User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)
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2.1.7 リセット処理
DT-9800 のリセット処理には、「ソフトリセット」、「フルリセット」、「パワーオンリセット」の 3 種類があります。
それぞれの処理で初期化されるメモリは下表のとおりです。
RAM
その他
プログラム
メモリ
オブジェクトストア
(レジストリ等)
FROM
ディスク
時計
(RTC)
個別 ID 代理店 ID
ソフトリセット 初期化 保持 保持 保持 保持 保持
フルリセット 初期化 初期化 保持 保持 保持 保持
パワーオンリセット 初期化 初期化 保持 初期化 保持 保持
ソフトリセット
本体裏面のリセットボタンを押した際の処理です。プログラムメモリを初期化します。
リセットボタンは、作業中のデータ、書き込み中のファイルなどを破壊する場合がありますので注意が必要
です。
フルリセット
電源 ON 中に、“電源”キーと“取消”キーを押しながら、リセットボタンを 1 秒以上押すことで発生します。
フルリセットの場合、消去して良いかを確認する以下のメッセージを 2 回表示します。
1回目 2回目
図 2-5
図 2-6
フルリセットの確認は、プログラムキーで行います。
確認メッセージで 2回とも Rプログラムキーを押すと、ユーザーメモリ(オブジェクトストアとプログラムメモリ)
を初期化(クリア)します。
パワーオンリセット
外部電源(AC)の供給もなく、メイン・バッテリ、バックアップ・バッテリともに装着されていない、放電状態の
DT-9800 に、バッテリを装着して電源 ON したときに発生します。
RAM や時計を初期化してから、システムの再起動を行います。