User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)

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2.7 通信カード
DT-9800 には PC Card インターフェイスがあり、無線 LAN カードや電話カードなどの PC Card および
Compact Flash カード（PC Card アダプタに装着）を使用することができます。
2.7.1 通信カードドライバ
DT-9800 で通信カードを使用する場合は、カードメーカーより提供されるドライバおよびユーティリティを
使用してください。その際、使用するドライバおよびユーティリティは、以下の条件に合致していなければ
なりません。
表 2-69
項目 内容 備考
対応 OS
Windows CE 5.0
Windows Mobile 用は不可
対応 CPU
ARMV4I
ユーティリティの画面構成 縦 320 ドット×横 240 ドット
DT-9800 に内蔵されている、Microsoft 提供の通信カードに関連したドライバは以下のとおりです。
ただし、各ドライバに対応した特定のカードがあるわけではないので、動作保証はできません。
表 2-70
カード 関連するドライバ 備考
シリアルカード ・Serial port driver for the 16550 UART
モデムカード ・Unimodem (TAPI Service Provider) Driver
・Tapi driver
ＬＡＮカード ・NDIS Miniport driver for generic NE2000
・NDIS Miniport driver for Xircom CE2B PC Card adapter
・Cisco 802.11 PC Card driver
2.7.2 カード電源投入切り替え
PC Card インターフェイスに電源を投入するかどうかを、コントロールパネルから設定します。メモリカード
や LAN カードなど、デフォルト設定では常時電源を投入するカードについて不使用時にカード電源をオ
フすることで、電池寿命を延ばすのに有効です。この設定は PC Card スロットの電源を制御するため、挿
入するカードの種類を問わず、全てのカードについて影響します。
ユーザーアプリケーションで PC Card を制御する場合は、API で切り替えることを推奨します。
2.7.3 Wake On 機能
PC Card インターフェイスには、STSCHG 信号による Wake On 機能があります。
ただし、標準的な PC Card デバイスがないため、設定メニューはありません。アプリケーションで有効／無
効を設定し、イベント受信待ちをしてください。その際、使用する通信カードドライバが Wake On機能に対
応している必要があり、使用するカードによってはカード内部の設定も変更する必要のある場合もありま
す。（詳細は、使用する通信カードの説明書を参照してください）
DT-9800 に内蔵されている通信カードドライバは、WakeOn 機能に対応しておりません。