User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)

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2.5 IrDA通信
2.5.1 サポート速度
IrDA は、以下の物理速度をサポートします。
2-63
経由
SIR FIR
IrDA プロトコル 960019.2K38.4K57.6K115.2K bps
4M bps
RAW IR
960019.2K38.4K57.6K115.2K bps
IrDA プロトコル使用時の通信速度は、相手機器とのネゴシエーションで自動的に決定します。
自機と相手機とのサポート速度のうち両方でサポートしている最高速度で通信を行います。
アプリケーションによる転送速度の設定はできません
2.5.2 COMポート
IrDA で使用する COM ポートは以下のとおりです。
2-64
IrDA プロトコル
COM3
RAW IR IRD1
IrDA 機器との通信をアプリケーションから直接プログラミングする場合、API して上記の COM ポート
でなく、IrSock を使用することを推奨します。IrSock の仕様は MSDN を参照下さい。
COM3 を使用した通信では、接続できたかどうかの確認が取れない等、厳密な通信管理が出来ない
ため推奨できません。どうしても使用せざるを得ない場合には、上位プロトコル側で通信管理を行う等、
十分なシステム設計と検証が必要です。
IRD1 は、プロトコルを介さず、生のデータを直接、赤外線上で送受信します。IrDA 物理層規格に準
拠しているが、IrDA プロトコルを搭載していない機器との通信に使用します。赤外線上で生のデータ
のやりとりを行う事から、通信相手および上位で用いる通信速度、通信プロトコル等の組み合わせによ
り安定した通信ができない場合があり、推奨できません。どうしても使用する場合、システム構築時に
赤外線通信の特性を十分に考慮の上、システム設計および検証を行ってください。