Aironet-1131AG-P 初期設定マニュアル 802.11abg Ver2.02a ファームウェア:c1130-k9w7-tar.124-21a.
初期設定①「APとの接続」 Aironet-1131AGは、初期状態では IPアドレスが設定されていません。 最初にCisco社のWEBサイトより「IPSU」という設定ツールを入手して、 APの初期設定を行ってください。IPSU は Cisco.
初期設定②「ブラウザによる設定」 ①、APに設定したIPアドレスをブラウザのアドレスバーに入力します。 ②、ユーザ名・パスワードを聞いてきますので、両方に『Cisco』を入力します。 ① ② 3
初期設定③-1「802.11bg利用時の無線LAN電源のON」 ※初期状態ではDisable(無効)となっており、無線LANが使用出来ません。 ①、『NETWORK INTERFACES』の『Radio0-802.
補足説明 「802.11bgチャンネル」について ■アクセスポイントが一つの場合 2.4GHz帯では、10mW以下の出力の電波は免許不要で利用可能な為、様々 な機器で使用されており場合によっては思わぬ機器で電波干渉が発生する場 合があります。(電子レンジ、セキュリティゲート、監視カメラやコードレス電話な ど) 802.11b/gで使用する2.4GHz帯の周波数を13のチャンネル(802.
初期設定③-2「802.11a利用時の無線LAN電源のON」 ※初期状態ではDisable(無効)となっており、無線LANが使用出来ません。 ①、『NETWORK INTERFACES』の『Radio0-802.
補足説明 「802.11a」について ■802.11a規格について 802.11aで利用できる周波数帯規格が複数存在します、機器においては対応し ていない規格があり注意が必要です。周波数規格はJ52・W52・W53・W56となり ます。先頭文字のJは国内(日本)規格・Wは国際規格を示し、2桁数字は中心 周波数帯を示します、W52では国際規格・中心周波数5.
初期設定④「IPアドレス」「Aironet Extension」 ①、『EXPRESS SET-UP』をクリックします。 ②、IPアドレスが、設定した値である事を確認し、必要に応じて 『IP Subnet Mask』『Default Gateway』を設定します。 ③、利用する無線規格のRadio0-802.11G/Radio1-80.
初期設定⑤「WMM」 WMN(WiFi MultiMedia)を無効にします。 ①、「SERVICES」を選択します。 ②、「QoS」を選択します。 ③、「ADVANCED」タブを選択します。 ④、利用する無線規格の「Radio0-802.11G」 「Radio1-802.
セキュリティの設定①(固定WEP) ①、『EXPRESS SECURITY』をクリックします。 ②、『SSID』を入力します。 ③、『Broadcast SSID in Beacon』の設定はお客様のポリシーに合わせて 設定してください。 ※チェックを入れると、どのPCからもSSIDが見えるようになります。 ④、『Static WEP Key』にチェックを入れ、『Key』を選択します。 ⑤、WEPキー長を『40bit』『128bit』から選択します。 ⑥、WEPキーを16進数で入力します。 ⑦、『Apply』をクリックします。 ① ② ④ ③ ⑥ ⑤ ⑦ 10
セキュリティの設定 固定WEP(付録) ※ご参考 【ASCIIコード一覧表】 上 位 3ビ ッ ト → 0 1 2 3 4 5 6 7 NUL SOH STX ETX EO T ENQ ACK BEL BS HT LF/N L VT FF CR SO SI DLE DC1 DC2 DC3 DC4 NAC SYN ETB CAN EM SUB ESC FS GS RS US SP ! " # $ % & ' ( ) * + , .
セキュリティの設定②( WPA-PSK) 「暗号方式」 ①、 『SECURITY』の『Encryption Manager』をクリックします。 ②、利用する無線規格のRADIO0-802.11G/RADIO1-802.
セキュリティの設定③ (WPA-PSK) 「ESSID」 ①、『SECURITY』の『SSID Manager』を選択します。 ②、『SSID』を入力します。 ③、『Interface』の利用する無線規格の『Radio0-802.11G』 /『Radio1-802.
制約事項・注意事項一覧 ①、「Aironet Extension(CiscoAP拡張機能)」設定を外してください。 通信が切断されたり、APが近くにあるにも関わらず接続できないことが あります。 ※P8参照 ②、Aironet-1131AGのWEB画面のデータレート設定変更で、設定画面にある 全レートの「Require」にチェックを入れて設定を行うと通信接続が出来なく なります。 データーレートの設定は、お客様の環境に合わせて最適なデータレート を設定してください。 ③、Aironet-1131AGのWEB画面での各種設定後は、HTをリセットしてから ご使用下さい。リセットを行わないと、再接続・IP情報更新(IPアドレスの 再取得)が出来なくなる場合があります。 また、再設定後はHT⇒APに接続し、IP更新できるまで30~60秒かかる 場合があります。 ④、無線LANとIrDA(IO-BOX経由)での通信を同時に行うとIO-BOXの通信 が中断されます。送信側のポートが干渉し合い、優先度の低い側が切断 されたことによるもので仕様の為、制約とします。 ⑤、まれに「CommunicationError」が発生する
Aironet-1131AGの接続に関して① 【注意事項】 電源OFFのAironet-1131AGをHubに繋いだ場合、電源供給の為にHub側から送 信される信号をAP側がフィルタリングせずにHub側へ応答の信号を返します。そ の際にHub側で信号を処理出来ない場合にブロードキャストストームが発生し、 ネットワークダウンやPing Lost 等の不具合を引き起こす事があります。 電源OFFのAironet-1131AGを有線LANネットワークに接続しないで下さい。 【接続の1例】 動作保証をするものではありません。回避策の1例を下記にご案内します。 危険!! LAN回線は接続、ACは未接続 BroadcastStormが発生 電 源 電 源 SW HUB HUBによっては使用不能 になります。 SW HUB 他のネットワークへ 他のネットワークへ HUBとAPを同一電源にすることで、 もし①の電源が停電等で落ちても HUBとAPの電源が同時にOFFに なるために②のHUBから他のネット ワークへブロードキャストストーム が影響を与えることを防止します。 ① 同 一 電 源 P W P
Aironet-1131AGの接続に関して② 【運用上のご注意】 誤ってACを抜かない 様にして下さい。 BroadcastStormに より、ネットワーク 障害やPing Lostが 発生する可能性が あります。 電 源 SW HUB 他AP 特定のAPの電源を OFFにする場合は、 AC及びLAN回線を 抜いてください。 電 源 P W P W SW HUB 誤って他社のAP等 を接続しないで 下さい。 インライン対応して いないAPでは、故障 や発煙などの障害を 引き起こす可能性が あります。 特定のAPの電源を OFFにする場合は、 ○部分のLAN回線 を抜いてください。 Aironet 1131AG コネクタ部分の防護 カバーの取付を推奨 致します。 ACアダプタだけ抜かない様に ACアダプタだけ抜かない様に ※パワーインジェクタ未使用の場合 他の機器に挿さない様に ※パワーインジェクタ使用の場合 ACアダプタへ LANケーブルへ 障害を未然に防止するために、運用でも防止策のご検討お願いします。 導入以前に「ネットワーク管理者」と相談の上、十分評価をしてからご導入お願
【ご参考】無線セル設計に関して 【APの設定】 Ciscoのアクセスポイントは、出力を設定することによりセルを小さくすること が可能です。 5.5Mbps 「AP4」 無線到達可能範囲 (10mW) 5.5Mbps 6Mbps 「AP1」 無線到達可能範囲 (30mW) 9Mbps AP4 1ch 11Mbps 11Mbps 9Mbps AP3 11ch 5.5Mbps 6Mbps 5.
【ご参考】アンテナ特性と取り付け方法 【Aironet-1131AG アンテナ特性】 全方向アンテナが搭載されていますが、裏面方向は比較的感度が落ちる特性となっています。 ※下にアンテナ特性のイメージ図を示します。 正確には、Cisco社のWEBサイトに掲載されているアンテナリファレンスガイドをご覧ください。 横から見た図 正面から見た図 裏 表 【AP取付例】 天井 反射波により 到達範囲が 広がります。 壁 【注意を要する取り付け方法】 『コンクリートに取り付けた場合』 『左記状態で高い天井に取り付けた場合』 × 15cm厚 コンクリート 約9m 壁 B地点 形状、位置により変わりますが、15cm厚の コンクリート壁をはさむと11dB~19dBの 減衰との測定例があるようです。 (インターネット検索からの情報) この値は鉄筋量などコンクリート壁の構造に より変動するため参考としてください。 何m? 何m? A地点 ①、通常、屋内での無線LAN運用距離は約30mと 言われています。 ②、地上で使用する際には、ダイレクトパスではなく マルチパス(反射波)にて使用している場合が多い
【ご参考】技術資料~無線LANの環境は常に変化しています~ 【無線LANの環境は常に変化しています】 左図(Figure4)は2.4GHzの電波がある室内において、 反射波の影響を受けて、電波の強弱が発生している 様子を視覚的に表したものです。この図は静的に 捕らえた電波強度ですが、室内にある物体の移動により 動的に変化します。 ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Editionによると、同じ 位置にいても電波強度は動的に絶えず変化をしている、 とあります。(青→黄→赤と弱くなります。) (ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Editionより抜粋) 鉄製の机 ドア 「2.4Ghz帯という特性上、10数センチ単位※1の波で電波の強い部分、弱い部分が交互にあるため に、APに近くても必ずしも近くのAPにつながりっぱなしになるわけではなく遠く のAPにつながる場合もあり、その為、交互にAPにローミングする可能性がある」 ※1: 約30万Km(電波長)÷ 2.4Ghz =約12.
【ご参考】技術資料~反射~ 反射に関しては下記の3つの物体で影響が異なります。 【鉄板】 ほぼ同等の無線エネルギーが 反射します。 反射 【鉄板】 熱 透過 反射 【コンクリート】 無線エネルギーが吸収・透過・ 熱変換されるため反射した 無線エネルギーは弱くなります。 【コンクリート】 吸収 【水分】 無線エネルギーは吸収され、 反射しません。 人間の体は水分が非常に多い ために、動線によっては、 影響を受けます。 【水】 20
【ご案内】無線LANサイトサーベイについて 無線LANを安定して運用するために、事前に運用環境の調査(サイトサーベ イ)を行う事をお勧めします。 カシオ計算機では、無線LANの環境を構築する際にあたって、 無線サイト調査サービス(サイトサーベイ)を行っています。 料金などに関しては、担当営業にご確認ください。 21