User manual - デバイス制御ライブラリリファレンスマニュアル(2014年10月10日)

96
9. ファイル管理
9.1 関数リファレンス
DT-970 では、次の関数を使用することで、アプリケーションからディレクトリやファイルに対する処理を行
なうことができます。
高水準関数
関数 機能概要 ファイルシステム
FAT DT-700
fil_mkdir
ディレクトリの作成 ×
fil_rmdir
ディレクトリの削除 ×
fil_remove
ファイルの削除
fil_rename
ファイル名の変更/移動
fil_fstat
ファイルの日時・サイズ・属性の取得
fil_chsize
ファイルサイズの変更
fil_getsize
ファイル領域空きサイズの取得
fil_getsize2
ファイル領域空きサイズの取得(4GB 以上対応版)
fil_findfirst
ファイルの検索
fil_findnext
検索ファイル次候補の取得
fil_filesize
ファイルの個数と総サイズの取得
fil_filesize2
ファイルの個数と総サイズの取得(4GB 以上対応版)
fil_filefind
ファイル全パス名の取得
dat_fdir
ファイル格納情報の取得 ×
dat_fsize
ファイル空き領域サイズの取得 ×
dat_fdel
ファイルの削除 ×
dat_frname
ファイル名の変更 ×
dat_F_Search
ファイルデータの検索 ×
DT-700 互換ファイルシステムの場合、ドライブおよびディレクトリの概念がありません。ルートディレクト
リのみ有効です。
DT-700 互換ファイルシステムの場合、ファイル属性がありません。ファイルの検索(fil_findfirst)では、
ファイル属性
は検索条件対象外です。
低水準インタフェース
ファイルについての処理(状態管理、書込/読込等)、およびメモリ管理を行ないます。
関数 機能概要
open
ファイルのオープン
close
ファイルのクローズ
read
ファイルのリード
write
ファイルのライト
lseek
ファイルリード/ライト位置の設定
sbrk
メモリ領域の割り当て
低水準インタフェース関数と高水準関数を併用した場合、誤動作の原因となります。高水準関数との
併用は避けてください。