User manual - レーザスキャナライブラリマニュアルver.1.06(2011年12月26日)

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4.1 OBROpen
読み取り許可状態を設定します。
[C++]
int OBROpen(
HWND
hWnd
,
DWORD
dwMode
)
[Visual Basic]
Public Shared Function OBROpen( _
ByVal
hWnd
As IntPtr, _
ByVal
dwMode
As Int32 _
) As Int32
[C#]
public static Int32 OBROpen(
IntPtr
hWnd
,
Int32
dwMode
);
解説
レーザスキャナドライバを、読み取り許可状態(Open状態)にします。この状態は OBRClose関数を実
行するまで有効です。Open状態時に読み取り開始キーを押すと、スキャンを開始します。レーザスキ
ャナドライバがOpen状態
のときは、動作設定や読み取り設定の変更は行えません。設定を変更する
には、1 OBRClose関数を呼び出してClose状態にしてから行ってください。Open状態の時は、読み
取り開始キーはレーザスキ
ャナドライバにより占有されるため、ユーザは使用することができなくなりま
す。
パラメータ
hWnd
アプリケーションウィンドウハンドルを指定します。デコードデータの出力方式を「キーバッファ出力」方
式に設定した場合、指定されたウィンドウハンドルに出力します。ウィンドウハンドルを持たないアプリケ
ーションで呼び出す場合、出力モードを「キーバッファ出力」方式以外のモードに設定し、このパラメー
タにNULLを指定してください。出力方式は OBRSetBuffType
数により設定することができます。
dwMode
各コードの読み取り許可・禁止を設定します。以下の値の論理和で指定します。0 を指定すると、現在
セットされている設定のままで Open 状態にします。0 以外の値を設定した場合、一度全ての設定をデ
フォルトの設定にセットしてから、指定された値の設定を反映します。
OBR_CD39
: Code39 読み取り許可
OBR_NW_7
: NW-7 読み取り許可
OBR_WPCA
: WPC Addon 読み取り許可
OBR_WPC
: WPC 読み取り許可
OBR_UPEA
: UPC-E Addon 読み取り許可
OBR_UPE
: UPC-E 読み取り許可
OBR_IDF
: Industrial 2 of 5 読み取り許可