User manual - デバイス制御ライブラリリファレンスマニュアル(2014年10月10日)
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9. ファイル管理
9.1 関数リファレンス
DT-970 では、次の関数を使用することで、アプリケーションからディレクトリやファイルに対する処理を行
なうことができます。
高水準関数
関数 機能概要 ファイルシステム
FAT DT-700
fil_mkdir
ディレクトリの作成 ○ ×
fil_rmdir
ディレクトリの削除 ○ ×
fil_remove
ファイルの削除 ○ ○
fil_rename
ファイル名の変更/移動 ○ ○
fil_fstat
ファイルの日時・サイズ・属性の取得 ○ ○
fil_chsize
ファイルサイズの変更 ○ ○
fil_getsize
ファイル領域空きサイズの取得 ○ ○
fil_getsize2
ファイル領域空きサイズの取得(4GB 以上対応版) ○ ○
fil_findfirst
ファイルの検索 ○ ○
fil_findnext
検索ファイル次候補の取得 ○ ○
fil_filesize
ファイルの個数と総サイズの取得 ○ ○
fil_filesize2
ファイルの個数と総サイズの取得(4GB 以上対応版) ○ ○
fil_filefind
ファイル全パス名の取得 ○ ○
dat_fdir
ファイル格納情報の取得 × ○
dat_fsize
ファイル空き領域サイズの取得 × ○
dat_fdel
ファイルの削除 × ○
dat_frname
ファイル名の変更 × ○
dat_F_Search
ファイルデータの検索 × ○
※ DT-700 互換ファイルシステムの場合、ドライブおよびディレクトリの概念がありません。ルートディレクト
リのみ有効です。
※ DT-700 互換ファイルシステムの場合、ファイル属性がありません。ファイルの検索(fil_findfirst)では、
ファイル属性
は検索条件対象外です。
低水準インタフェース
ファイルについての処理(状態管理、書込/読込等)、およびメモリ管理を行ないます。
関数 機能概要
open
ファイルのオープン
close
ファイルのクローズ
read
ファイルのリード
write
ファイルのライト
lseek
ファイルリード/ライト位置の設定
sbrk
メモリ領域の割り当て
※ 低水準インタフェース関数と高水準関数を併用した場合、誤動作の原因となります。高水準関数との
併用は避けてください。