User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)
85
2.6.6 プロファイルごとの通信手順
Bluetooth 通信では、電波環境により通信リンクが切断されてしまう可能性があるため、アプリケーションで
はリトライ処理を必ず行ってください。リトライ処理は、無線 LAN と Bluetooth の干渉だけでなく、ISM バン
ドを利用する電子レンジ等の他の機器との干渉時にも必要です。
シリアルプロファイル
Bluetooth の接続管理を、Bluetooth ツールまたは Bluetooth ライブラリで行います。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
Bluetooth ライブラリ
BTConnectSerial
Bluetooth 仮想シリアルプロファイルで接続を実行
BTSendSerialData
Bluetooth 仮想シリアルプロファイルでデータの送信実行
BTReceiveSerialData
Bluetooth 仮想シリアルプロファイルでデータの受信実行
BTDisconnectSerial
Bluetooth 仮想シリアルプロファイルの接続を切断
DUN (Dial-Up Network)
Bluetooth の接続管理を、Bluetooth ツールまたは Bluetooth ライブラリで行います。
”BTP1”を使用する RAS 設定を使用して、通信を行います。
接続後は TCP/IP 通信が可能です。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
Bluetooth ライブラリ
BTSelectDevice
接続する Bluetooth 機器の指定
PAN(Personal Area Network)
Bluetooth ツールでアクセスポイントに接続後、TCP/IP 通信が可能です。
OBEX(Object Push Profile)
Bluetooth ツールを使用して、ファイル送受信を行います。
FTP(File Transfer Profile)
Bluetooth ツールを使用して、ファイル送受信を行います。