User manual - Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアルver.1.06(2012年3月21日)
88
イメージャ APO
イメージャ機能が一定時間使用(シンボル読み取り、イメージキャプチャ、サインキャプチャ、ストリーミン
グ)されていなかった場合、自動的にイメージャデバイスの電源を切る機能です。
イメージャ APO 後にイメージャ機能を使用する場合、イメージャデバイスの電源を自動的に入れます。
APO 時間は 0∼1800 秒の範囲で、秒単位に設定することが可能です(デフォルトはイメージャ APO 無効)。
また、イメージャ APO は無効にすることもできます。
イメージャの電源がオフしている間は消費電流が抑えられますが、イメージャの電源オンには数十∼数百
ミリ秒の時間がかかります。このため、APO 時間を短く設定すると、レスポンスが遅く感じられることがありま
す。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
イメージャライブラリ
IMGSetImagerAPO
オートパワーオフタイマ値の設定
IMGGetImagerAPO
オートパワーオフタイマ値の取得
フォーカス設定(フルレンジイメージャ制御機能)
シンボルのデコード時にオートフォーカス、マニュアルフォーカスを行う機能です。本機能を使用すること
により、近距離から遠距離までのシンボルを読み取ることができます。
オートフォーカスの場合は通常、高速の 2 種類を、マニュアルフォーカスの場合は近距離、中距
離、遠距離の 3 種類をそれぞれ設定することができます。
オートフォーカスを設定すると、シンボルを読み取る際のフォーカスを自動で調整します。通常モード
は正確なフォーカス調整を行い、ハードウェアがサポートしているすべての距離での読み取りが可能とな
りますが、レスポンスは低下します。高速モードは読み取り距離が通常モードよりも短くなりますが、レス
ポンスは向上します。
マニュアルフォーカスを設定すると、読み取る距離が限定されますが、レスポンスは向上します。
フォーカス設定 モード 読み取り距離(目安)
通常 22∼200cm 以上(デフォルト) オートフォーカス
高速 22∼200cm
近距離
22cm
中距離
40cm
マニュアルフォーカス
遠距離
200cm
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
イメージャライブラリ
IMGSetFocus
フルレンジイメージャのフォーカスの設定
IMGGetFocus
フルレンジイメージャのフォーカスの取得