User manual - ソフトウェアマニュアルver.1.02(2009年6月16日)
25
2.1.6 メモリ管理
RAM
RAM の総容量は 64 MB または 128 MB であり、以下の目的に使用します。
• OS およびプログラムが使用するプログラムメモリ
• 一時的なファイルの保存などに使用するオブジェクトストア
• その他 OS 管理外プログラムや OS 常駐エリア
• 表示バッファ
• ドライバワーク
OS は RAM にロードした後に実行します。このため、従来に比べフルリセット時の RAM へのロード時間が
かかります。
オブジェクトストアはユーザーが自由に使用可能ですが、電池の消耗などにより消えることがあります。オ
ブジェクトストアはあくまでもテンポラリエリアとして使用し、重要なデータファイルなどは FlashDisk に格納
してください。
コントロールパネルを使用して、ディスク容量を変更することが可能です。
表 2-11 初期状態
RAM 搭載量 メモリ 初期状態
プログラムメモリ容量
31.7 MB
7.4 MB 使用済み
64 MB
オブジェクトストア容量
31.7 MB
0.3 MB 使用済み
プログラムメモリ容量
64.5 MB
7.4 MB 使用済み
128 MB
オブジェクトストア容量
64.5 MB
0.3 MB 使用済み
• RAM のうち、上記以外は OS 常駐エリア、表示バッファ、ドライバワークとして使用します
FlashDisk
Flash Disk の総容量 96MB であり、64MB は OS バイナリ領域として使用し、残りの 32MB をユーザーディ
スクとして開放し、FlashDisk フォルダとしてアクセス可能です。
ユーザーディスクはアプリケーション/マスタデータ/トランザクションデータなど、ユーザーデータを自由に
読み込み/書き込みすることが可能です。
FlashDisk フォルダは、RAM ディスクとは異なりバックアップ電力が不要なため、本体の電池が消耗した場
合でも消えることがありません。RAM ディスクの重要なデータファイルなどは、電源オフ時に FlashDisk フ
ォルダにバックアップしてください。
FlashDisk フォルダのフォーマットおよび管理は、コントロールパネル内にある「記憶域マネージャ」を使用
します。
デフォルトでフォーマットした場合、FlashDiskフォルダの容量は約 29.5MBになります。(容量はFlashDisk
の状態によって変化する可能性があります)