User manual - ソフトウェア拡張機能マニュアルver.1.00(2006年10月26日)
CASIO CONFIDENTIAL
7) CODE93
8) CODE128
9) MSI/Plessey
3-2-2 データ読み取り方法
バーコードリーダを使用したバーコードデータの読み取りにはライブラリ関数を使用します。
バーコードリーダの使用に先立ち、バーコードリーダと DT-9700 の通信を確立するために関数
「SOBROpen」を実行する必要があります。
バーコードデータの読み取りはバーコードリーダのトリガーキーを押すと実行され、バーコードリ
ーダ内のメモリに保存されます。バーコードデータがメモリに保存されると DT-9700 はメッセージま
たはイベントによる通知を行います(アプリケーションはこの通知を受けてからデータの読み出しを
行うよう設計することを推奨します)。
関数「SOBRStatus」を使用すると、保存されているデータ数と通信状態を確認することができます。
アプリケーションはデータ受信通知を受けた後 SOBRStatus を使用して、保存されているデータ数を
確認し、関数「SOBRReceive」を実行することでデータを取得することができます。
SOBRStatus を実行して通信エラーの発生を検出した場合は関数「SOBRClose」を実行してプログ
ラムを終了した後、通信ケーブル等の確認を行い、再度 SOBROpen を実行する必要があります(※バ
ッファフル: SOBR_BUFF_FULL は通信エラーに含まれません)。
バーコードリーダの操作を終了する際は、バーコードリーダと DT-9700 の通信を終了させるために
SOBRClose を実行してください。
以下にデータ読み取り時のライブラリ関数使用方法の一例を示します。
例)データ読み取り(メッセージ通知)
SOBROpen()
SOBRSetEventNotification
で読み取り完了通知を
「メッセージ」に設定
SOBRRead()
SOBRClose()
N
SOBRStatus()
WM_CREATE?
N
WM_SOBR_RECEIVING?
WM_CLOSE?
N
Y
Y
N
データ取得?
Y
Y
他のメッセージ処理
End
WndProc()
例)データ読み取り(イベント通知)
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