User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)
86
2.6.7 通信切断時処理
周囲の電波状況などにより、Bluetooth 通信が切断する場合があります。アプリケーションでは、WriteFile
API や ReadFile API などのエラーとして、通信切断を検出することが可能です。
通信の切断が発生した場合には、Bluetooth ツールまたはアプリケーションを使用して、通常の
Bluetooth 切断処理を行った後、再度 Blueooth 接続を行ってください。
通常の Bluetooth切断処理を行わない場合には、Blueoothスタック内部において下位層では切断されて
いるが上位層では接続状態になっているなどの不整合が発生し、通信が継続できなくなる可能性があり
ます。
2.6.8 サスペンド/レジューム時処理
Bluetooth 使用時に本体のサスペンドを実行すると、本体内蔵 Bluetooth デバイスの電源を自動的に
OFF します。その後本体のレジュームを行うと、内蔵 Bluetooth デバイスの電源も自動的に ON しますが、
一度電源が OFF されたことにより、Blueooth 通信に必要なパラメータが初期状態に戻るため、Bluetooth
デバイスに再度これらのパラメータ設定する必要があります。このため、Bluetooth スタックの再初期化を
実行する必要があります。
Bluetooth ツール、または Bluetooth ライブラリを使用している場合は、サスペンド/レジュームを自動的に
検出して、Bluetooth スタックの再初期化を自動的に実行します。