User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)

53
印字機能
大きく分けて、「文字フォントの印字」と「ビットイメージの印字」の 2 つの機能を実装しています。
印字開始条件
プリンタは、印字開始条件が成立した場合に印字します。印字開始条件は、下記のとおりです。
1. CRLFFF コードが出力された場合 CR/LF が連続で入力された場合は LF を無視します)
2. 1 行バッファフルになった場合
3. ビットイメージ印字(ビットマップ、画面印刷等を含む)の場合
用紙幅指定
プリンタライブラリ関数の用紙幅指定で、使用する用紙の用紙幅を指定します。指定可能な用紙幅は下
記のとおりです。
1. 80 mm
2. 58 mm
必ず使用する用紙に適した用紙幅を指定してください
58 mm用紙で印字した本体で 80 mmの印字を行うと、印字かすれが起こる可能性があります。このた
め、用紙幅 58 mm を設定し印字した後は、80 mm へ変更することはできません。
用紙幅を変更した場合、左右マージンの設定は 0 にリセットされます。
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
プリンタライブラリ
PRNSetPaperWidth
使用する用紙の用紙幅の指定
PRNGetPaperWidth
用紙幅の設定状態の取得
用紙指定
最適な印字(制御)を行うため、ESC コマンド「用紙設定」で使用する用紙を指定する必要があります。
DT-9800 の推奨用紙を下記に示します。
2-44
用紙名 用紙種類
F-200U9W6
1P (高感度)
HS360
1P (標準)
AFP-235
1P (長期保存)
HG56S
ラベル
TLC00
2P
2P 紙を使用する場合は、印字速度指定もグラフィック印字モードへ設定して下さい。
印字が停止(ESC コマンドの「未印字吐き出し」を実行)してから、用紙指定を行って下さい。印字中に
用紙指定を変更すると、印字中のデータが指定された用紙のパラメータで印刷されるため、印字品位
に影響を与える場合があります。
印字濃度指定
ESC コマンド「印字濃度指定」で、印字濃度を指定することができます。印字濃度は、9 段階の指定が可
能です。
印字が停止(ESC コマンドの「未印字吐き出し」を実行)してから、濃度指定を行って下さい。印字中に
濃度指定を変更すると、印字中のデータが指定された濃度で印刷されるため、印字品位に影響を与
える場合があります。