書きします。これによって
描画ボックスが表示され、その後は、描画ボックス内でのペンの移動やタップが描
画の一部となります。