User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)
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データ読み取り方法
バーコードリーダを使用したバーコードデータの読み取りには、SOBR ライブラリ関数を使用します。
バーコードリーダの使用に先立ち、バーコードリーダと DT-9800 の通信を確立するために関数
「SOBROpen」を実行する必要があります。
バーコードデータの読み取りは、バーコードリーダのトリガーキーを押すと実行され、バーコードリーダ内
のメモリに保存されます。
バーコードデータがメモリに保存されると、DT-9800 はメッセージまたはイベントによる通知を行います。ア
プリケーションはこの通知を受けてから、データの読み出しを行うよう設計することを推奨します。
関数「SOBRStatus」を使用すると、保存されているデータ数と通信状態を確認することができます。
アプリケーションはデータ受信通知を受けた後 SOBRStatus を使用して、保存されているデータ数を確認
し、関数「SOBRReceive」を実行することでデータを取得することができます。
SOBRStatus を実行して通信エラーの発生を検出した場合は関数「SOBRClose」を実行してプログラムを
終了した後、通信ケーブル等の確認を行い、再度 SOBROpen を実行する必要があります(※バッファフ
ル: SOBR_BUFF_FULL は通信エラーに含まれません)。
バーコードリーダの操作を終了する際は、バーコードリーダと DT-9800 の通信を終了させるために
SOBRClose を実行してください。
以下にデータ読み取り時の、SOBR ライブラリ関数使用方法の一例を示します。
例)データ読み取り(メッセージ通知)
図 2-9
SOBROpen()
SOBRSetEventNotification
で読み取り完了通知を
「メッセージ」に設定
SOBRReceive()
SOBRClose()
WndProc()
End
N
SOBRStatus()
WM_CREATE?
WM_SOBR_RECEIVING?
WM_CLOSE?
他のメッセージ処理
Y
N
Y
Y
Y
N
データ取得?
N