User manual - 無線LANアクセスポイント設定マニュアル(AIR-SAP1602I)Ver1.04a(2014年8月5日)
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補足説明 「802.11bgチャンネル」について
2.4GHz帯では、10mW以下の出力の電波は免許不要で利用可能な為、様々
な機器で使用されており場合によっては思わぬ機器で電波干渉が発生する場
合があります。(電子レンジ、セキュリティゲート、監視カメラやコードレス電話な
ど)
802.11b/gで使用する2.4GHz帯の周波数を13のチャンネル(802.11bの場合
は14)に分割しており、きめ細かく使用する事が可能です。
必ず事前に無線環境の調査・確認を行い、運用環境に合せたチャンネル設定
を行ってください。
図のように、1chと5chの使用周波数帯域を見ると2MHzの重なりが発生します。
逆に、6chと11chの使用周波数帯域を見ると、3MHzの空きがある事がわかりま
す。
2.4GHz帯すべてを使用できる場合、1ch、6ch、11chと3チャンネルを同時に使
用する事が可能です。
※802.11bの場合は、14chを利用できる機器がありますが、AIR-SAP1602I-Q-
K9 については利用できません。
■アクセスポイントが一つの場合
■アクセスポイントが複数存在する場合
一つのチャンネルが使用する帯域は22MHzですが、隣り合うチャンネルの中
心周波数の差は5MHzです。
隣り合ったチャンネルを同一の場所で使用すると、電波干渉が発生してしまい
ます。
そのため同一フロアに複数のアクセスポイントを設置する場合には隣り合うア
クセスポイント同士で干渉が発生しないようにチャンネルを5ch(25MHz)以上
離して設置する必要があります。