User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.10(2012年5月30日)

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2.2.2 読み取り方式
バーコードスキャナには、光を照射してバーコードの読み取りを行う「読み取り可能状態」と、光を消灯して
バーコードの読み取りを停止する「読み取り待機状態」があります。
この 2 つの状
態を制御することにより、バーコード読み取りの開始と停止を行います。
2-19 読み取り方式
読み取り方式 説明 読み取り終了条件 タイムアウト
有無
単発読み
トリガキーを押すと、スキャンを
開始します。
読み取りに成功するか、読み
取り終了条件を満たすと、スキ
ャンを停止します。
タイムアウト時間経過した時
読み取り成功した時
OBRClose関数を呼び出した時
連続読み
(トリガキー有り)
トリガキーを押すとスキャンを
開始し、トリガキーを押している
間はスキャンし続けます。
指定した回数の読み取りを完
了するか、読み取り終了条件
を満たすと、スキャンを停止し
ます。
前コード読み取り後、タイムアウト時
間経過した時
指定した回数だけ読み取りを完了
した時
トリガキーを離した時
OBRClose関数を呼び出した時
連続読み
(プログラム制
)
レーザースキャナライブラリの
関数により、スキャンの開始、
スキャンの停止を行います。
1 回前に読み
取ったデータと、
重複する読み取りデータは読
み捨てます。また、スキャン中
は省電力化のためにレーザー
の発光間引きを行います。※1
前コード読み取り後、タイムアウト時
間経過した時
スキャン中にスキャン停止関数を呼
び出した時
OBRClose関数を呼び出した時
1: 所定のレジストリに値を設定した状態で、リセットをすると発光間引きが有効になります。
レジストリのパスは以下のとおりです。
レジストリパス名: HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥Laser
データ型: DWORD
項目名: ScnBlk (1:有効/0:無効)
デフォルトは「連続読み(トリガキー有り)/読み取り回数:1 回」
です。
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRStartScanning
連続読み取りの開始
OBRStopScanning
連続読み取りの停止
OBRSetScanningType
読取方式の設定
OBRGetScanningType
読取方式の取得
OBRClose
読み取り禁止状態を設定
OBRSetScanningCounter
連続読み取り回数を設定
OBRGetScanningCounter
連続読み取り回数を取得
OBRSetScanningTimeout
読み取りタイムアウト時間を設定
OBRGetScanningTimeout
読み取りタイムアウト時間を取得
OBRSetScanningType
読取方式の設定