User manual - システムライブラリマニュアルver.1.08(2012年3月29日)

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補足
以下の手順で関数を呼び出すと、端末が擬似 OFF 状態になります。
1. SysSetVirtualOffMode 関数を使用して擬似 OFF を有効に設定
2. SysDisablePowerOff関数を使用して電源キーを無効に設定、または SysSetVirtualOffModeEx
数を使用(詳細は下記参照)
上記の設定を行うと、電源ドライバは電源キー押下により以下のメッセージを発行するようになります。
電源 OFF
WM_POWERBROADCAST0x0218)の PBT_APMSUSPEND0x0004
(通常時、本メッセージは電源ドライバより発行されません。擬似 OFF 設定時のみ発行されま
す。)
電源 ON
WM_POWERBROADCAST PBT_APMRESUMESUSPEND0x0007
上記のシステムメッセージの処理内で、以下の設定を行ってください。
SysDisablePowerOff 関数を使用した場合
以下の設定を個別に行ってください。
- ディスプレイ電源制御
- キー入力制御
- 音声制御
- ブザー制御
- バイブレータ制御
- LED 制御
SysSetVirtualOffModeEx 関数を使用した場合
擬似 OFF 有効/無効
ただし、キー入力制御に関しては、SysSetAllKeyLock 関数で無効にできないキーがあります。電源キ
ーについては SysDisablePowerOff
関数を、トリガーキーについては OBRClose 関数や IMGDeinit
数をそれぞれ実行することにより、無効になります。
また、擬似 OFF 中に VDET1 が発生した場合、無線 LAN の電源が ON の状態では、電池が即座にな
くなり、VDET2 が発生します。そのため、VDET1 発生時に発行する WM_POWERBROADCAST
PBT_APMBATTERYLOW0x0009)のメッセージを受け取ったら、SysPowerOff 関数を使用して、本体
電源を OFF にすることを推奨します。
擬似 OFF の設定状態は、VIRTUALOFF_ENABLE を複数回設定しても、VIRTUALOFF_DISABLE 1
回実行するだけで解除できます。
対応情報
機種
: DT-5200 / DT-X7 / DT-5300 / IT-300 / DT-X8 / IT-9000
ヘッダ
: SystemLib.h
ライブラリ
: SystemLib.lib