User manual - Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアルver.1.06(2012年3月21日)
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※4 一括起動可能な最大枚数について、TypeA は 4 枚、FeliCa と ISO15693 は 2 枚となります。
カードポーリング時の省電力制御
電波の送信間隔を長めに調整した状態で、IC カードを検索することで、消費電力を抑えることができ
ます。ただし、送信間隔が長くなるため、IC カードの検出レスポンスが低下します。長時間連続して
IC カードの待ち受けを行う場合に使用してください。
データ通信機能
ポーリング機能によりカードを起動させると、データ通信が可能となります。カードに対して送信した
コマンドに対する応答情報の受信が完了するか、タイムアウト時間が経過すると通信を終了します。通
信が成功した場合、カードは起動したままとなるため、他のデータ通信を連続して行うことができます。
表 2-5-1
機能 説明 動作終了条件 タイムアウト
カードポ
ーリング
機能
通信可能範囲内にある
IC カードを検索し、カー
ドを発見した場合、カー
ドを起動して応答情報を
取得します。
・カードの起動に成功し、カード情
報の取得が完了した時
・タイムアウト時間経過した時
・指定されたコールバック関数が
FALSE を返した時
・コールバック関数を指定せずに実
行中にポーリング停止関数を実行し
た時
100∼60,000msec
または
タイムアウト無し
データ
通信機能
起動に成功したカードと
データ通信を行うことが
できます。
・IC カードからの応答受信完了
・タイムアウト時間経過した時
60msec※1
※ 1 NFC モジュールがコマンドを送信してから、IC カードからの応答を受信するまでの待ち時間が上記
の時間を越えると、タイムアウトが発生します