User manual - デバイス制御ライブラリリファレンスマニュアル(2014年10月10日)

81
5. 電源管理
5.1 概要
ここでは、DT-970 の電源管理について説明します。
自動電源 OFF (APO:Auto Power OFF)
APO とは一定時間操作をしていない状態が続いた場合に、自動的に電源を OFF する機能です。
APO 実行までの時間は、159 分の範囲(1 分単位)で設定することができます。
APO で自動的に電源を OFF した場合、次回の電源 ON は、システム設定のレジューム ON/OFF の設定に
かかわらずレジューム ON 起動となります。
APO イベントの通知を有効に設定している場合は、イベントフラグに FL_LB_INT_LB4 を立て、電源を OFF
しません。
pwr_hold_apo関数を使用してAPOを禁止することができます。
通信ユーティリティは自分
APO を禁止しますので、アプリケーションプログラムから禁止にする必要はあ
りません。
自動バックライト OFF (ABO:Auto Backlight OFF)
ABO とは一定時間操作をしていない状態が続いた場合に、自動的にバックライトを OFF する機能です。
ABO 実行までの時間は、1059 秒の範囲(1 秒単位)で設定できます。
ABO で自動的に OFF したバックライトは、キー入力で再び ON します。
低消費電力制
key_readkey_stringkey_num関数
を実行してシステムがキー待ち状態になった場合、CPUSLEEP
状態にして消費電力を抑えます。
電源 OFF
pwr_off関数
を使用して、アプリケーションからDT-970 の電源をOFFすることができます。
クレードル起動
pwr_IoboxBootMode関数
を使用して、クレードルの接続を検出したときにDT-970 の電源を自動的にON
するように設定できます。