User manual - イメージャライブラリマニュアルver.1.06(2012年3月29日)

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■通常読み
1 個のシンボルをデコードします。シンボルがデコードされるか、タイムアウトするか、引数のユーザ関
数が FALSE を返すか、IMGStopDecode 関数がコールされた場合にこの関数は終了します。
■多段読み
トリガキーを押し続けている間(ユーザ関数が TRUE を返している間)、連続してデコードをする機能で
す。一度デコードしたシンボルを再び読み取ることはありません。1 個のシンボルを読むと読み取った
結果が pMessage に格納され、制御はアプリケーションに戻ります。アプリケーションは本関数を繰り
返しコールすることにより複数シンボルの読み取りを行います。1 個のシンボルがデコードされるか、タ
イムアウトするか、引数のユーザ関数が FALSE を返すか、IMGStopDecode 関数がコールされた場合
にこの関数は終了します。
■一括読み
複数のシンボルを読み取った結果を一括して出力する機能です。IMGSetDecodeMode dwNum
ラメータで指定された数のシンボルがデコードされるか、タイムアウトするか、引数のユーザ関数が
FALSEを返すか、または IMGStopDecode 関数がコールされた場合にこの関数は終了します。読み取
ったデータは pMessage IMGSetDecodeMode で指定した区切り記号で区切られて出力されます。
区切り記号に NULL を指定した場合は区切り記号を挿入しません。IMGSetDecodeMode dwNum
パラメータで指定された数のシンボルをデコードし終える前に、タイムアウトまたはユーザ関数が
FALSE を返すことによりこの関数が終了したときでも、途中までのデコード結果が pMessage に格納さ
れます。
パラメータ
dwTime
イメージャがデコードを開始してから、デコードが完了する前に強制的に終了するまでのタイムアウト
時間を、0 より大きい値で、1 ミリ秒単位で指定します。
pMessage
デコードされたシンボルを取得します。デコードされたシンボルを格納するために必要な桁数+1文字
NULL 文字含む)分の領域を確保してください。デコードされる文字列は現在のコードページ(英語版
OS のデフォルトは ACP)に合わせて UniCode に変換されます。
一括読み方式の場合は、下記のようにデータを取得します。
1 段目のデータ 区切り記号 2 段目のデータ 終了文
データ
4 9 1 2 3 4 5 6 / A B C D E F G H I J K L NULL
バッファ
0 7 8 9 20 21