User manual - FLINKライブラリマニュアルver.2.05(2012年3月29日)

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2.4 コマンド送信権
HT モード
1. コマンド送信権モード(HT 側がコマンド指定を行うモード)
セッション確立後、HT側は送信権を有し、PC(PCモードを含む。以後、PCとする)に各コマンドを送信する
ことにより、各機能を実現します。この時、PC 側はサーバーモードにする必要があります。
2. アイドルモード(PC 側がコマンド指定を行うモード)
送信権を PC 側に譲渡する場合は IDLE 通知コマンドを送信します。その後、HT PC からのコマンド受
信待ち状態となります。この時、HT はアイドルモード(FLKIdle 関数)にする必要があります。
実行状態は通信状態取得関数(FLKReadStatus)で取得します。
IDLE 通知コマンド送信の際、PC へスクリプトファイルの指定が行えます。但し、PC モードの
HT(FLCE.EXE)にはスクリプトファイル実行機能はありません。
PC モード
PC はセッション確立後に HT からのコマンド受信待ちとなり、以後受信したコマンドに従い、処理を実行し
ます。
HT から IDLE 通知コマンドを受信した場合、PC に送信権が移ります。