abc DT-X8 シリーズ Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアル このマニュアルは、DT-X8 のソフトウェアと 搭載されているアプリケーションの仕様に ついて記載します。 Ver. 1.
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変更履歴 バージョン 1.00 1.01 日付 2011.01 2011.02 1.02 2011.03 1.03 1.04 2011.06 2011.07 1.05 2011.09 1.06 2012.
目次 1. 概要···················································································································································································1 1.1 機種一覧··································································································································································1 1.
2.6.3 セキュリティ ················································································································································104 2.6.4 COM ポート·················································································································································104 2.6.5 通信手順 ·····················································································································································105 2.6.
3.21 3.22 3.23 3.24 3.25 3.26 3.27 3.28 3.29 3.30 3.31 4.
5.7 5.8 6. IE Cache 削除ツール······································································································································280 端末レスキューツール····································································································································280 ホストアプリケーション ···········································································································································281 6.
1. 概要 DT-X8 本体およびソフトウェアの機能仕様を説明します。 1.
1.
2. 機能仕様 本体/オプションを含めた機能仕様の詳細を説明します。 2.1 基本機能 2.1.1 Microsoft Windows Embedded CE 6.0 R3 DT-X8 は Microsoft Windows Embedded CE 6.0 R3 を搭載しています。 特徴 • 使いやすいユーザーインタフェース • カーネル変更 カーネル アーキテクチャの改善により、システム コールのオーバーヘッドが大幅に削減されたた め、オペレーティング システムのパフォーマンスが向上しています。 またドライバがカーネルモードで実行され、2GB の仮想メモリ空間と 32K プロセスの実行が 可能となり、CE5.0 までのリソース不足によるシステム不安定が解消されました。 • 大容量ファイルサイズサポート(4GB) • SDHC カード(SDHC Ver2.0 仕様)への対応 • RDP6.
コアモジュール 搭載する Microsoft 製コアモジュールは、以下のとおりです。 表 2-1-1 WCE Error Report Core OS Modules エラーレポートコントロールパネル エラーレポート生成プログラム エラーレポート転送ドライバ レポートアップロ ードクライアント レポートアップロードクライアントユーザーインターフェイス Applications - End User ActiveSync ファイル同期 受信トレイの同期 CAB ファイル インストーラ/アンインストーラ ターミナルエミュレーター ヘルプ リモートデスクトッ リモートデスクトッププロトコル(RDP) プ接続 オーディオ再生リダイレクト シリアルおよびパラレル ポート リダイレクト ユーザー インターフェイス ダイアログ ボックス 切り取り/コピー/貼り付けクリップボード リダイレクト ファイル記憶域リダイレクト フィルタされたファイル記憶域リダイレクト アプリケーションとサービスの開発 C ライブラリ およびランタイム 完全な C ランタイム 標準の入出力 (STDIO) 標準の入出力 ASCII
コンポーネントサ ービス(COM およ び DCOM) アプリケーションとサービスの開発 メッセージキュー (MSMQ) .NET Compact Framework 2.0 / 3.5 ロケーション コンポーネントオブジェクトモデル COM COM 記憶域 OLE32 用 CoCreateGuid 機能 DCOM MSMQ ActiveX ラッパー SOAP リライアブルメッセージプロトコル(SRMP) .NET Compact Framework 2.0 / 3.5 .NET Compact Framework 2.0 / 3.5 文字列リソース .NET Compact Framework 2.0 / 3.5 ローカライズされた文字列リ ソース 文字列リソース 日本語(日本) .NET Compact Framework 2.0 / 3.
グラフィック技術とマルチメディア技術 方向タブ Internet Explorer ブラウザコントロールホスト Internet Explorer 複数言語対応の基本 API Internet Explorer 複数言語対応の完全 API レジストリ内のオプションの文字セット/エンコード URL モニカサービス Windows インターネットサービス P3P (Platform for Privacy Preferences) Passport SSI 1.4 認証 コントロールパネルの[インターネットオプション] スクリプト Jscript 5.6 スクリプトエンコード(Jscript) スクリプトオーサリング(Jscript) VBScript 5.6 MsgBox および InputBox のサポート スクリプトエンコード(VBScript) スクリプトオーサリング(VBScript) ブラウザ アプリケ Windows Embedded CE 用 Internet Explorer 6.0 – 標準コンポーネント ーション Internet Explorer 6.
ASX v1 および M3U ファイルサポート ASX v2 ファイルサポート ASX v3 ファイルサポート HTTP 上の Windows Media ストリーミング MMS 上の Windows Media ストリーミング NSC1 ファイルサポート Windows Media マルチキャストおよびマルチビットレート ローカル記憶域からの Windows Media ストリーミング WMA および MP3 ストリーミング WMA および MP3 ローカル再生 オーディオ Codec およびレンダラ G.711 オーディオ Codec GSM 6.
FormatMessage API – システムエラーメッセージ ターゲットコントロールサポート(Shell.
Security Microsoft 証明書登録ツールのサンプル ローカル認証サブシステム パスワードローカル認証プラグイン 高度な暗号化プロバイダのある暗号 化サービス(CryptoAPI 1.0) Diffie-Hellman/DSS プロバイダ 証明書(CryptoAPI 2.
サーバー FTP サーバー Simple Network Time Protocol (SNTP) DST 付き SNTP クライアント SNTP 自動更新およびサーバー同期 Telnet サーバー Web サーバー(HTTPD) Communication Services and Networking コアサーバーサポート ネットワーク パー ソナルエリアネット ワーク(PAN) ネットワーク ロー カルエリアネットワ ーク(LAN) ネットワーク 広域 ネットワーク (WAN) IrDA ワイヤード(有線)ローカルエリアネットワーク(802.3,802.5) ワイヤレス LAN(802.11) STA – 自動構成および 802.1x Telephony API (TAPI 2.
2.1.
バックライトの自動減光 コントロールパネルの「明るさ」を使用して、自動減光する/しない、減光までの待ち時間の設定が可能で す。 自動減光は、バッテリ駆動時のみ有効となります。外部電源駆動時には自動減光は行いません。 • 電源オンした状態で、キー入力及びタップ操作を一切行わないで放置した場合(アイドル時)には、節 電のためにバックライトを自動的に減光します。 • 自動減光状態の場合は、キー入力及びタップ操作により減光状態を解除して通常の明るさに戻りま す。 • 自動減光時のバックライトの明るさは、8 段階で設定が可能です。デフォルトは 3 です。 自動減光時の明るさを、通常時のバックライトの明るさよりも明るく設定することはできません。 デフォルトは、自動減光する/減光までの待ち時間 1 分です。 バックライトの自動オフ コントロールパネルの「明るさ」を使用して、自動バックライトオフする/しない、バックライトオフまでの待ち 時間の設定が可能です。自動オフは、バッテリ駆動時、外部電源駆動時ともに有効となります。 • 電源オンの状態で、キー入力及びタップ操作を一切行わないで放置した場合(アイドル時)には、節電 のた
温度センサーによるバックライトの明るさ制限 温度センサーにより、デバイスの温度が高温になったときに、自動的にバックライトの明るさに制限をしま す。 制限は 2段階 あり、制限の1段階目はバックライトの明るさ設定(9段階)のうち、1∼7 段階までの 7 段階 までしか設定できないように制限がかかります。制限の2段階目は明るさ設定(9段階)のうち、1∼5 段階 までの 5 段階までしか設定できないように制限がかかります。 通常時の明るさや自動減光機能における減光時の明るさ(バッテリ駆動時のみ)が、制限時の明るさの有 効範囲(段階)よりも明るく設定されていた場合、自動的に制限範囲内の最大の明るさまで暗くなりますが、 温度が下がって制限が解除されると自動的に元の設定の明るさに戻ります。 13
2.1.
キー割当て キーコードと機能の割り当ては、以下のとおりです。 表 2-1-4 制御キー KEY 特殊動作 Fn ---- L-Multi 文字入力モード時 R-Multi Fn モード時 文字入力モード時 CLR Fn モード時 文字入力モード時 Fn モード時 操作仕様 特殊キー動作(トグル) 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 備考 次のキーが入力さ れると Fn モードは 解除 0x40 0x40 0x40 0x40 0x40 何もしない 0x5E 0x5E 0x5E 0x5E 0x5E 何もしない 左 1 文字消去(VK_BACK) 左 1 文字消去(漢字変換時は変換取 消) (VK_BACK) 左 1 文字消去(VK_BACK) 左 1 文字消去(VK_BACK) 左 1 文字消去(VK_BACK) ESC 動作(VK_ESCAPE) 15
KEY 特殊動作 文字入力モード時 Fn モード時 ↑ 文字入力モード時 ↓ Fn モード時 文字入力モード時 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア Fn モード時 文字入力モード時 ← A a F 1 あ ア Fn モード時 文字入力モード時 → A a F 1 あ ア Fn モード時 A a F 操作仕様 エンターキー(VK_RETURN) エンターキー(VK_RETURN) エンターキー(VK_RETURN) エンターキー(VK_RETURN) エンターキー(VK_RETURN) Shift+エンターキー(VK_SHIFT | VK_RETURN) ↑キー(VK_UP) ↑キー(VK_UP) ↑キー(VK_UP) ↑キー(VK_UP) ↑キー(VK_UP) Shift+TAB キー(VK_SHIFT | VK_TAB) ↓キー(VK_DOWN) ↓キー(変換中は変換キー) (VK_DOWN) ↓キー(変換中は変換キー) (VK_DOWN) ↓キー(VK_DOWN) ↓キー(VK_DOWN) TAB キー(VK_TAB) ←キー(VK_LEFT) ←キー
F2(前候補) 文字入力モード時 1 あ ア A a Shift+TAB キー Shift+TAB キー Shift+TAB キー Shift+TAB キー Shift+TAB キー F3(次候補) Fn モード時 文字入力モード時 F4 Fn モード時 文字入力モード時 F5(空白) Fn モード時 文字入力モード時 F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a Shift+TAB キー TAB キー TAB キー TAB キー TAB キー TAB キー TAB キー F4 キー F4 キー F4 キー F4 キー F4 キー Shift+F4 キー 空白 空白 空白 空白 空白 F6 Fn モード時 文字入力モード時 F 1 あ ア A a 空白 ←キー ←キー(変換中は Shift+←キー) ←キー(変換中は Shift+←キー) ←キー ←キー F7 Fn モード時 文字入力モード時 F 1 あ ア A a ←キー(変換中も←キー) →キー →キー(変換中は Shift+→キー) →キー(変換中は Shift+→キー) →キー →キー
表 2-1-6a トリガキー KEY R-トリガー 特殊動作 文字入力モード時 L-トリガー Fn モード時 文字入力モード時 センター トリガー Fn モード時 文字入力モード時 Fn モード時 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a 操作仕様 R-トリガーキー R-トリガーキー R-トリガーキー R-トリガーキー R-トリガーキー R-トリガーキー L-トリガーキー L-トリガーキー L-トリガーキー L-トリガーキー L-トリガーキー L-トリガーキー トリガーキー トリガーキー トリガーキー トリガーキー トリガーキー F トリガーキー 18 備考
表 2-1-7 テンキー KEY 0 特殊動作 文字入力モード時 動作仕様 1 あ ア A a “0” わをんー。、「」∼?¥空白 ワヲンー。、「」∼?¥空白 -_/^¥&=+$%#*空白€ -_/^¥&=+$%#*空白€ F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a SIP の表示非表示 “1” あいうえおぁぃぅぇぉ アイウエオァィゥェォ ?!()<>[]{} ?!()<>[]{} バックライト ON/OFF “2” かきくけこ カキクケコ ABC abc 1 Fn モード時 文字入力モード時 2 Fn モード時 文字入力モード時 3 Fn モード時 文字入力モード時 4 Fn モード時 文字入力モード時 5 Fn モード時 文字入力モード時 F 1 あ ア A a キャリブレーション起動 “5” なにぬねの ナニヌネノ JKL jkl Fn モード時 F バックライトを暗くする 備考 空白は全角スペース 空白は全角スペース 空白は半角スペース 空白は半角スペース 何もしない “3” さしすせそ サシスセソ DE
KEY 6 特殊動作 文字入力モード時 7 Fn モード時 文字入力モード時 Fn モード時 8 9 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 文字入力モード時 1 あ ア A a Fn モード時 F 文字入力モード時 1 あ ア A a F Fn モード時 .
キーモードの切り替え 文字キーを使用して、キーモードを切り替えることが可能です。 キーモード遷移を、部分的に抑止することも可能です。 システムライブラリで、アプリケーションから設定できます。 例) [1]→[あ]→[ア]→[A]→[a]→[1](繰り返し)の順に切り替わるのを、[A]と[a]を抑止設定すると、 [1]→[あ]→[ア]→[1](繰り返し)の順に切り替わるようになります。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 システムライブラリ SysSetEnableKeyMode 入力切替時キーモード遷移有効/無効の設定 SysGetEnableKeyMode 入力切替時キーモード遷移の有効/無効の取得 キーモードの表示 タスクトレイに現在のキーモードを表示します。数字(“1”)/ひらがな(“あ”)/カタカナ(“ア”)/アルファベット大 文字(“A”)/アルファベット小文字(“a”)を表示します。 図 2-2 めくりキー ひらがな/カタカナ/アルファベット大文字/アルファベット小文字の入力モードの場合、切替キーを押すこ とで、カーソル位置でめくりキー入力が可能です。 ひらがな/カタ
Fn キー動作許可・禁止 Fn モード時に特殊動作を行うキーについては、以下のレジストリで個別に許可/禁止の設定が可能です。 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEYBD] 表 2-1-8 キー名 設定値 意味 許可/禁止 DisableFn9 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn8 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn7 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn6 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn5 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn4 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn3 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn2 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn1 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn0 dword:0/1 ※ Fn モード時に特殊動作を行うキーを禁止しても、他の機能に割り振ることは出来ません。(仮想キーコ ードは発行しません) システムライブラリを利用しても、許可/禁止の設定が可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関
キーロックの許可/禁止 システムライブラリを使用して、電源/トリガキー以外のキーの動作を許可/禁止することが可能です。 (トリガキーを禁止することはできません。) ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 システムライブラリ キーロックの許可/禁止の設定 SysSetAllKeyLock キーロックの許可/禁止の取得 SysGetAllKeyLock ユーザー設定可能なキー アプリケーション起動 以下のレジストリを使用して、Fn+7、Fn+8、Fn+9 キーに任意のアプリケーションを割り当てることが可能 です。 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEYBD] 表 2-1-9 キー名 Fn7LaunchPath Fn8LaunchPath Fn9LaunchPath 設定値 sz:起動対象のアプリケーションフルパス sz:起動対象のアプリケーションフルパス sz:起動対象のアプリケーションフルパス キーコード設定 システムライブラリを使用して、Fn(機能)以外のすべてのキーに、任意のキーコードを割り当てることが可 能です。 システムライブラリ
2.1.4 オーディオ 基本仕様 WAV 再生、ボイス録音・再生が可能です。 Microsoft 社の SoftwareMixer の機能を使用することにより、複数のアプリケーションからの出力音声をミ キシングして出力することが可能です。(44.1KHz 16 ビットステレオにミキシングします) サウンド系アプリケーションとして、ボイスレコーダを搭載します。 また、HTTP 上の WAV 再生も可能です オーディオとブザーは、デバイスを共有しているので、同時には鳴らすことはできません。同時に鳴らした 場合は、ブザーを優先します。 再生 表 2-1-10 サンプリング 周波数 ステレオ/モノラル KHz 8 11.025 12 16 22.05 24 モノラル ○ ○ ○ ○ ○ ○ ステレオ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※上記以外のサンプリング周波数はサポートしません 8 または 16 ビット ※モノラルスピーカのため、実際にはステレオになりません 32 ○ ○ 44.1 ○ ○ 48 ○ ○ KHz 8 11.025 12 16 22.
2.1.
2.1.
従来のオブジェクトストア領域(RAM ディスク相当)は、ありません。このため、マイデバイス 以下のルートや Windows フォルダにファイルをコピーすると、実際には FlashROM 上の UserDisk 上にフ ァイルが生成されており、バックアップなどの操作をしなくても電池無しの際にデータが保持されます。 またフルリセットは、従来のオブジェクトストア(RAM)を消すのではなく、RootDisk を 削除することで、レジストリやシステム DB が削除され、システムを初期化することが出来ます。。 このためプログラムメモリとオブジェクトストアの比率は、Windows Embedded CE のコントロールパネルか ら変更できません。 27
Flash ROM (FROM) DT-X8 は 256MB の FlashROM を搭載しており、これを以下の目的に使います。 1. ブート部:OS ディスクより OS ファイルを RAM へ展開します。 2. OS ディスク/カーネル部:OS ファイルを格納します。起動時にブートローダがメモリに展開 します。 3. ユーザディスク:ユーザが自由に使えるディスクです。システムのルートフォルダにマウント される RootDisk と、分割された FlashDisk があります。 4.
2.1.
ハードリセット処理 「Fn キー」と「CnterTrigger キー」と「Enter キー」押しながらリセットすると、 ハードウエア的にリセットがかかり、RTC 及び RAM がリセットされます。 これにより時計と RAM がクリアされ再度 OS ディスクより OS を再ロードします。 パワーオン・リセット状態 すべての電池を抜いて放置した後で電池を入れた状態です。 この状態で電源をオンするとブートローダは OS 再ロード(必要であれば RTC 初期化)処理を行います。 表 2-1-13 RAM OS メモリ RootDisk FlashDisk レジストリ 時計 E2PROM プログラム デバイス 代理店 メモリ ID ID ソフトリセット処理 保持 初期化 保持 保持 保持 保持 保持 保持 フルリセット処理 再ロード 初期化 初期化 保持 初期化 保持 保持 保持 ハードリセット処理 再ロード 初期化 保持 保持 保持 初期化 保持 保持 ユーザディスククリ 再ロード 初期化 初期化 初期化 初期化 保
2.1.
スキャナ読み取り スキャナ読み取りの結果通知に使用します。 表 2-1-17 点灯仕様 読み取り正常 読み取りエラー 仕様 指定時間緑色点灯後、消灯 指定時間赤色点灯後、消灯 属性 L_SCANOK L_SCANERR Bluetooth 接続状態 Bluetooth 接続状態の通知に使用します。 表 2-3 点灯仕様 Bluetooth 接続中 仕様 青 1 秒点灯、2 秒消灯の点滅 属性 L_BT ※ スキャナ読み取り LED を優先とします。 無線 LAN 接続状態 無線 LAN 接続状態の通知に使用します。 表 2-4 点灯仕様 無線 LAN 接続中 仕様 オレンジ 1 秒点灯、2 秒消灯の点滅 ※ スキャナ読み取り LED を優先とします。 ユーザー指定 ユーザー指定の任意の通知に使用します。 表 2-5 点灯仕様 ユーザー指定 連続点灯時間 仕様 色:赤/緑/青/オレンジ/紫/水色を選択 時間:点灯時間/消灯時間を設定 30 分(VDET 検出で停止) ※ スキャナ読み取り LED を優先とします。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 システ
2.1.
2.2 レーザスキャナ 2.2.
※7 : GS1 DataBar Expanded (RSS Expanded)、GS1 DataBar Expanded Stacked (RSS Expanded Stacked)最大桁数 数字のみのデータの最大桁数は 74 桁、アルファベットのみのデータの最大桁数は 41 桁となりま す。 • 最大桁数は、バーコードの印刷品質、分解能、PCS、外光条件、スキャナとバーコードの距離などの条 件が最適な状態における読み取り可能な桁数にもとづいています。条件によっては、上記の最大桁数 に設定してもその桁数のバーコードが読み取れない場合があります。 • IATA コードの有効最小桁数を 1 桁に設定すると、誤読する確率が高くなります。デフォルトでは最小 桁数を 4 桁に設定しますので、1 桁の IATA コードを読み取る必要がなければ、デフォルトの桁数設定 のまま使用してください。 • Code128 のチェックデジット設定について、無効に設定することも可能ですが、原則として有効に設定 してください。特別な理由によりチェックデジット無しの Code128 を読み取る必要がある場合にのみ無 効に設定してください
2.2.
段数読み 指定した個数分のバーコードを読み取ります。指定回数分の読み取りが完了すると、一度スキャナを CLOSE し再度 OPEN するまでは、次の読み取りができません。また、同一コードの読み取りはできません。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ 読み取り許可状態を設定 OBROpen 読み取り禁止状態を設定 OBRClose OBRSetScanningCounter 連続読み取り回数を設定 OBRGetScanningCounter 連続読み取り回数を取得 OBRSetMultiStepReading 段数読みの設定 OBRGetMultiStepReading 段数読みの取得 37
2.2.
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ 読み取り許可・禁止状態を設定 OBRSetScanningCode 読み取り許可・禁止状態を取得 OBRGetScanningCode Code39 コードのデコードオプションを設定 OBRSetCode39Option Code39 コードのデコードオプションを取得 OBRGetCode39Option NW-7 コードのデコードオプションを設定 OBRSetNW7Option NW-7 コードのデコードオプションを設定 OBRSetNW7OptionEx NW-7 コードのデコードオプションを取得 OBRGetNW7Option WPC Addon コードのデコードオプションを設定 OBRSetWPCAddonOption WPC Addon コードのデコードオプションを設定 OBRSetWPCAddonOptionEx WPC Addon コードのデコードオプションを取得 OBRGetWPCAddonOption WPC コードのデコードオプションを設定 OBRSetWPCOption WPC コードのデコードオプショ
OBRSetRSSExpandedStackedOption OBRGetRSSExpandedStackedOption 40 GS1 DataBar Expanded Stacked (RSS Expanded Stacked)コードのデコードオプションを設定 GS1 DataBar Expanded Stacked (RSS Expanded Stacked)コードのデコードオプションを取得
照合回数 スキャナは、誤読を防ぐために、読み取りデータの照合を指定の回数行い、一致したデータのみを出力し ます。 照合を行う回数は、コントロールパネルの「スキャナ設定」、またはレーザスキャナライブラリを使用して設 定することが可能です。 設定範囲は 1∼9 回、デフォルトは 3 回です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ デコードデータ照合回数の設定 OBRSetCheckCounter デコードデータ照合回数の取得 OBRGetCheckCounter 読み取り回数 連続読みモードの場合に、設定した回数分読み取りを完了すると、自動的に読み取り待機状態となりま す。 有効回数を、コントロールパネルの「スキャナ設定」、またはレーザスキャナライブラリを使用して、設定す ることが可能です。 設定範囲は 1∼9 回、デフォルトは 1 回です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ OBRSetScanningCounter 連続読み取り回数の設定 OBRGetScanningCounter 連続読み取り回数の取得
2.2.
バーコード UPC-E※1 UPC-A 14 00SMMMMMNNNNNC」 GTIN UPC-B 14 00SMMMMMNNNNNN」 GTIN 規格 UPC-E UPC-E UPC-E addon+2 UPC-E addon+5 桁数 出力フォーマット 備考 (7),8 0MMNNNMC」 最後の M: 0∼2 (7),8 0MMMNN3C」 (7),8 0MMMMN4C」 (7),8 0MMMMMNC」 最後の N: 5∼9 (6),7 MMNNNMC」 最後の M: 0∼2 (6),7 MMMNN3C」 (6),7 MMMMN4C」 (6),7 MMMMMNC」 最後の N: 5∼9 14 0000000MMNNNMC」 GTIN 最後の M: 0∼2 14 0000000MMMNN3C」 GTIN 14 0000000MMMMN4C」 GTIN 14 0000000MMMMMNC」 GTIN 最後の N: 5∼9 (9),10 0MMNNNMCAA」 最後の M: 0∼2 (9),10 0MMMN
バーコード 規格 桁数 3∼ NW-7 出力フォーマット SDDD・・・・・DDDCS」 Max 1∼ 備考 記号の意味は、表 2-2-7 NW-7 を参 照 DDD・・・・・・DDDC」 Max Interleaved 2 2∼ of 5 Max DDD・・・・・・DDDC」 記号の意味は、表 2-2-8 Interleaved 2 of 5 を参照 読み取り桁数は偶数桁のみ Industrial 2 of 2∼ 5 Max DDD・・・・・・DDDC」 記号の意味は、表 2-2-9 Industrial 2 of 5 を参照 読み取り桁数は偶数桁のみ 1∼ Code93 AAA・・・・・・AAA」 Max Code128 Code128 1∼ 参照 AAA・・・・・・AAA」 Max 1∼ 記号の意味は、表 2-2-10 Code93 を 記号の意味は、表 2-2-11 Code128 を参照 SBBB・・・・・BBCS」 Max GS1-128(EA 1∼ N-128) Max 1∼ AAA・・・・・・AAA」 記号の意味は、表 2-
GS1 DataBar Expanded Stacked 1∼74 DD・・・・・DDD」 記号の意味は、表 2-2-17 GS1 1∼41 AA・・・・・AAA」 DataBar Expanded (RSS Expanded を参照 (RSS Expanded Stacked) ※ 1: 読み取り桁数が、カッコの桁の場合は、出力フォーマットに「C」を付加しません。 45
表 2-2-5 WPC F カントリーフラグ M 生産者コード N 商品コード S ナンバーシステムキャラクタ A addon データ 」 終了コード C チェックデジット(mod 10) 表 2-2-6 Code39 A ASCII 変換後データ, B ASCII 変換前データ C チェックデジット(mod 43) チェックデジットなしの場合はデータとなります S スタート/ストップキャラクタ 表 2-2-7 NW-7 S スタート/ストップキャラクタ (a,b,c,d のいずれか) D データ C チェックデジット(mod 16) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-2-8 Interleaved 2 of 5 D データ C チェックデジット(mod 10) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-2-9 Industrial 2 of 5 D データ C チェックデジット(mod 10) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-2-10 Code93 A ASCII 変換後デー
表 2-2-12 GS1-128 (EAN-128) C チェックデジット(mod 47) S スタート/ストップキャラクタ F コード ID(“]C1”,GS1-128 (EAN128)のみ) G GS(1Dh,GS1-128 (EAN-128)のみ) 表 2-2-13 MSI D データ C チェックデジット(mod 10,mod 11) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-2-14 IATA D データ C チェックデジット(IATA) チェックデジットなしの場合は、データとなります P クーポン NO A エアライン NO 表 2-2-15 GS1 DataBar Omnidirectional (RSS-14) / GS1 DataBar Stacked (RSS-14 Stacked) D 数字データ C チェックデジット(mod 10) 表 2-2-16 GS1 DataBar Limited (RSS Limited) D 数字データ C チェックデジット(mod 10) 表 2-2-17 GS1 DataBar Exp
終了コード デコードデータの末尾につける終了コードを、次の 5 種類から選択することが可能です。 • CR • LF • CR+LF • TAB • 終了コードなし デフォルトは「終了コードなし」です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ デコードデータの末尾制御コードを設定 OBRSetSuffixChar デコードデータの末尾制御コードを取得 OBRGetSuffixChar 出力バッファ スキャナは、バーコードを読み取ると、読み取りデータの出力を行います。出力方法には以下の 4 種類が あります。 表 2-2-18 出力方法 OBR バッファ出力*1 キーメッセージ出力 クリップボード出力 キーボード出力*2 説明 レーザスキャナドライバ内のメモリに読み取りデータを出力します。 メモリ内に出力した読み取りデータは、レーザスキャナライブラリを使用して取得しま す。 指定したウィンドウハンドルに対しで、読み取りデータをウィンドウメッセージで出力 します。 ウィンドウハンドルは、レーザスキャナライブラリを使用して指定します。 読み取り結果を一度クリッ
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ 読み取り許可状態の設定 OBROpen デコードデータ出力方式の設定 OBRSetBuffType デコードデータ出力方式の取得 OBRGetBuffType OBR バッファ 1 文字読み出し OBRGetc OBR バッファ 1 コード分のデコードデータの読み出し OBRGets OBR バッファ状態の取得 OBRGetStatus OBR バッファのクリア OBRClearBuff 読み取り完了条件 以下の条件を満たした場合、読み取りを完了します。 • 読み取り成功 • タイムアウト • OBR バッファ許容量オーバー • モジュール異常検出 読み取り完了通知 読み取り完了時に、アプリケーションに対して通知を行います。通知方法は以下の3種類あり、各方法に 対して有効・無効の設定を行うことが可能です。デフォルトは「ウィンドウメッセージによる通知」です。 表 2-2-19 通知方法 ウィンドウメッセージ イベント なし 説明 読み取り完了時に、指定したウィンドウハンドルに対して、ウィンドウメッセージを送 ります。
イベント要因の取得 イベントによる読み取り完了通知を行う場合、読み取りが完了した要因を記録します。記録した要因は、レ ーザスキャナライブラリを使用して取得することが可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ イベントステータスの取得 OBRGetLastEventStatus 50
コード固有の特殊動作設定 Code128 バーコードを読み取ったときに、特定の条件を満たす場合、特殊な動作を行うように設定するこ とが可能です。 表 2-2-21 バーコード種類 Code128 条件 FNC2 を含むバーコード読み取り時 FNC4 を含むバーコード読み取り時 動作 バーコードリーダに FNC2 を含むバ ーコードのデータを一時的に保存 し、これを次のシンボルデータの前 に付加して出力します。※ FNC4 に続く一つのデータキャラクタ の ASCII 値に値 128 を可算します。 連続した二つの FNC4 キャラクタを用 いると、別の連続した二つの FNC4 キ ャラクタを読み取るか、シンボル末尾 にいたるまで、FNC4 に続くすべての データキャラクタの ASCII 値に 128 を 可算します。 ※ 連結後のデータの最大サイズは 98 文字となります。これを超える場合は直前の読取り結果までの連 結データを出力します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ Code128 コードのデコードオプションを設定 OBRSetCode128
2.2.
2.2.
レーザフォーカス 隣り合うバーコードの両方にレーザが照射してしまう状態で、バーコードの読み取りを行うと、どのバーコ ードを読み取ったのかわかりにくいといった場合があります。このような場合、レーザフォーカス機能を有 効にすると、バーコードの読み取り成功時に、読み取ったバーコードをレーザによって指し示し、どのバー コードを読み取ったのかをユーザーに通知します。 レーザフォーカスはレーザスキャナライブラリを使用して、有効/無効の設定が可能です。コントロールパ ネルの「スキャナ設定」でも設定できます。 デフォルトは「レーザフォーカス無効」です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ レーザフォーカスの設定 OBRSetFocus レーザフォーカスの取得 OBRGetFocus トリガキー立上げ トリガキーを電源オン要因に設定しておくと、電源オフしているときにトリガキーを押すと電源をオンするこ とができます。 この設定で、スキャナを使用しているアプリケーション実行中に電源オフして、トリガキーを押すと、電源オ ン→バーコード読み取りを、1アクションで行うことができます。
ノイズフィルタ バーコードの背景色が白い場合は、読み取り時にノイズが発生しやすいため読み取りにくくなります。 このような場合には、フィルタを有効にしてノイズを除去することが可能です。 ただし、最初の1本目のバーが非常に細い場合、ノイズと判断して消去してしまい、バーコードが読めなく なる可能性があります。 必要に応じて、ソフトノイズフィルタの On/Off を設定してください。 ※ ノイズフィルタはソフトノイズフィルタのみ有効です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ ノイズフィルタモードの設定 OBRSetFilter ノイズフィルタモードの取得 OBRGetFilter ノイズフィルタ開始時間の設定 OBRSetFilterOnTimer ノイズフィルタ開始時間の取得 OBRGetFilterOnTimer 55
ゲイン設定 レーザモジュールのゲイン設定を切替えることができます。この設定を切替えると、遠目からのバーコード の読み取りや、高分解能なバーコードの読み取り性能を向上させることができます。 表 2-2-23 ゲイン設定 モード 0 モード 1 モード 2 モード 3 ゲインオート 内容 標準モード。 様々な印字品質のバーコードや、読取条件において、平均的な読取性能を発揮 します。 低感度モード。 低 PCS バーコードに対する読取性能が向上します。 低 PCS バーコード以外の読取性能については、他のモードに比べ低下します。 高感度モード。 遠目からのバーコードの読取性能が向上します。 それ以外の読取性能については、他のモードに比べ低下します。 超低感度モード。 バーの中に白く細い線や点が印字されて見えるバーコードや、スペースの中に 黒く細い線や点が印字されて見えるバーコードに対する読取性能が向上します。 それ以外の条件での読取性能については、他のモードに比べ低下します。 自動切替モード。モード 0∼3 のうち、下記レジストリにより指定されたゲインモード を順次切替ながらスキャンを行います。本モード
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ ゲインコントロールの設定 OBRSetGainControl ゲインコントロールの取得 OBRGetGainControl 57
デコードレベル設定 (デュアルデコーダ) 読取性能を UP するため、本機にはデコードレベル設定機能(デュアルデコーダ)を搭載しています。デコ ードレベル設定には下記のモードがあります。 モード 説明 標準モード 高度モード 標準のデコーダのみ使用して読取を行います。 まず標準のデコーダによりデコードを行い、読取に失敗した場合に限り、新規のデコード ロジックを持った追加デコーダでの読取を行います。(デュアルデコーダ) ■追加デコーダ ・Code39 ・Code128 ・EAN 従来のデコーダでは、バーの太さの2値化または4値化を行う際に、1キャラクタ分の黒 バーと白バーの太さの合計から1モジュールの平均を算出し、これを元に処理しています が、この場合、黒と白のバー太さに大きな差があると正しく読み取りことができません。 そのため、上記追加デコーダでは、黒バーと白バーを分けて計算することにより、黒と白 のバーの太さに差があるバーコードの読取許容範囲を拡大しています。 堅実モード デコードロジックにおいて、下記コードに関するバーの比率チェックを厳しくした状態で 読み取りを行うことにより、スキャンの正確性を
デコーダカスタマイズ 読み取り環境や印刷物の状態などに応じてデコーダをカスタマイズし、読み取り性能を効率よく向上しま す。 通常のデコードロジックの読み取り性能を保持するために、まず通常のデコーダによるデコードを行い、 デコードできなかった場合に、カスタマイズしたデコーダによるデコードを行います。 ※ コントロールパネルから設定することはできません。 表 2-2-24 カスタマイズ要素 要素 Right/Left マージンの閾値変 更 バーの太り・細り補正値変更 内容 Right/Left マージン(バーコード左右の白い部分)として規定され ている閾値を変更します 各バー全体に対して、指定の幅だけ太らせたり、細らせたりして から、デコードします。 太らせる(または細らせる)値は変更可能です。 Right/Left マージンの閾値変更 バーコードが枠に囲まれて印刷されている場合、Right マージンまたは Left マージンが十分に確保されて いないために読み取りができない場合があります。Right/Left マージン閾値を変更することで、以下のよう なバーコードの読み取りが行えるようになります。 表 2
デコーダ学習機能 デコーダ学習機能とは、デコードを行う際の判定基準値や、閾値などのパラメータを自動的に変更するこ とにより、印字品質の悪いバーコードの読取精度を向上させるための機能です。 デコードのパラメータを変更すると、読み取りの特性も変化します。 読み取りの精度悪化を防ぐために、まずは標準のデコーダによるデコードを行い、その次にカスタマイズ デコーダによるデコードを行い、処理完了の時点でデコードできなかった場合にのみ、学習機能によるデ コードを行います。 デコード開始 標準デコード Yes デコード OK? No カスタマイズデコード Yes デコード OK? No 学習機能デコード Yes デコード OK? No デコード失敗 デコード成功 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ OBRSetDecodeLearningMode デコーダ学習機能の設定 OBRGetDecodeLearningMode デコーダ学習機能の設定を取得 60
パラメータの優先度変更機能 デコーダ学習機能において、読み取りに成功したときに使用したパラメータの使用優先順位を繰り上げま す。 これにより、同じ傾向のバーコードを連続して読み取る場合の読取レスポンスを向上させることができます。 パラメータの優先順位は RAM 上のメモリに記録されるため、リセットを実行すると初期状態に戻ります。 誤読防止機能 バーコードの読取りを行う際に、デコード容易性を計算してバーコードの品質ランクを取得します。 もし、品質ランクが低い場合、誤読をしている可能性が高いため読取 NG と判定します。これにより、誤読 の発生率を低下させます。 設定機能 デコーダ学習機能の有効/無効を切り替えることができます。レーザスキャナライブラリ、または設定ファイ ルにより指定できます。 コントロールパネルの「スキャナ設定」でも、有効/無効を設定できます。 ※ 学習機能を有効にすると、印字品質の悪いバーコードに対する読取性能を向上させることができます。 しかし、読み取るバーコードによっては、逆に誤読の可能性が高くなる場合があります。 学習機能を使用する場合は、誤読回避のために、以下の設定も併せて行うよう
学習機能対象パラメータ一覧 学習機能で変更対象となるパラメータは、「デコーダカスタマイズ」で示した 2 つのパラメータと、以下に示 す 8 つのパラメータです。 表 2-2-26 要素 キャラクタ間ギャップの閾値 ガードバー・デリネータの閾値 太細バー判断の閾値 太細バー判断の基準 太細バー判断の判定算出方 法 ノイズフィルタ閾値 キャラクタ間差異の閾値 最大・最小バーの閾値 内容 キャラクタ間ギャップ(複数の黒白バーで構成された各キャラクタ間 の白い部分)を構成するバーのとして規定されている閾値を柔軟に 変更できるようにする。 ガードバー(EAN / JAN / UPC-A の Right / Left / Center ガードバ ー、UPC-E の Right / Left ガードバー)や、デリネータ(Addon 部と Addon 以外のバーとの間にある白い部分)として規定されている閾 値を柔軟に変更できるようにする。 太細バーの判断として規定されている閾値を柔軟に変更できるよう にする。 太細バーの判断を行うための 基準となるのバー(StartBAR / CenterBAR / Margi
2.2.7 動作設定情報ファイル コントロールパネルの「スキャナ設定」で設定した内容は、INI 形式のファイルに保存されます。 設定ファイルの保存場所と名前は、 ¥FlashDisk¥System Settings¥OBRDRV.
CODE39_CHKD チェックデジット計算 0 0 1 CODE39_CHKCH NW 7 Option 大項目 チェックキャラクタ 0 出力 1 小項目 説明 1 範囲 有効最小桁数 2 2 NW7_MAX 有効最大桁数 63 63 NW7_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 0 WPC Addon Option チェックキャラクタ 0 出力 有効 0: 無効 1: 有効 設定内容 Start/Stop コードあり 1: Start/Stop コードなし 0: 無効 1: 有効 0 0: 無効 有効 0 1 NW7_CHKCH 1: 0: 1 チェックデジット計算 無効 初期値 NW7_MIN NW7_CHKD 0: 1 1: WPCADDON_MIN 有効最小桁数 10 10 (固定) WPCADDON_MAX 有効最大桁数 18 18 (固定) WPCADDON_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 0: 先頭の 0 出力あり 1:
IDF Option 大項目 小項目 ITF Option 範囲 初期値 設定内容 IDF_MIN 有効最小桁数 2 2 IDF_MAX 有効最大桁数 67 67 IDF_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 出力フォーマットなし(固定) IDF_CHKD チェックデジット計算 0 1 0: 無効 1: 有効 0: 無効 1: 有効 1 IDF_CHKCH 1 チェックキャラクタ 0 出力 1 ITF_MIN 有効最小桁数 4 ITF_MAX 有効最大桁数 94 94 ITF_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 出力フォーマットなし(固定) ITF_CHKD チェックデジット計算 0 1 0: 無効 1: 有効 0: 無効 1: 有効 4 1 ITF_CHKCH CODE 93 Option 説明 チェックキャラクタ 0 出力 1 1 CODE93_MIN 有効最小桁数 1 3 CODE93_MAX 有効最大桁数 70 70 CODE9
大項目 小項目 説明 範囲 CODE128_MIN 有効最小桁数 CODE128_MAX 有効最大桁数 CODE128_OUTFORMAT ※6 出力フォーマット 初期値 1 2 98 98 0 0 設定内容 0: Full ASCII 変換あり 1 1: Full ASCII 変換なし 2 2: GS1-128(EAN-128)のみ 出力 6 6: GS1-128(EAN-128)のみ 出力 コード ID 出力 10 10: GS1-128(EAN-128)のみ 出力 Fnc→GS 変換 2 2: GS1-128(EAN-128)のみ CODE 128 Option 出力 4 4: GS1-128(EAN-128)コード ID 付加 8 8: GS1-128(EAN-128) Fnc →GS 変換 16 16: Code128 Full ASCII 変換なし 32 32: GS1-128(EAN-128) Full ASCII 変換なし 64 64 Code128/GS1-128(EAN-12 8) FN
IATA Option 大項目 小項目 説明 範囲 初期値 設定内容 IATA_MIN 有効最小桁数 1 4 IATA_MAX 有効最大桁数 65 65 IATA_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 無効 (固定) IATA_CHKD チェックデジット計算 0 0 0: チェックデジット計算なし 1 1: 末尾以外を計算 2 2: クーポン No+データ計算 3 3: データ部のみを計算 4 4 mod10 IATA_CHKCH チェックキャラクタ 1 1 有効 (固定) (RSS-14) Option RSS14_MIN 有効最小桁数 14 14 (固定) RSS14_MAX 有効最大桁数 14 14 (固定) RSS14_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 0: 標準出力 1: A.I.
小項目 READMODE Option Read Mode 大項目 説明 範囲 読み取り方式設定 Control Option LED 設定 出力方式設定 モード 1 2 2: モード 2 3 3: モード 3 128 128: ゲインオート ※7 0: 無効 1: 有効 0: 無効 1 1: 有効 2 2: 有効、失敗時は無効 0: OBR バッファ出力 2 2: キー出力 3 3: クリップボード出力 4 4: キーボードイベント出力 0: 1 1: 2 2: + 3 3: 4 4: 終了コードなし 0: 通常読み 1: 段数読み 0 0 終了コード 0 段数読み Option Option Option Reading MULTISTEP Counter 連続読み(トリガキー有 1: 0 Option ENDCODE Counter 1: 1 0 ブザー設定 Option LEDCTRL Cont
大項目 小項目 KEY 説明 範囲 読み取り開始 SWING 259 1: トリガキーL 2 2: トリガキーR 4 4: マルチキー 振れ角制御モード 8 8: カーソルキーL 16 16: カーソルキーR 32 32: カーソルキーUp 64 64: カーソルキーDown 128 128: ガントリガー 256 256: センタートリガー 0: 制御なし 1 1: 大 2 2: 中 3: 小 0 0 3 Option Focus ※7 FOCUS Option NOTIFICATION レーザフォーカス 読み取り完了 0 0 0: 無効 1 1: 有効 1 1: ウィンドウメッセージ通知 2 2: イベント通知 0: 標準 1 1: 高度(デュアルデコード) 256 256: 堅実 0: 補正なし Option 通知方法※5 LEVEL デコードレベル MARGINCHECK 1 0 0 補正値 1 1: 黒を細く補正 2 2:
設定が優先され、GS1-128(EAN-128)コード ID 付加設定と GS1-128(EAN-128) Fnc→GS 変換設定 は無効となります。 ※ 7:レーザ照射幅の制御における「振れ角大/振れ角中/振れ角小」のいずれかの設定と、ゲイン 設定における「ゲインオート」設定を組み合わせた状態で読み取りを行うと、バーコードの印 字品質によっては、読み取り性能が低下することがあります。「振れ角大/振れ角中/振れ角小」 のいずれかの設定を使用する場合は、ゲイン設定は「ゲインモード 0∼3」のいずれかに設定し て下さい。また、「ゲインオート」の設定を使用する場合は、レーザ照射幅設定は「振れ角制 御なし」に設定して下さい。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザスキャナライブラリ スキャナドライバ全設定の保存 OBRSaveConfigFile スキャナドライバ全設定の変更 OBRLoadConfigFile スキャナドライバの全設定値をデフォルトに設定 OBRSetDefaultSymbology 70
2.2.
2.3 C-MOS イメージャ 2.3.
Code32 (※2) 9 常に有効 常に有効 ※ 1.
表 2-3-2 コード 2D Stacked コード 最小桁数 最大桁数 チェック キャラクタ チェック キャラクタ 出力 常に無効 常に無効 常に無効 常に無効 備考 常に有効 Code49 1 81 常に有効 PDF417 1 2,000 常に有効 MicroPDF 1 366 常に有効 Codablock F 0 200 (※1) 常に有効 常に無効 EAN8 / 13 8 338 Composite 常に有効 常に無効 RSS 2 338 Composite 常に有効 常に無効 UCC / 6 2,361 GS1-128(EAN1 28) Composite 常に有効 常に無効 TLC39 279 常に有効 常に無効 GS1 DataBar 14 Omnidirection al / GS1 DataBar Limited / GS1 DataBar Stacked 常に有効 常に無効 GS1 DataBar 1 20 Expanded / GS1 DataBar Expanded Stacked ※ 1.
2.3.
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ 読み取り方式の設定 IMGSetDecodeMode 読み取り方式の取得 IMGGetDecodeMode シンボルをテキストデータとして読み取り IMGWaitForDecode IMGWaitForDecodeRaw シンボルをバイナリデータとして読み取り 76
2.3.
IMGGetIATA IMGSetITF IMGGetITF IMGSetISBT IMGGetISBT IMGSetMaxicode IMGGetMaxicode IMGSetMicroPDF IMGGetMicroPDF IMGSetMSI IMGGetMSI IMGSetPDF417 IMGGetPDF417 IMGSetQR IMGGetQR IMGSetRSS IMGGetRSS IMGSetTLC39 IMGGetTLC39 IMGSetUPCA IMGGetUPCA IMGSetUPCE IMGGetUPCE IATA(IATA 2 of 5)コードのデコードオプション取得 ITF(Interleaved 2 of 5)コードのデコードオプション設定 ITF(Interleaved 2 of 5)コードのデコードオプション取得 ISBT コードのデコードオプション設定 ISBT コードのデコードオプション取得 Maxicode コードのデコードオプション設定 Maxicode コードのデコードオプション取得 MicroPDF コードのデコードオプション設定 MicroPDF コードのデコードオ
2.3.
2.3.
印字太さ調整機能 バーの太い、もしくは細いシンボルの読み取りを向上する機能です。7 段階で設定することができます。 通常は設定する必要はありませんが、読み取りにくいと感じた場合は、この値を調整すると、読み取りが向 上することがあります。 細い 1 デフォルト 2 3 4 太い 5 6 7 図 2-3 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ 現在の印字太さ調整を取得 IMGGetPrintWeight 印字太さ調整を設定 IMGSetPrintWeight 81
デコードウィンドウ機能 エイマーが照射されている位置を中心にデコード範囲を指定する機能です。一枚の帳票に複数のシンボ ルが印刷されているときに特定のシンボルのみをデコードする場合に有効です。 デコードウィンドウにモード 1、モード 2 を指定した場合は、中心付近のシンボルのみを読み取るように、デ コード範囲が自動的に決定されます。 デコードウィンドウにユーザー設定を指定した場合は、デコード範囲を座標で指定することができます。 表 2-3-7 設定 無効 モード 1 モード 2 ユーザー設定 説明 デコードウィンドウ機能は無効 中心付近の単一シンボルを読み取るのに使用 中心の Composite コードを読み取るのに使用 デコード範囲を座標で指定します 備考 デコードウィンドウを指定してシンボルをスキャンすると、デコードウィンドウにシンボルの一部が含まれた 場合のみ、そのシンボルを読み取ります。下図の場合、シンボル A はデコードウィンドウ内に含まれていな いため読み取りを行いませんが、シンボル B はシンボルの一部が含まれているため読み取りを行います。 読み取りません A 読み取ります B エイマー
デコード白黒反転機能 通常のシンボルとは異なる、黒字に白で印字されたシンボル(白黒反転シンボル)を読み取る機能です。 白黒反転モードを指定すると、白黒反転シンボルを読み取ることができます。 表 2-3-8 設定 白黒反転なし 白黒反転あり 白黒反転なし・あ り両対応 説明 通常のシンボル(白地に黒で印字されたシンボル)を読み取り ます。 白黒反転シンボル(黒地に白で印字されたシンボル)を読み取 ります。 通常のシンボルと白黒反転シンボルの両方を読み取ります。 ただし、読み取りスピードは若干遅くなることがあります。 備考 デフォルト 白黒反転モードを指定すると、通常の反転していないシンボルは読めなくなってしまいますのでご注意く ださい。 QR コード、DataMatrix コード、Aztec コードについては、本設定に関係なく、通常のシンボル、白黒反転 シンボルの両方を読み取ることができます。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ IMGGetDecodeReverse デコードの白黒反転の有無を取得します IMGSetDecodeReverse デコードの白
連結シンボルの自動連結 イメージャはシンボルの連結をサポートしています。 以下の連結シンボルを読み取ると、読み取ったデータは内部バッファに格納され、連結終了シンボル、ま たは、すべての連結シンボルを読み終わった後に、すべてのデータが結合されて出力されます。 ※ 連結シンボルを読む場合は、デコードモードを「通常読み」に設定してください。 デコードモードを「多段読み」または「一括読み」に設定すると、連結シンボルが正しく読めないことが あります。 表 2-3-9 シンボルの種類 Code93 連結対象 先頭データがスペースの Code93 コード Code49 先頭がモード 1(M=1)で 始まる Code49 コード 連結識別子を含む QR Code QR Code 連結方法 1. 先頭がスペースで始まるシンボルを読み取ると、読 み取ったデータは出力されず、内部のバッファに 格納されます。 2. 更にスペースで始まるシンボルを読み続けると、デ ータは読み取った順番に内部バッファで結合され ます。出力はされません。 3.
バイナリデータの読み取り シンボルから読み取ったデータを、通常の文字列としてではなく、バイナリデータとして出力することがで きます。 これにより、暗号化されたデータや画像、音声などのバイナリデータや、NULL 文字によって区切られた文 字列などを読み取ることができます。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ IMGWaitForDecodeRaw シンボルをバイナリデータとして読み取り イメージキャプチャ機能 画像データをキャプチャする機能です。 2 階調もしくは 256 階調のグレースケール画像データとして出力されます。JPEG ライブラリとあわせて使用 することにより、キャプチャした画像を JPEG ファイルとして保存することが可能です。 画像を間引くことにより、解像度を下げて出力することができます。そのときの画像サイズは下表のとおり です。 表 2-3-10 倍率 1/1 倍 1/2 倍 1/4 倍 任意 画像サイズ 752×480 ピクセル 376×240 ピクセル 188×120 ピクセル 指定されたサイズ ※ この機能に関連するライブラリ関数は、
サイン切り出し機能 シンボルとサインを一括してスキャンし、デコードしたシンボルデータと、切り出したサイン画像を同時に出 力する機能です。 サインの位置とサイズは、シンボルの位置を基準に、ユーザーアプリケーション内で指定します。 上下逆さに読み取ったり、斜めから読み取ったりした場合も、シンボルの上方向が画像データの上方向に なるように、補正されて出力されます。 シンボルの中心位置 C M O S サイズ指定 S c a n n e r シンボルの中心からの相対位置を指定 図 2-4 対応シンボル - Code39 - Codabar (NW7) - Code128 - PDF417 - Aztec ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ 切り出し画像を取得 IMGCaptureSign シンボルをテキストデータとして読み取り IMGWaitForDecode IMGWaitForDecodeRaw シンボルをバイナリデータとして読み取り 86
ストリーミング表示機能 スキャナを動作させ続けて、画像を連続表示する機能です。 イメージキャプチャ機能と組み合わせて使用することにより、カメラのファインダとして使用することができま す。 表 2-3-11 項目 画像サイズ 縮小(間引き)指定 切り出しサイズ 階調 フレームレート 値 188×120 ピクセル 1/1 倍、 1/2 倍、 1/4 倍 任意の位置 256 階調グレースケール 最大で 15 fps (※) ※ 周囲の明るさや、システム負荷(動作中のプログラムなどによる)の影響によって変化します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ ストリーミングを開始 IMGStartStream ストリーミング画像を取得 IMGGetStreamData ストリーミングを停止 IMGStopStream イルミネーションとエイマー DT-X8 のイメージャデバイスには、照明用のイルミネーション(赤色 LED)と、読み取り位置を示すエイマー (赤色レーザー)が搭載されています。 イルミネーションとエイマーは、それぞれ、点灯/消灯を指定できます。 イルミネーショ
イメージャ APO イメージャ機能が一定時間使用(シンボル読み取り、イメージキャプチャ、サインキャプチャ、ストリーミン グ)されていなかった場合、自動的にイメージャデバイスの電源を切る機能です。 イメージャ APO 後にイメージャ機能を使用する場合、イメージャデバイスの電源を自動的に入れます。 APO 時間は 0∼1800 秒の範囲で、秒単位に設定することが可能です(デフォルトはイメージャ APO 無効)。 また、イメージャ APO は無効にすることもできます。 イメージャの電源がオフしている間は消費電流が抑えられますが、イメージャの電源オンには数十∼数百 ミリ秒の時間がかかります。このため、APO 時間を短く設定すると、レスポンスが遅く感じられることがありま す。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ IMGSetImagerAPO オートパワーオフタイマ値の設定 IMGGetImagerAPO オートパワーオフタイマ値の取得 フォーカス設定(フルレンジイメージャ制御機能) シンボルのデコード時にオートフォーカス、マニュアルフォーカスを行う機能です。本機能を使用
2.3.6 動作設定情報ファイル コントロールパネルの「イメージャ設定」で設定した内容は、INI 形式のファイルに保存されます。 設定ファイルの保存場所と名前は、 ¥FlashDisk¥System Settings¥IMGSet.
バーコード別の初期値リスト 設定が有効なパラメータは、バーコードによって異なります。 バーコードごとの有効な設定項目については、次に示す初期値リストを参照してください。 [Code39] [UPCE] Enable=0 Enable=0 Min=2 Output Check Digit=0 Max=48 Request Addon=0 Output Start/Stop Code=0 Separate Addon=0 Read On Check Char=0 Append 2Digit Addon=0 Output Check Char=0 Append 5Digit Addon=0 Full ASCII=0 Output System Number=0 Append=0 Expand Version E=0 [Codabar(NW7)] [Interleaved2of5(ITF)] Enable=0 Enable=0 Min=2 Min=4 Max=60 Max=80 Output Start/Stop Code=0 Read On Check Digi
[Code11] [Composite] Enable=0 Enable=0 Min=4 Min=1 Max=80 Max=2435 Read On 2 Check Digit=1 UPCE EAN Composite Enable=0 [ISBT] [Maxicode] Enable=0 Enable=0 Min=1 [RSS] Max=150 Enable=0 Only Carrier Message=0 Min=1 [DataMatrix] Max=80 Enable=0 [Code49] Min=1 Enable=0 Max=1500 Min=1 [QR Code] Max=81 Enable=0 [Code32] Min=1 Enable=0 Max=3500 [PDF417] [Aztec] Enable=0 Enable=0 Min=1 Min=1 Max=2750 Max=3750 [MicroPDF] [TLCode39] Enable=0 Enable=0 Min=1 Max=2750 [CodaBlock
共通動作設定 バーコードの種類に依存しない設定項目です。 表 2-3-13 項目名 設定内容 設定値 初期値 [PrintWeight] セクション 印字太さ調整値の指定 1 から 7 4 Aimer エイマーの照度指定 0 または 100 100 Illumination イルミネーションの照度指定 0 または 100 100 IllumOnScan スキャン中のイルミネーション動作 1 PrintWeight [Intensity] セクション イルミネーション スキャン中点滅 2 イルミネーション スキャン中点灯 [Multi Step] セクション ReadMode 読み取り方式の指定 0:通常読み 0 1:多段読み 2:一括読み ReadTimes 連続読み取り回数の指定 2 から 10 2 Separator 一括読み時の区切り記号指定 文字を int 型にキャスト 0 した値 [Scan Mode] セクション Scan Mode スキャンモードの指定 0:屋外 1 1:屋内(窓際) 2:屋内 3:倉庫 [Decode
Vibrator 読み取り成功時のバイブレータ振動 0:無効 指定 1:有効 1 [Decode Window] セクション Enable デコードウィンドウのモード設定 0:無効 0 1:モード 1 2:モード 2 16:ユーザ設定 Left デコードウィンドウの左端座標 0∼751 の範囲で指定。 0 Top デコードウィンドウの上端座標 0∼479 の範囲で指定。 0 Right デコードウィンドウの右端座標 0∼751 の範囲で指定。 751 Bottom デコードウィンドウの下端座標 0∼479 の範囲で指定。 479 デコード白黒反転機能のモード指定 0:白黒反転なし 0 [Decode Reverse] セクション Enable 1:白黒反転あり 2:白黒反転あり・なし両 対応 93
2.3.7 他デバイスとの同時使用 イメージャのデコード機能、ストリーミング機能、イメージキャプチャ機能と、他デバイスとの同時使用の可 否を以下に示します。 表 2-3-14 デバイス USB Bluetooth 無線 LAN 使用可否 ○ ○ ○ ○:同時に使用可能です。 ×:同時に使用しないでください。 2.3.
2.4 NFC (Near Field Communication) 基本仕様 2.4.
IC カードの検索方式について 以下の検索方式があります。 検索方 式 通常起 動 多段起 動 内容 使用用途 1 個の IC カードを起動します。以下の条件で検索を終了 します。 ・ 1 個の IC カードを発見 ・ タイムアウト時間経過 ・ 指定されたコールバック関数が FALSE を返した場合 ・ ポーリング停止関数が実行された場合 指定されたコールバック関数が TRUE を返している間、連 続して IC カードを起動します。一度起動したことのある IC カードを再び起動することはありません。1 個の IC カ ードを起動する度に、アプリケーションに制御が返りま す。アプリケーションは本関数を繰り返し実行することに より、最大 100 個までの IC カードの起動を行います。以 下の条件で検索を終了します。 ・ 1 個の IC カードを発見 ・ タイムアウト時間経過 ・ 指定されたコールバック関数が FALSE を返した場合 ・ ポーリング停止関数が実行された場合 1 個の IC カードと通 信を行うシンプルな 方式で、通常は、この 検索方式を使用しま す。 商品の棚卸のように、 IC カー
※4 一括起動可能な最大枚数について、TypeA は 4 枚、FeliCa と ISO15693 は 2 枚となります。 カードポーリング時の省電力制御 電波の送信間隔を長めに調整した状態で、IC カードを検索することで、消費電力を抑えることができ ます。ただし、送信間隔が長くなるため、IC カードの検出レスポンスが低下します。長時間連続して IC カードの待ち受けを行う場合に使用してください。 データ通信機能 ポーリング機能によりカードを起動させると、データ通信が可能となります。カードに対して送信した コマンドに対する応答情報の受信が完了するか、タイムアウト時間が経過すると通信を終了します。通 信が成功した場合、カードは起動したままとなるため、他のデータ通信を連続して行うことができます。 表 2-5-1 機能 カードポ ーリング 機能 説明 通信可能範囲内にある IC カードを検索し、カー ドを発見した場合、カー ドを起動して応答情報を 取得します。 データ 通信機能 起動に成功したカードと データ通信を行うことが できます。 動作終了条件 ・カードの起動に成功し、カード情 報の取得が完了した時
以下に、NFC モジュールと IC カードのデータ通信の例を示します。 NFCモジュール ICカード デバイスオープン モジュール電源ON 電波送信開始 カード検索 / 起動コマンド カードポーリング カード起動 応答 データ送信 応答 データ通信 データ送信 応答 電波送信停止 カード停止 電波送信停止 デバイスクローズ モジュール電源OFF ※ NFC モジュールの電源 ON 中は、ほとんど電力を消費しません。 また、電源 ON 動作には時間がかかるため、アプリケーション起動時にあらかじめデバイスをオープン してください。IC カードと通信を開始するときはカードポーリング動作からの通信を行い、アプリケーシ ョン終了時にデバイスをクローズしてください。 98
2.4.3 拡張機能 電波自動停止タイミング通知 電波の自動停止が有効な場合、カードポーリング機能によりカードの起動に成功した後、一定時間カード とデータ通信を行わなかったとき、電波を自動的に停止します。このとき、ユーザアプリケーションに対し、 電波が停止したタイミングをウィンドウメッセージかイベントにより通知することができます。本通知機能の 有効・無効設定は切り替えが可能であり、初期設定は通知機能無効となります。 2.4.
2.5 USB 2.5.1 基本仕様 USB 切り替え • USBFunction/Host の切り替えを行います。 • USBFunction/Host の切り替えは、I/O ボックスからの信号によって行います。アプリケーションから切り 替えることはできません。 • I/O ボックスに USB デバイスが接続され、本体が USB デバイスを認識している間では、切り替えは行わ ないでください。 • 現在の USBFunction/Host の状態は、コントロールパネルの「USB 接続状態」で確認すること可能で す。 USB Function • • • • USB 1.1 フル・スピードをサポートします。 PC 側の”wceusbsh.dll”と通信を行います。 ActiveSync を使用して PC と接続・通信を行うことが可能です。 FLCE/LMWIN を使用して通信を行うことが可能です。(ActiveSync を無効にして下さい) USB Host • • • • • USB 1.
2.5.2 COM ポート USB で使用する COM ポートは以下のとおりです。 表 2-6-1 USB Function USB-MODEM 2.5.
2.6 Bluetooth 2.6.
2.6.
2.6.
2.6.5 通信手順 Bluetooth を使用した通信の基本的な手順は、以下のとおりです。 1. Bluetooth の初期化 Bluetooth ツール、または Bluetooth ライブラリを使用して、初期化を行います。 Bluetooth モジュールの電源が ON になり、Bluetooth プロトコルスタックの初期化を実行します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetooth ライブラリ Bluetooth プロトコルスタックの初期化 BTInitialize 2. デバイスの探索 Bluetooth ツール、または Bluetooth ライブラリを使用して、デバイス探索を行います。 デバイス探索用の電波を送信し、周囲にある使用可能な Bluetooth 機器から機器情報を取得しま す。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetooth ライブラリ 接続する Bluetooth 機器のデバイス情報の取得 BTGetDeviceInfo 3.
5. Bluetooth の接続 Bluetooth ツール、または Bluetooth ライブラリを使用して、Bluetooth を接続します。 Bluetooth 接続完了後は、切断を実行するまで選択したプロファイルを使用して Bluetooth 通信を行 うことが可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetooth ライブラリ Bluetooth 仮想シリアルプロファイルで接続を実行 BTConnectSerial Bluetooth ヘッドセットへの接続を実行 BTConnectHeadset 6. Bluetooth の切断 Bluetooth ツール、または Bluetooth ライブラリを使用して、Bluetooth 接続を切断します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetooth ライブラリ Bluetooth 仮想シリアルプロファイルの接続を切断 BTDisconnectSerial Bluetooth ヘッドセットとの接続を切断 BTDisconnectHeadset 7.
2.6.
2.6.8 無線 LAN との同時使用 Bluetooth と無線 LAN は同一の周波数帯域(2.4GHz ISM バンド)を使用するため、原則として同時使用は できません。ただし、以下の点に留意することにより、各通信デバイスの電源を OFF しない場合でも電波 干渉の影響を小さくする事が可能です。 相手 BT 機器が AFH をサポートしている場合(AFH 機能を使用) 1. サイト設計時に Bluetooth が使用する周波数帯域と無線 LAN 周波数帯域を明確に分離してくださ い。 2. AFH を自動設定で使用した場合、AFH 機能の特性上、無線 LAN が使用する周波数帯域に影響を与 えます。Bluetooth 接続ツールを使用して、Bluetooth が避けるべき周波数帯域(無線 LAN が使用す る周波数帯域)を指定してください。 3.
2.7 無線 LAN 802.11b および 11g は 2.4GHz 帯の、免許不要で使用可能な ISM(Industry、Science、Medical)バンド の電波を利用し、近距離の通信を行います。 デバイス名について DT-X8 では、DeviceIoControl()を使用して無線 LAN ドライバのデータを取得する場合に使用するデバイ ス名は SDIO86861 となります。 2.7.
2.7.
2.7.3 ローミング 2 つ以上の同一 SSID のアクセスポイントが存在する環境下で、自動的に接続するアクセスポイントを切り 替えます。 1. 通信可能なアクセスポイントを探索し、それぞれのアクセスポイントの電波状態をリスト化 2. 現在接続しているアクセスポイントと、リスト内のアクセスポイントの電波状態を比較 3. 比較の結果、リスト内のアクセスポイントの方が電波状態が良い場合は、当該アクセスポイントにローミ ング要求 4.
切断処理 以下の場合、アクセスポイントとの無線接続を切断します。切断の判断およびローミング処理はモジュー ル内のファームウェアが行います。 1. 他の電波使用機器からの干渉、ノイズ、同一または隣接チャネルでの無線 LAN 通信などにより、周囲 の電波状況が悪くなった場合。 2. アクセスポイントとの距離が離れすぎた場合や、障害物により電波強度が弱くなった場合 3.
2.7.5 動作設定情報ファイルによる無線設定 動作設定情報ファイルを使用して、無線 LAN 設定のデフォルト値を設定することが可能です。 動作設定情報ファイルを DT-X8 に配布することで、無線 LAN の設定を簡単に行うことが可能です。 動作設定情報ファイルは、”¥FlashDisk¥System Settings¥WLANCFG.
ファイルフォーマット ファイルフォーマットは、以下の INI ファイル形式です。 • 動作設定情報ファイルの最大サイズは 60Kbyte です。 • 行頭が ; の行はコメントとみなします。(行の途中からはコメントとはみなしません。) • KEY と VALUE の区切りは”=”です。スペース、タブなども KEY や VALUE に含みます。 “SSID=□tunami”と=の後にスペースを入れた場合には、SSID の値はスペース+tunami となります。 • 行の最後は CR または CR/LF です。 • 行の最大長は 256Byte です。 • セクション名、KEY、VALUE 共、大文字、小文字を区別しません。 [WLAN]セクション 無線 LAN 全体の設定を行います。 表 2-9-1 キー WLANPOWER POWERSAVE WLANCFG RoamingRSSILevel RoamingAvailableTime RoamingRSSISpan BandConfig MAX_SCAN_TIME SCAN_CHANNELS WLAN_CFG_TOOL 設定値 無線 LAN 電源
[STATIC]セクション 内蔵デバイスが接続するアクセスポイントを指定します。 接続する内容により、設定内容が異なります。 表 2-9-2 キー SSID ADHOC WEP KEYINDEX KEYDATA SECURITY AUTH WEP_OPEN_KEYINDEX WEP_OPEN_KEY WPA_PEAP_USER WPA_PEAP_PASS WPA_PEAP_DOMAIN WPA_PEAP_VALIDATESERVER WPA_TLS_USER WPA_TLS_DOMAIN WPA_TLS_VALIDATESERVER WPA_TLS_CERTIFICATE WPA_PSK_KEY 設定値 SSID を指定します。 インフラストラクチャ/アドホックの指定をします。 1:インフラストラクチャ 0:アドホック WEP の有無を指定します。 1:WEP 無し 0:WEP 有り WEP キーの INDEX を、0∼3 の範囲で指定します。 暗号化した WEP キーデータを指定します。 40 ビット WEP の場合は 20 バイト 108 ビット WEP の場合は 52 バイト 無線 L
キー WPA2_PEAP_USER WPA2_PEAP_PASS WPA2_PEAP_DOMAIN WPA2_PEAP_VALIDATESERVER WPA2_TLS_DOMAIN WPA2_TLS_VALIDATESERVER WPA2_TLS_CERTIFICATE WPA2_PSK_KEY 設定値 WPA2_PEAP のユーザー名を指定します WPA2_PEAP のパスワードを指定します WPA2_PEAP のドメインを指定します。 WPA2_PEAP のサーバ証明書の有効無効を指定します 0:サーバ証明書無効 1:サーバ証明書有効 WPA2_TLS のドメインを指定します WPA2_TLS のサーバ証明書の有効無効を指定します 0:サーバ証明書無効 1:サーバ証明書有効 WPA2_TLS のクライアント証明書のフレンドリ名を指定します WPA2_PSK のキーを指定します。(16 バイトから 128 バイト) STATIC セクションの設定例 WEP 接続の接続例(DT5200 との互換を考慮した設定) [STATIC] SSID=tunami ADHOC=0 WEP=1 KEYINDEX=0
WPA/TLS 接続の設定例 [STATIC] SSID=tunami SECURITY=WPA AUTH=TLS WPA_TLS_USER=user WPA_TLS_DOMAIN=domain WPA_TLS_CERTIFICATE=certname WPA_TLS_VALIDATESERVER=1 117
[TCPIP]セクション 内蔵デバイスの IP アドレスの設定を行います。 表 2-9-3 キー DHCP IPADDRESS SUBNETMASK DEFAULTGATEWAY DNS1 DNS2 WINS1 WINS2 設定値 DHCP の有効/無効を指定します。 1:DHCP 有効 0:DHCP 無効 DHCP 有効を指定した場合には、以下の設定は無効となります。 IP アドレスを指定します サブネットマスクを指定します。 デフォルトゲートウェイを指定します。 プライマリ DNS サーバアドレスを指定します。 セカンダリ DNS サーバアドレスを指定します。 プライマリ WINS サーバアドレスを指定します。 セカンダリ WINS サーバアドレスを指定します。 動作設定情報ファイルの例 動作設定情報ファイルの標準的な記述例は、以下のとおりです。 [WLAN] WLANPOWER=1 POWERSAVE=1 WLANCFG=1 BandConfig=1 RoamingRSSILevel=-78 RoamingAvailableTime=15 RoamingRSSISpan=1 MAX_SCAN_T
2.8 電源制御 2.8.1 低電圧監視制御 低電圧検出レベルには、以下の 4 つがあります。 表 2-9 レベル VDET1 VDET2 VDET3 内容 主電池電圧低下警告 主電池電圧低下 OFF 主電池電圧低下緊急 OFF カード電圧低下 OFF VDETCF 動作 主電池低下警告表示 電源 OFF 緊急 OFF 次回立ち上げ − レジューム(立上げ時警告あり) ウオームブート(立上げ時警告あり) 電源 OFF レジューム(立上げ時警告あり) メインバッテリ メインバッテリの状態とレベルを以下に示します。 表 2-10-2 表記 詳細 状態 外部 外部電源 外部電源が供給されていて、充電が完了している状態 レベル 充電 通常 1 充電中 メインバッテリ O.K.
ユーザー通知方法 メインバッテリ、またはサブバッテリが「残りわずか」の状態になると、システムは WM_POWERBROADCAST メッセージで通知します。メッセージの詳細は下表のとおりです。 表 2-10-4 電池種別 Message wParam lParam メインバッテリ WM_POWERBROADC AST WM_POWERBROADC AST PBT_APMBATTERYLOW 0 PBT_APMOEMEVENT SUBBATTERYLO W サブバッテリ #define WM_POWERBROADCAST #define PBT_APMBATTERYLOW #define PBT_APMOEMEVENT 通 知 間 隔 5秒 5分 0x0218 0x0009 0x000B サブバッテリ検出時は lParam に下記値が入ります。 #define SUBBATTERYLOW 0x0200 アプリケーションから電圧監視を行う場合は、GetSystemPowerStatusEx2() API を使用します。 取得可能な値を以下に示します。 表 2-10-5 ACLi
2.8.
2.8.
2.8.
2.8.
2.8.
2.8.
SysSetVirtualOffMode(ENABLE) SysDisablePowerOff 通常モード 擬似オフモード SysDisableAPO ON 状態 SysSetVirtualOffMode(DISABLE) SysEnablePowerOff ▲1 PBT_APMSUSPEND SysEnableAPO タッチパネル OFF キーロック ディスプレイ OFF オーディオ OFF 現在の CPU モードを取得 タッチパネル ON キーロック解除 ディスプレイ ON オーディオ ON CPU モードを前の状態に戻す CPU モードを POWERSAVE に変 更 PBT_APMRESUMESUSPEND 擬似オフモード OFF 状態 図 2-7 注意点 擬似オフモード中に電圧低下警告メッセージ(PBT_APMBATTERYLOW)を受け取った場合、アプリケー ションは擬似オフモードから抜けて、操作者に警告を行うようにしてください。そのままの状態で使用を続 けると、電池電圧の低下による電源 OFF(本来の電源 OFF)が発生します。これが原因で操作者に混乱を 与えたり、擬似オフ
2.8.
※VOFF で個々のデバイスは以下の状態に入ります。 表 2-10-9 デバイス 表示 キー 無線 LAN Bluetooth IrDA USB スキャナ 2.8.
2.8.
2.9 セキュリティ 2.9.1 本体パスワード設定 Windows Embedded CE に搭載されているパスワード設定です。 コントロールパネルの「パスワード」を使用して設定します。 2.9.2 日付と時計プロパティのパスワード設定 ユーザーが本体の日付と時計設定を変更できないように、コントロールパネルの「日付/時刻」を開くため のパスワードを設定することが可能です。Windows フォルダの下の PASSTOOL を使用して設定します。 パスワードは、個別 ID 設定などとともに FlashROM に格納します。 2.9.
3.
3.
3.
3.
WPA については、PSK、EAP-PEAP、EAP-TLS の認証が設定できます。 PSK については、Key を設定します。 図 3-5 EAP-PEAP、EAP-TLS については、EAP-Properties ボタンを押すことで、User name, Domain Validate server 等が設定できます。 図 3-6 136
[WLAN]タブ WLAN の基本設定を行います。無線電源、パワーセーブ、無線電波規格およびローミング閾値が設定で きます。 図 3-7 [詳細]タブ その他の詳細設定を行います。無線の設定と無線状態表示をどのアプリケーションで設定するかを指定 できます。NetUI とは、MS tools の名前です。また、アドホック接続、推奨しないセキュリティ設定の許可お よび設定ファイルのコメントを設定することができます。 図 3-8 137
高度な設定 ボタン 無線周波数設定と、ローミング動作に関する設定ができます。 図 3-9 バージョン ボタン 図 3-10 設定を変更し、OK ボタンを押すと以下の確認画面が表示され、設定したタブごとの内容を設定ファイル に保存するかしないかを指定できます。この画面でさらに OK ボタンを押すと端末が再起動し、設定された 内容で無線が動作します。キャンセルを押すと設定ファイルへの保存は設定どおりに行いますが、端末 は再起動しないので、次回端末をリセットするまで、設定内容は反映しません。 図 3-11 138
既存(Microsoft 標準)設定 既存(Microsoft 標準)設定画面は、以下の手順で表示することが出来ます。 1. CASIO オリジナル設定の[詳細]タブで、「無線 LAN 状態表示/LAN 管理ツール」の NetUI/NetUI を選 択し、[OK] ボタンを押します。 2. コントロールパネルの「WLAN 電源設定」で、WLAN の電源を入れます。 すると、タスクバーに、下図のアイコンが表示されます。 図 3-12 3.
詳細設定... ボタン 詳細設定画面を表示して、無線 LAN 接続の詳細設定を行います。 記録... ボタン 無線 LAN 接続の動作ログを表示します。 ワイヤレスプロパティ画面 図 3-14 ネットワーク名(SSID) ネットワーク(SSID)の名前を指定します。 これは adhoc ネットワークです AdHoc モードで通信を行う場合は、チェックボックスをオンにします。 ただし、接続の問題が発生するため AdHoc モードの使用は推奨しません。 暗号化 暗号化の種類を 無効 、 WEP から選択します。 “WEP”を選択した場合は、以下の項目に必要に応じて適切な値を指定します。 • 認証 • ネットワークキー • キーインデックス • キーが自動的に提供される • 802.
詳細設定画面 図 3-15 Windows を使用して設定を構成する ネットワーク設定の構成に Windows を使用する場合は、チェックボックスをオンにします。 その場合、以下の項目に必要に応じて適切な値を指定します。 • 優先するネットワーク • 優先されていないネットワークに自動的に接続する • アクセスするネットワーク 141
3.
3.
3.6 PC との接続 PC との接続方法を設定します。 図 3-18 PC にケーブル接続をする I/O ボックス経由で PC と ActiveSync 接続を行う場合は、チェックボックスをオンにします。 接続方法の変更...
3.
3.8 アプリケーションの削除 インストール済みのプログラムを削除します。 図 3-22 削除するアプリケーションを一覧から選択し、 削除 ボタンを押してプログラムを削除します。 ※ 本体 ROM 内蔵のプログラムは削除できません。 3.
ユーザーエージェント ユーザーエージェントを選択します。 全画面表示で起動する 次回起動時に全画面表示をする場合は、チェックボックスをオンにします。 キャッシュサイズ キャッシュサイズを、KB 単位で指定します。 キャッシュのクリア(A) ボタン キャッシュをクリアします。 履歴のクリア(T) ボタン 履歴をクリアします。 [接続]タブ 図 3-24 LAN を使用(E) 接続に LAN を使用する場合は、チェックボックスをオンにします。 自動ダイヤル名(A) LAN を使用しない場合の自動ダイヤル名を選択します。 プロキシサーバを使用してインターネットにアクセスする(I) インターネットのアクセスにプロキシサーバを使用する場合は、チェックボックスをオンにします。 その場合、以下の項目に必要に応じて適切な値を指定します。 • アドレス • ポート • ローカルアドレスにはプロキシサーバを使用しない 147
[セキュリティ]タブ 図 3-25 インターネット 、 ローカルイントラネット 、 信頼されたサイト 、 制限付きサイト 、それぞれのゾーンご とのセキュリティを設定します。 サイト(I)... ボタン サイト追加画面を表示して、ゾーンにサイトを追加します。 設定(S)...
[プライバシー]タブ 図 3-26 プライバシーレベル プライバシーレベルを選択します。 既定(D) 設定内容をデフォルトの値に戻します。 詳細設定(A) プライバシー詳細設定画面を表示して、プライバシーの詳細設定を行います。 サイト(S) サイト選択画面を表示して、サイトごとのプライバシー設定を行います。 [詳細設定]タブ 図 3-27 それぞれの項目の有効/無効を、必要に応じて指定します。 TVStyle やソフトインプットパネルの表示/非表示の設定は、ここで行います。 149
[ポップアップ]タブ 図 3-28 ポップアップを禁止(B) ポップアップを禁止する場合は、チェックボックスをオンにします。 例外(E)....
3.
3.
[デバイス名]タブ 図 3-32 デバイス名 デバイスの名前を指定します。 デバイスの名前に空白を含めることはできません。 デバイスの説明 デバイスの説明文を指定します。 [著作権]タブ 図 3-33 OS の著作権情報を表示します。 153
3.12 ターミナルサーバーのクライアントライセンス ターミナルサービスクライアントの認証ライセンスを表示します。 図 3-34 ライセンスの登録(L) ターミナルサービスのライセンスを指定します。 削除 ボタン 指定のターミナルサービスライセンスを削除します。 登録...
3.13 ダイヤル テレフォニー設定を行います。 図 3-35 発信元(L) 設定対象のテレフォニー情報を選択します。 新規… ボタン 新しい発信元を作成します。 削除 ボタン 発信元を削除します。 市外局番 市外局番を指定します。 国/地域番号 国/地域番号を指定します。 トーン / パルス 回線の種類を選択します。 キャッチホン機能の解除 キャッチホン機能を解除する場合は、チェックボックスをオンにします。 ダイヤル キャッチホン機能を解除するダイヤルを指定します。 編集...
3.
新しい接続の作成画面 1. 接続情報の設定 図 3-37 接続の名称と種類を指定して、 次へ ボタンを押下します。 2.
3.
接続設定画面 [IP アドレス]タブ 図 3-40 IP アドレスを DHCP サーバーから取得 DHCP サーバーを使用する場合に、チェックします。 IP アドレスを指定 DHCP サーバーを使用せず、直接 IP アドレスを指定する場合に、チェックします。 この場合、”IP アドレス”、”サブネットマスク”、”デフォルトゲートウェイ”を指定する必要があります。 [ネームサーバー]タブ 図 3-41 必要に応じて、”プライマリ DNS”、”セカンダリ DNS”、”プライマリ WINS”、”セカンダリ WINS”を指定しま す。 159
3.15 バージョン情報 OS、ブートセクション、ローダー、およびサービスパックのバージョンを表示します。 図 3-42 3.
3.
3.
[設定]タブ 図 3-46 電源設定(P) 設定対象の電源設定を バッテリ電源 、 AC 電源 から選択します。 状態をユーザーアイドルに変更(U) ユーザーアイドル状態に移行するまでの時間を選択します。 状態をシステムアイドルに変更(Y) システムアイドル状態に移行するまでの時間を選択します。 ※ ユーザーアイドル・システムアイドルは、設定された時間に OS 内部でイベントが発生し、周辺デバイス に対してスリープやスタンバイ状態にするためのものです。 ※ DT-X8 においては、必要なときにデバイスに電源を入れ、使用後には電源を切るという省電力設計に なっているため、上記の設定をしてもシステム的に状態は変わりません。(CPU は上記設定に関係なく、 実行プロセスがなくなればアイドル状態になり、消費電流を抑えます) 状態をサスペンドに変更(S) サスペンド状態に移行するまでの時間を選択します。 サスペンドは、実行するべきプロセスがなく、キー入力やタッチパネル押しなどのアクティビティが無くなっ て、本体電源が OFF するまでの時間を示しています。 オートパワーオフまでの時間は、 状態をユーザーアイドルに変
[デバイスの状況]タブ 図 3-47 デバイスの電源レベルを表示します。 164
3.
3.
3.
3.22 スキャナ設定 スキャナデバイスの設定を変更します。 ※ 設定パラメータの詳細は、「2.
[スキャナ動作/スキャナ動作 2]タブ 図 3-54 図 3-55 169
コード読み取り時の、以下のスキャナ動作を指定します。 • 読取方法 • 振れ角モード • レーザフォーカス • 出力先バッファ • 追加コード • デコードレベル(デュアルデコーダ) • 読取動作 • フィルタ • 照合回数 • 読取回数 • タイムアウト時間 • フィルタ開始時間 • ゲイン • 学習機能 [読取通知]タブ 図 3-56 以下の読み取り通知方法を指定します。 • LED 点灯 • ブザー音 • バイブレーター振動 170
[読取キー]タブ 図 3-57 以下のトリガキーの有効/無効を設定します。 • 左トリガキー • 右トリガキー • 左キー • 右キー • 上キー • 下キー • センタートリガー • トリガーグリップ 171
[その他]タブ 図 3-58 OBR キャリブレーション ボタン OBR キャリブレーション画面を表示して、レーザスキャナ振れ角の調整を行います。 ※ レーザスキャナ振れ角は、工場出荷時に調整されています。振れ角がずれてしまったと思われる場合 にのみ、この機能で調整してください。 デフォルト設定に戻す ボタン 設定内容を無効にして、すべてデフォルトの状態に戻します。 ログ情報を取得する ボタン スキャナ部、デコード部それぞれのログ情報を取得します。 ログファイルの名称は、以下のとおりです。 スキャナ部: ¥ObrLog.dat デコード部: ¥DecodeLog.
3.23 イメージャ設定 C-MOS イメージャデバイスの設定を変更します。 ※ 設定パラメータの詳細は、「2.
[詳細設定] タブ 図 3-62 読み取り対象コードの有効/無効と、読み取り有効桁数の最小値と最大値を指定します。 174
[デコード] タブ 図 3-63 デコードウィンドウ 通常(全体読み取り) 、 中心付近の 1D/2D コード 、 中心付近の Composite コード から選択します。 デコードウィンドウに通常以外を指定した場合は、中心付近のシンボルのみを読み取るように、デコード範 囲が自動的に決定されます。 デコード熟考度 “Very Quick”、”Quick”、 Normal 、 Deliberate 、 Very Deliberate から選択します。 Deliberate 、 Very Deliberate を指定した場合、より多くのシンボル読み取りが可能になりますが、デコ ードのスピードは遅くなります。 印字濃度 バーの太い、もしくは細いシンボルの読み取りを向上する機能です。7 段階で設定することができます。 通常は設定する必要はありませんが、読み取りにくいと感じた場合は、この値を調整すると、読み取りが向 上することがあります。 特殊コード読み取りサポート(白黒反転コード) 通常のシンボルとは異なる、黒字に白で印字されたシンボル(白黒反転シンボル)を読み取る機能です。 白黒反転モードを指定すると、白
[露光・照明] タブ 図 3-64 エイミング強度設定 読み取り位置を示すエイミング LED の強度を設定します。 イルミネーション LED 照明用に使用するイルミネーション LED の強度を設定します。 176
[連続読み] タブ 図 3-65 読み取り方式(通常読み/多段読み/一括読み)の指定と、関連する項目を設定します。 [システム] タブ 図 3-66 Scanner APO イメージャ機能(シンボル読み取り、イメージキャプチャ、サインキャプチャ、ストリーミング)が一定時間使 用されなかった場合、自動的にイメージャの電源を OFF するまでの時間を設定します。 0 を指定すると、自動電源 OFF をしなくなります。 トリガーによるデバイスの電源オフ オンに設定すると、トリガキーを押したときに、本体の電源を ON します。 177
[IMGRead] タブ 図 3-67 アプリケーションプログラム IMGRead(イメージスキャナ読み込み)に関する設定です。 タイムアウト 読取タイムアウト時間を設定します。 250∼10000(ミリ秒)の範囲で、250 ミリ秒単位で指定できます。 スキャン実行中に、トリガキーを離すか、タイムアウト時間が経過すると読取が停止します。 追加出力 出力結果の末尾に追加する文字(キー入力)を設定します。 読取通知 読取完了時の通知方法を設定します。 出力方式 読取完了時の出力方式を設定します。 178
[バージョン情報] タブ 図 3-68 バージョン情報を表示します。 179
3.
[表示]タブ 図 3-70 配色(S) デスクトップの配色を選択します。 登録(V)...
3.
3.
[メモ]タブ 図 3-74 メモ 任意の内容を指定します。 メモを表示する 起動時にメモを表示する場合は、チェックボックスをオンにします。 [ネットワーク ID]タブ 図 3-75 ユーザー名 ネットワークリソースのアクセスに使用するユーザー名を指定します。 パスワード ネットワークリソースのアクセスに使用するパスワードを指定します。 ドメイン ネットワークリソースのアクセスに使用するドメインを指定します。 184
3.27 証明書 信頼する証明書を編集します。 図 3-76 証明書の種類を 信頼機関 、 自分の証明 、 他の機関 から選択します。 インポート(I)...
3.28 地域 地域/数値/通貨/日付/時刻の表示方法や書式を設定します。 [地域]タブ 図 3-77 ロケールを選択します。 カスタマイズ(C)...
[入力]タブ 図 3-79 既定の言語を、リストのチェックボックスをオンにして選択します。 187
3.
3.30 入力パネル 現在の入力方法や、オプションを変更します。 図 3-81 現在の入力方法(M) 現在の入力方法を選択します。 コンボボックスで選択した入力方法が、入力パネルのデフォルトになります。 オプション(O)...
3.
[バックライト]タブ 図 3-84 バックライトを自動的に減光 バッテリ使用時の自動減光有効/無効と、有効の場合の減光までの時間を指定します。 バックライトを自動的にオフ バッテリ使用時/外部電源使用時の自動オフ有効/無効と、有効の場合のオフまでの時間を指定します。 ※ 自動減光とバックライトオフの両方を設定した場合は、設定時間の短い方が有効となります。 [バージョン情報]タブ 図 3-85 バージョン情報を表示します。 191
4.
※ 3 テキストエディタは[スタート]-[プログラム]にありません。¥Program Files¥CASIO¥DEMO にある BuzzerDemo.
4.1 Internet Explorer インターネットやイントラネットの Web ページを表示することができます。 メニュー画面 図 4-1 • IE 6.0 for Windows Embedded CE モジュールを採用しています。 • Kerberos、TLS Ver. 1.0、SSL Ver. 2.0 and 3.0、SGC をサポートします。 • JScript5.
ツールバー構成 表 4-1-2 項目 戻る 機能 直前に表示していたページに戻る 進む 戻る前に表示していたページに移動する 最新の情報に更新 現在のページを、最新の情報に更新 ホームページ ホームページに戻る お気に入り お気に入りメニューの表示 195
4.2 Cmail メールを送受信することができます。 図 4-2 送信機能 • SMTP サーバサポート SMTP、SSL 認証をサポートします。 • LAN 接続/ダイアルアップ接続のサポート • 定型文入力補助 予め、送信、返信の時に利用する定型文を Format.txt ととして¥Program Files¥CASIO¥Cmail に置い ておくと、TextEditer.exe を起動し、必要な定型文をコピー&ペーストで取得することができます。 • アドレス帳 送信先名とアドレスを管理する簡易アドレス帳機能が利用できます。 • ファイルの添付機能 本アプリケーションは、モバイルカメラ、ボイスメモ、メモツールより、それぞれのファイルを添付ファイル としてつけた状態の送信画面を起動できます。また、複数指定する場合は、「|」で区切ります。 コマンドライン例:mailto:?Attach=¥temp¥hoge.
受信機能 • POP3 サーバサポート APOP、SSL 認証をサポートします。 • フィルタ機能 条件を設定し、受信メールを選択できます。 • 新規メールの自動確認 複数のアカウントに対して、新規メールを定時間毎に確認することができます。 表示及びその他機能 • 件名、差出人、受信日付を表示する それぞれの項目で、降順、昇順でのソートを行うことができます。 • 検索 受信したメールの本文中やアカウント内の全てのメールから特定の文字列を本文に含むメールを検索 することができます。 「ファイル」メニュー ファイル項目 197
・アカウント詳細 ・ダイアルアップ詳細 198
・メッセージの作成 「宛先」ボタンを押すとアドレス帳から選択することができます。 件名、Cc,Bcc、添付等を入力し OK ボタンを押すと本文作成画面が表示されます。 ・本文の作成 • 送信ボタンを押すとメールを送信します。 • 「i」ボタンを押すと送信情報画面に戻ります。 • 「F」ボタンを押すとアプリケーションと同一のフォルダにある定型文が保存されている「Format.txt」ファ イルが TextEdit.
・アカウント設定 受信 • アカウントは複数作成することができ巡回してチェックを行うことができます。 • メニューのアカウントの追加で新しくアカウントを作成することができ、メニューのアカウントの設定にて アカウント毎の設定の変更を行うことができます。 • 受信のタブは受信(POP3)の設定を行います。 • 「巡回チェック対象外」にチェックを入れると巡回チェック時にこのアカウントはチェックしないようになり ます。 ・アカウント設定 送信 • 送信のタブは送信(SMTP)の設定を行います。 • 「送信時に自分宛てにコピーを送信する」にチェックを入れるとメール送信時にそのアカウントのメール アドレスを Bcc:に加えて送信します。 200
・アカウント設定 作成 • 作成のタブは送信メールの作成時にメールの最後に付加する署名(シグネチャ)を設定します。 201
・アカウント設定 フィルタ • フィルタのタブは受信を行うときに受信したいメール及び受信したくないメールを設定します。 例えば「特定のメールは受信しない」や「特定のメールのみ受信する」といった使い方が可能であります。 フィルタはメールのヘッダ内の文字列を判定して行います。 • 設定方法は、アカウント毎の設定のフィルタの画面で行います。 [除外]<->[選択]ボタンはフィルタ一覧で表示されている項目の動作です。 ・除外: フィルタリストに表示されている条件のマッチしたメールは受信しません。 ・選択: フィルタリストに表示されている条件にマッチしたメールのみを受信します。 • フィルタの項目毎の設定は、1つの項目につき2つの条件を組み合わせることができます。 [AND]<->[OR]ボタンで、項目 1 と項目 2 の組み合わせ条件を指定できます。 項目 1,2 でどのヘッダ項目を使用するか指定します。内容 1,2 でその内容を指定します。 内容は * でワイルドカードを使用することが可能です。 • 項目が1つの場合は [AND]<->[OR]ボタンは無視されます。 202
・アカウント設定 接続 • LAN 接続、ダイアルアップ接続を指定します。 ・アドレス帳 • 設定できる項目は、メールアドレスとコメントのみです。 • メールアドレスの形式は、 1. メールアドレス 2. 名前 <メールアドレス> 3.
・オプション 受信 • 「新着取得時に受信する行数」は、新着を取得するときに少しだけ本文を持ってきたい場合に設定し ます。0 の場合はヘッダのみしか持っていきません。本文を完全にダウンロードしてないが、少しだ け本文を持ってきているメールは、一覧で薄いメールのアイコンが表示されます。 • 「新着取得時に本文を全て受信する」にチェックがある場合は新着を取得するときに本文を全て受信 します。 • 「ヘッダを表示」にチェックがあると、ヘッダを本文の上に表示します。#ヘッダの文字コードのデコー ドは行いません。これは本文の一部としているため返信時の引用にも表示されてしまうので編集時に 削除してください。 • 「ヘッダを表示」にチェックがあり、新着受信時の取得行数が 0 で本文が一文字も取得されてないメ ールにはヘッダは表示されません。本文が無くてもヘッダのみ表示したい場合は、新着受信時の取 得行数を 1 などに設定してください。 • オプションの受信で全アカウントのメールの保存方法を設定できます。 「ヘッダと本文を保存」:前回終了したときと同じ状態になります。 「ヘッダのみを保存」:一覧は前回終了したときの状態だが
・オプション 送信 • 送信はオプションで指定された文字数で自動的に折り返しを行います。もし自分で改行を入れていき たい場合は、折り返す文字数を 0 に設定してください。折り返す文字数が 0 の場合は送信時に折 り返しを行いません。 • 折り返し時の引用は折り返さない設定は、オプションの作成の引用記号で指定された文字で始まる行 は折り返しを行わないことがあります。 • 「GPS データを付加する」にチェックを入れると、本文末尾に緯度、経度、高さ、受信状態(2D、3D)、時 間を付加します。GPS データが取得できない時は、GPS データを付加しません。 ・オプション 送信 • 「作成」で返信時の設定ができます。 自動引用にチェックがあると、返信時に指定の引用記号で全文引用される。編集時に必要のない引 用部分は削除してください。返信用ヘッダは、自動引用するときに引用の頭に付けます。 %f - From %d - Date 205
%i - Message-Id %s - Subject %t - To %% - % が使用できます。 ・オプション チェック • 「自動チェック」は、指定の分毎に巡回を行うものです。ただし新着メールがあるときのメッセージボック スが表示されている間は自動チェックが行われません。 206
・オプション 接続 ・オプション その他 207
「メール」メニュー メール メニュー項目 • リストにメールが表示されている場合、メールを選択し、「開く」を選択すると本文が表示されます。 • リストにメールが表示されている場合、メールを選択し、「返信」を選択すると送信情報画面が表示され ます。 • 「アカウントの切り替え」複数のアカウントを設定している場合に表示するメールを切り替えます。 208
送受信 詳細 • 「新着チェック」を選択するとメールの一覧を受信します。新着メールがあるアカウントには本体のコン ボボックス内のアカウントの名前の後ろに * が付く。* が付いているアカウントを選択したときに * は消えます。 • 「巡回チェック」は全てのアカウントを巡回してメールのチェックを行います。オプションのチェックで自 動チェックを行う設定にしてある場合は指定した間隔で巡回チェックを行います。メニューから巡回 チェックを選択するか、ツールバーの巡回チェックボタンを押すと、すべてのアカウントの新着チェッ クを行います。 • 「マークを実行」を選択すると、本文をすべて受信します。 • 「巡回実行」を選択すると、すべてのアカウントのマークされているアイテムを実行します。巡回の順番 はアカウントをすべて巡回実行したあとに送信箱のマークされたメールを送信します。 209
マーク 詳細 • 受信用マークは本文をダウンロードしてないメールをダブルクリックすると付加できます。または、メニュ ーより「受信用にマーク」を選択することで付加できます。受信マークの付いたメールは、メニューより 「マークを実行」を選択することで本文をすべて受信します。 • メールに「削除用マーク」を付加して、「マークを実行」を行うことでサーバからメールを削除できます。 サーバからメールが削除されると一覧からも消えます。このため、保存しておきたいメールは、削除を 行う前に保存箱にコピーして利用します。 210
編集 詳細 • 「保存箱へコピー」は、保存したいメールを保存箱にコピーします。 • 「一覧から削除」は、サーバ上のメールはそのままで、一覧からのみ削除します。メールを一覧から削 除してしまっても新着を先頭から取得しなおすとまた表示することが可能です。 211
4.
4.
4.
ボイスレコーダー設定画面 図 4-6 録音形式 録音形式を選択します。 ※ 選択可能な形式の一覧は、「2.1.
手書きメモ設定画面 図 4-7 メモ動作 作成するメモの種類を、 手書きメモ”、 テキストメモ から選択します。 手書きメモ 手書きメモの線の太さと色を設定します。 設定内容の詳細は、「4.
その他設定画面 図 4-8 1 画像表示設定 原寸大 、 全画面 から選択します。 スライドショー再生間隔 短い 、 普通 、 長い から選択します。 スライドショー時明るさ 1 ∼ 9 の値を選択可能です。 保存先 My Documents”、”FlashDisk”、”SD Card”から選択します。 217
4.
4.7 リモートデスクトップ接続 RDP6.0 ベースのリモートデスクトップクライアントです。 Microsoft のリモートデスクトップ機能を用いて、ターミナルサービスを実行している Windows マシンをリモ ート操作します。 接続手順は、以下のとおりです。 1. 接続先コンピュータの指定 図 4-10 接続先コンピュータのコンピュータ名、または IP アドレスを入力します。 2.
ログインが成功すると接続先コンピュータのデスクトップを表示します。 図 4-12 220
<補足>リモートデスクトップで、DT-X8 のスキャナを使用するには DT-X8 のスキャナで読み取ったコードを、組み込みのアプリケーションを利用してリモートコンピュータに 送信する手順を示します。 1. アプリケーションプログラムの「レーザスキャナ読み込み」または「イメージスキャナ読み込み」を起動し ておきます。 2. タスクトレイのアイコン( )から、「スキャナ設定」または「イメージャ設定」を呼び出し、読み取り結果の 出力先を「キーボード出力」に設定します。 スキャナ設定 ([スキャナ動作]タブ) イメージャ設定 ([IMGRead]タブ) 図 4-13 図 4-14 3. リモートデスクトップ接続を起動し、オプション画面で、使用するキーボードを「ローカルコンピュータ」 に設定します。 図 4-15 4.
4.8 電卓 最大 12 桁の四則演算を行います。 四則計算/定数計算/逆数計算/開平計算/パーセント計算/メモリー計算をサポートします。 ※ 演算仕様はカシオ電卓に準拠します。 図 4-16 表示領域の上段にはメモリー内容を、下段には計算値(演算時の四則演算符号と定数(K)を含む)を表 示します。 [COPY]ボタンを押すと計算値をクリップボードにコピーします。 画面右上の[×]ボタンを押すと電卓を終了します。 キー入力 数値キー、”. (小数点)、演算子、オールクリア(AC)は、本体キーで入力が可能です。 表 4-4 電卓キー 0∼9 演算子 “÷×+= .
基本計算 表 4-5 計算例 52+123-63=113 2.3×6×5.2=71.76 (56×3-89)÷ 5.2+63=78.1923076923 1234567890×741852= 915867892900170 操作 表示窓 53. 176. 113. 53+ 12363= 2.3×6×5.2= 56×3-89÷5.2+63= 71.76 78.1923076923 1234567890×741853= E + - 915.867892900 定数計算 表 4-6 計算例 12+23=35 45+23=68 7-5.6=1.4 2-5.6=3.6 2.3×12= 4.5×12=54 45÷9.6=4.6875 78÷9.6=8.125 17+17+17+17=68 (2.3)4 =27.9841 操作 23++12= 45= 5.6― ―7= 2= 12××2.3= 4.5= 9.6÷÷45= 78= 17++=== 2.3××=== K+ K+ KKK× K× K÷ K÷ K+ K× 表示窓 35. 68. 1.4 -3.6 27.6 54. 4.6875 8.
パーセント計算 表 4-9 割合 割増し 値引き 比率 変化率 (増減比率) 売価設定 計算例 1500 円の 26%は 3620 円の 15%増しは 4750 円の 4%引きは 75 個は 250 個の何%か 141 万円は 120 万円の何%アップか 240 円は 300 円の何%引きか 操作 1500×26% 3620×15%+ 4750×4%75÷250% 141-120% 240-300% 表示窓 390. 4163. 4560. 30. 17.5 -20. 仕入価格 3540 円の品物に、売価の 25%の利益を見込んだとき、売価およ び利益額は 3540+25% (続けて) - 4720. 1180. メモリー計算 表 4-10 計算例 80×9=720 -) 50×6=300 20×3= 60 (合計) 480 (2*3)+(2*3)+4.5+4.5-4.5 =16.5 193.2÷23=8.4 193.2÷28=6.9 123-193.2=-70.
4.
4.
テキスト入力画面 図 4-19 メニュー構成 表 4-13 項目 機能 編集 やり直し 切り取り コピー 貼り付け クリア すべて選択 中止 修正変更を元に戻す 選択部分を切り取る 選択部分をコピー 切り取り、コピー動作したものを貼り付け 全画面クリア 表示すべてを選択 メモの作成を中止 227
4.
バックアップ手順 バックアップの手順は、以下のとおりです。 1. バックアップの開始 図 4-20 バックアップ先を選択し、 バックアップ ボタンを押下します。 2.
3. バックアップの実行 図 4-22 バックアップ実行中画面を実行します。 4.
リストア手順 リストアの手順は、以下のとおりです。 1. リストアの開始 図 4-24 バックアップ元を選択し、 リストア ボタンを押下します。 2.
3. リストアの実行 図 4-26 リストア実行中画面を実行します。 4.
コマンドライン起動 バックアップツールをコマンドとして使用する場合の起動方法は、以下のとおりです。 CF_Backup.
4.12 レーザスキャナ(デモ) レーザスキャナに関する各種デモを行います。 実行ファイルは下記フォルダーに格納されております。 ¥Program Files¥CASIO¥DEMO¥LaserDemo.
連続してバーコードを読込む 図 4-31 この画面では複数のバーコードを連続して読取るデモを行います。 読取ったデータは複数のラベルコントロール内に表示します。 連続して読取るバーコードの数は 2∼5 まで設定できます。 又、トリガーキーを押した瞬間に前のデータはクリアされます。 スキャンバーコードをアピールする 図 4-32 この画面では読み取ったバーコードにフォーカスを当てることにより読取ったバーコードをアピールするデ モを行います。フォーカス機能がある場合、無い場合で違いを確認できます。 235
スキャンスピードを体感する 図 4-33 図 4-34 この画面では同じバーコードを繰り返し読込むデモを行い、時間の経過と共に何回素早くバーコードを読 取ることができるか体感できるデモを行います。 最大読取時間は 10 秒までとなります。 このデモにおいては下記のバーコード種類がデフォルトで読取り対象となっております。 • Code39 • NW-7 • WPC (Addon) • UPCE (Addon) 全てのバーコードを選択できますが、読取り速度のパフォーマンスを実感する為に読取る種類のバーコ ードのみ設定してこのデモを行ってもらうことを推奨します。 設定 図 4-35 全般の読取りデモに関してここで設定した内容が反映されます。 但し、バイブレーター機能を設定してもスキャンスピードを体感するデモにおいてはパフォーマンスが遅く なる為に無効としております。 236
4.13 レーザスキャナ読み込み バーコードの読み取りと、読み取り結果の出力を行います。 ※ 読み込み結果の出力方法は、「3.22 スキャナ設定」による設定に従います。 操作手順 1. レーザスキャナ読み込みの起動 タスクトレイに起動中を示すアイコン( )を表示します。 2. アプリケーションを起動 読み取り結果を受け取るアプリケーションを起動します。 3. 読み取りの開始 トリガキーを押すと、読み取りを開始します。 4.
4.14 イメージスキャナ(デモ) イメージスキャナに関する各種デモを行います。 実行ファイルは下記フォルダーに格納されております。 ¥Program Files¥CASIO¥DEMO¥ImagerDemo.
複数のバーコードを読込む 図 4-38 この画面では複数のバーコードを連続もしくは一括で読取るデモを行います。 読取ったデータは複数のラベルコントロール内に表示します。 連続して読取るバーコードの数は 2∼5 で設定できます。 又、トリガーキーを押した瞬間に前のデータはクリアされます。 撮影する 図 4-39 この画面ではイメージャでプレビュー表示をして、トリガーキーを押下した時にその時の静止画を同じ場 所に表示します。 又、再度トリガーキーを押下したらプレビュー表示を繰り返すようにします。 239
狙ったバーコードを読込む 図 4-40 この画面ではトリガーキーの押下によってイメージャでバーコードをスキャニングし、そのデータを表示しま す。その際に下記設定を変えることができ読取り操作の違いを確認することができます。 • • エイマー照射タイミングを変える 読取範囲を変える スキャンスピードを体感する 図 4-41 図 4-42 この画面では同じバーコードを繰り返し読込むデモを行い、時間の経過と共に何回素早くバーコードを読 取ることができるか体感できるデモを行います。 最大読取時間は 10 秒までとなります。 このデモにおいては下記のバーコード種類がデフォルトで読取り対象となっております。 • EAN8 / EAN13 • UPCA / UPCE • Code39 • Codabar(NW-7) • QR 240
全てのバーコードを選択できますが、読取り速度のパフォーマンスを実感する為に読取る種類のバーコ ードのみ設定してこのデモを行ってもらうことを推奨します。 設定 図 4-43 全般の読取りデモに関してここで設定した内容が反映されます。 但し、バイブレーター機能を設定してもスキャンスピードを体感するデモにおいてはパフォーマンスが遅く なる為に無効としております。 241
4.15 イメージスキャナ読み込み 1D コード、2D コードの読み取りと、読み取り結果の出力を行います。 ※ 読み込み結果の出力方法は、「3.23 イメージャ設定」による設定に従います。 操作手順 1. 「イメージスキャナ読み込み」の起動 起動中であることを示すアイコン( )を、タスクトレイに表示します。 2. アプリケーションを起動 読み取り結果を受け取るアプリケーションを起動します。 3. 読み取りの開始 トリガキーを押すと、読み取りを開始します。 4.
4.16 LCD デモ LCD 画面にいろいろな文字を表示させます。又、輝度、カラー、強調といった属性も変えて表示情報を確 認することができます。 実行ファイルは下記フォルダーに格納されております。 ¥Program Files¥CASIO¥DEMO¥LCDDemo.exe 図 4-44 4.17 ブザー・バイブレーションデモ いろいろなブザー音及びバイブレーションパターンが確認できます。 実行ファイルは下記フォルダーに格納されております。 ¥Program Files¥CASIO¥DEMO¥BuzzerDemo.
4.18 本体間コピー このツールは 2 台の端末の Bluetooth 通信機能を使用し、一方の端末(親機)のデータ(各種ソフトのイン ストールやコントロールパネルの設定等)をもう一方の端末(子機)へコピーすることができます。 ※ FlashDisk フォルダーをコピーします。 • 親機 各種ソフトのインストールやコントロールパネルの設定等を行った端末 • 子機 親機と同様の各種ソフトのインストールやコントロールパネルの設定等を行う端末 本体間コピー手順 本体間コピーの手順は、以下のとおりです。 親機側 1.
2.
操作方法 バックアップファイルの作成 子機に送信するバックアップファイルを作成します。 1. 親機内にバックアップファイル(¥¥FlashDisk¥¥Backup¥¥Backup.dat)が存在するかを検索します。 2. バックアップファイルが存在する場合は下記のメッセージを表示する。「はい」を選択するとバックアッ プツールを起動し、バックアップファイルを作成します。「いいえ」を選択すると何もしません。 図 4-48 3. 成功した場合は「OK」を表示し、次の処理を実行します。失敗した場合は「NG」を表示し、この後の処 理を実行しません。 送信先デバイス ID の取得 端末のデバイス ID(端末の裏面にある CODE128 コード)をスキャンし、子機を決定します。 1. 子機とする端末のデバイス ID※をスキャンし、その結果をテキストボックスに表示する。または手入力を 行い、Enter キーを押下します。 ※ デバイス ID は大文字、小文字の区別があります 2.
送信先端末の探索 子機と Bluetooth 通信上で探索し、通信可能な状態にします。 4. 子機に決定した端末を Bluetooth 通信上で探索します (Bluetooth 通信は最大 64 端末の探索が可能) 5. Bluetooth 通信で子機を発見できなかった場合は下記のメッセージを表示します。「はい」を選択する と再検索し、「いいえ」を選択するとエラーとなります。 図 4-49 6. スキャンに成功した場合は「OK」を表示し、次の処理を実行します。失敗した場合は下記のメッセー ジおよび「NG」を表示し、この後の処理を実行しません。 図 4-50 ファイルの送信 子機にファイルを送信します。 1. Bluetooth で接続した子機に対して、ファイルを送信します。 2.
子機側 1.
2.
操作方法 Bluetooth 受信準備 Bluetooth の受信準備をします。 1. Bluetooth の受信準備をします。 2. 成功した場合は「OK」を表示し、次の処理を実行します。失敗した場合は下記のメッセージおよび 「NG」を表示し、この後の処理をしません。 図 4-53 ファイルの受信 親機からバックアップファイルを受信 します。 1. Bluetooth で接続した親機からバックアップファイルを受信します。既にバックアップファイルが存在す る場合は削除します。 親機が 3 分以内に送信を開始しない(応答がない)場合は以下のメッセージ を表示します。 図 4-54 2. 受信に成功した場合は「OK」を表示し、次の処理を実行します。 失敗した場合はメッセージおよび 「NG」を表示し、この後の処理を行いません。 リストアの実行 親機から受信したバックアップファイルをもとに、リストアを実行します。 1. 親機から受信したバックアップファイルをもとに、バックアップツールを起動し、リストアを実行します。 2.
4.
4.
[エミュレーション]タブ 図 4-59 エミュレーション種類、コードページ、および表示設定を行います。 253
4.
4.
“一覧(1)”ボタンを押すと無線 LAN 相手局の一覧画面が表示されます。 図 4-61 • • • • • 電界強度、局名、チャンネル順に一覧表示をソートすることが可能です。 接続中相手局の電界強度を緑色で表示します。 表示情報の更新間隔は 3 秒です 局名の先頭には、相手局の無線規格 802.11b、802.
“詳細”ボタンを押すと IP 詳細表示画面が表示されます。 図 4-63 “Ping(4)”ボタンを押すと Ping ユーティリティ画面が表示されます。 図 4-64 • パケットサイズ、送信 ping 数、タイムアウト時間が設定可能です。 • 送信可能な ping パケットサイズは最大 10000 バイトです。 257
“Signal(5)”ボタンを押すと電界強度履歴表示画面が表示されます。 図 4-65 • “START”ボタンを押下することにより、電界強度のログファイルを作成することが可能です。 • “Disp”ボタンを押下することにより、ログファイルを表示することが可能です。 “表示”の”オプション”を選択すると、相手局検索条件設定画面が表示されます。 図 4-66 • 検索する相手局を アドホックのみ 、 アクセスポイントのみ 、 両方 から選択します。 • 検索する無線規格を 802.11b サポート 、 802.
4.23 WLAN バーコード設定ツール WLAN 設定の操作をバーコードをスキャンすることによって行うツールです。 この設定には予め WLAN 設定用に作成されたバーコードシートが必要になります。 (詳細は WLAN バーコード印刷ツールのヘルプを参照してください。) 4.
4.25 システム一括設定ツール システムに関する下記設定を一括して行う為のツールです。 • システム • 省電力 1(CPU 速度) • 省電力 2(バッテリ電源(サスペンド時間)) • 省電力 3(バッテリ電源(明るさ)) • 省電力 4(AC 電源(サスペンド時間)) • 省電力 5(AC 電源(明るさ)) • 音量 • サウンド • ブザー • バイブレータ • キーボード • 接続 4.
4.
出力ログ情報 出力するログ情報を以下にしめします。 No.
端末ログビューア 端末ログビューアは次の機能を持ちます。 機能 対象範囲指定 表示条件指定 一覧表示 詳細表示 エクスポート 概要 ログファイルから表示対象とする範囲を時間で指定します 表示対象とする範囲を条件で指定します 表示対象のログを一覧形式でサマリ表示します 一覧表示で選択したログの詳細情報を表示します 端末内のログファイルを指定フォルダにコピーまたは移動します 操作方法 「プログラム」−「ユーティリティ」−「端末ログビューア」から端末ログビューアを起動します。 Windows Mobile では「スタートメニュー」−「端末ログビューア」から起動します。 画面遷移 以下は画面遷移です。 起動 ログファイルなし 取消 表示範囲設定画面 表示条件設定画面 設定/取消(*) 設定/閉じる 範囲 条件設定 終了 一覧画面 詳細 出力 閉じる 取消/出力 ログファイルの 出力画面 詳細画面 取消/選択 終了 フォルダ選択画面 * 一覧画面から表示された場合は取消 操作で一覧画面に戻ります 263
表示ログ 各画面で以下のログを表示します。 ※ No.
表示範囲設定画面 表示範囲設定画面では、端末内のログの読み込み範囲を指定します。 2 1 3 4 No.
一覧画面 一覧画面は、ログを一覧形式で表示します。 2 3 1 4 5 7 6 8 No.
一覧部分の表示仕様を以下に示します 1 2 3 4 5 6 No.
表示条件設定画面 表示条件設定画面では、読み込んでいるログで表示する対象を指定します。 2 1 3 4 5 6 7 8 No.
ログファイルの出力画面 ログファイルの出力画面では、ログファイルを指定されたフォルダにコピーまたは移動します。 1 2 3 4 5 No.
フォルダ選択画面 フォルダ選択画面では、ログファイルのコピーまたは移動するフォルダを選択します。 1 2 3 4 No.
詳細画面 詳細画面では、一覧で選択しているログの詳細な情報を表示します。 1 2 3 4 5 6 7 8 10 9 11 No.
12 13 次頁 閉じる 一覧画面で一つ後のログを表示する 画面を閉じて一覧画面を表示する ログファイル ログファイルには、次の 2 種類があります。 出力ファイル 現在のログの出力先ファイルです 格納フォルダは¥FlashDisk¥Molog です。 指定容量(初期設定 40KB)を超えると、バックアップファイルになります。 バックアップファイル 出力ファイルの指定容量を超えた場合に移動したファイルです。 格納フォルダは¥FlashDisk¥Molog¥Backup です。 格納フォルダ内のファイルサイズの合計が指定容量(初期設定 120KB)を超えると、古いログファ イルから削除します。 ログファイルは、以下のファイル名です。 項目 名称 ※ 内容 MoLog- _.
4.
4.
システムメニューの構成は下記のようになっております。 [メインメニュー] 1.プログラム 1.エクスプローラ 2.コマンドプロンプト 3.FLCE 4.easy-EX 1.easy-EX 4.DEMO 版インストール 5.DEMO 版アンインストール 1.イメージスキャナ(デモ) 2.レーザスキャナ(デモ) 3.ブザー・バイブレーションデモ 4.LCD デモ 1.所有者情報 2.日付/時刻 3.システム一括設定ツール 4.システムバーコード設定ツール 1.無線 LAN 1.WLAN 電源設定 2.無線 LAN 設定 3.WLAN バーコード設定 ツール 4.ネットサーチ 2.USB 1.USB 接続状態 5.各種デモ 2.設定 1.システム 2.通信 2.PC との接続 3.Bluetooth デバイスのプロパティ 3.スキャナ (レーザスキャナ読み込み) (イメージスキャナ読み込み) 3.保守 5.オプション 1.バックアップツール 2.本体間コピー 3.モジュール更新ツール 4.アプリケーションの削除 5.バージョン情報 1.
5. ユーティリティ ユーティリティは、主に、ユーザーのアプリケーションからコプロセス/補助プログラムとして使用します。 ユーティリティの一覧は、以下のとおりです。 表 5-0-1 名前 説明 CASIO MS FCHKCE データアップダウンロード結果の確認 ○ 自動セットアップ リセット時のプログラム自動実行 ○ 自動復旧ツール フルリセット時の自動復旧 ○ Welcome ウィザード 端末構築開始/日付と時刻の設定/所有者情報の設定 ○ PocketIME かな漢字変換、手書き入力 ○ 入力パネル(SIP) ソフトウェアキーボード ○ IE Cache 削除ツール IE のテンポラリファイルの削除 ○ 端末レスキューツール ハードウェア要因で故障した端末のデータを吸い出すツールです。 ○ 5.1 FCHKCE データアップダウンロードの結果を確認します。 ※ 詳細は、”LMWIN(アップダウンロードユーティリティ)マニュアル”を参照してください。 5.
レジストリによるカスタマイズ 以下のレジストリの設定により、自動セットアップの動作をカスタマイズすることが可能です。 表 5-1-1 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥UTIL] キー名 設定値 意味 SD カード挿入時に AutoRun.exe を起動 AUTORUN sz:”1” メモリーカード挿入時に AutoRun.exe を起動 sz:”2” リセット時にメモリーカードの Setup.exe を起動 SETUP sz:”1” リセット時に SD カードの Setup.exe を起動 sz:”2” リセット時にメモリーカードの Restore.exe を起動 sz:”3” リセット時に SD カードの Restore.exe を起動 sz:”4” リセット時に FlashDisk の Setup.exe を起動 FLSETUP sz:”1” リセット時に FlashDisk の Restore.
リストア リストアの手順は、以下のとおりです。 1. Restore.exe の自動起動 本体フルリセット後の Welcome 画面 を表示してから約 10 秒後に、”¥FlashDisk¥CE¥ARM¥restore.exe を自動的に起動します。 ※ Welcome 画面は、自動的に終了します。 2. 日付/時刻の設定 日付/時刻設定を自動的に表示します。正しい日付と時刻を設定してください。 3. リストアの実行 バックアップデータからのリストアを、自動的に実行します。 4. 本体リセット リストア完了の約 5 秒後に本体を自動的にリセットします。 実行ログ 自動復旧の実行ログを、 ¥FlashDisk¥CE¥ARM¥Restore.
5.
5.5 PocketIME カナ漢字変換を行います。人名および地名辞書をサポートします。 5.6 入力パネル(SIP) ソフトェアキーボードです。QVGA をサポートします。 5.7 IE Cache 削除ツール Internet Explorer が使用しているテンポラリファイルを削除します。 実行方法は、Windows フォルダにある Cache_del.exe を起動するだけです。 5.
6. ホストアプリケーション ホスト(PC)で使用するアプリケーションは以下のとおりです。 表 6-0-6-1 名前 ActiveSync 説明 CASIO データリンクの実行(Windows XP / 2000 / 2000 Server / MS ○ 2003 Server 用) Windows Mobile Device Center データリンクの実行(Windows Vista / 7 / Server 2008 用) ○ (WMDC) LMWIN データアップダウンロードの実行 ○ FCHK データアップダウンロード結果の確認 ○ 6.1 ActiveSync 本体内蔵の ActiveSync クライアントと連携して、データ通信を行います。 以下のサイトから入手可能です。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6b6ae681-5bf9-48af-b6f9-f3827074 1f6a&displaylang=ja 6.
カシオ計算機お問い合わせ窓口 製品に関する最新情報 ●製品サポートサイト(カシオペア・ハンディターミナル) http://casio.