User manual - Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアルver.1.06(2012年3月21日)

109
2.7 無線 LAN
802.11b および 11g 2.4GHz 帯の、免許不要で使用可能な ISM(IndustryScienceMedical)バンド
の電波を利用し、近距離の通信を行います。
デバイス名について
DT-X8 では、DeviceIoControl()を使用して無線 LAN ドライバのデータを取得する場合に使用するデバイ
ス名はSDIO86861となります。
2.7.1 基本仕様
ローミング
2 つ以上の同一 SSID のアクセスポイントが存在する環境下で、自動的に接続するアクセスポイントを切り
替えます。
省電力
通信を行っていない場合に、モジュール内の無線回路の電源を自動的に切ることにより、省電力化を行
います。
AdHoc モード
アクセスポイントを使用せず無線機器間で直接通信を行います。
ただし、下記の問題等が発生するため AdHoc モードの使用は推奨しません。
- 接続できない
- 接続できても不安定
- 消費電流が多く電池が長持ちしない
WEP
RC4 を使用し通信を行うための暗号化機能です。
40bit(64bit)104bit(128bit)をサポートします。
TKIP
WEP の脆弱性に対応するため、TKIP をサポートします。
AES
暗号化アルゴリズムとして AES が利用できます。
802.1x セキュリティ
認証を強固にし、より安全な無線 LAN を構築することが可能です。
一般的に TKIP と連動します。
PEAP-EAP-MS-CHAP-V2/EAP-TLS をサポートします。