User manual - デバイス制御ライブラリリファレンスマニュアル(2014年10月10日)
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18.1.2 ファイル送受信基本機能
複数ファイルの送信および受信を行うための基本機能を提供します。
(9)
通信基本関数
ファイル送受信関数およびリモート操作関数を使用する際に必要となる基本関数です。
(9) 通信ポートの初期化
[回線ポートの指定]
回線ポートの初期化を行います。回線ポートは COM0:赤外線(IrDA) とします。
回線ポートによるパラメータおよび設定値を以下に示します。
COM0(赤外線)
最高速度
CU_B9600(9600bps) / CU_B19K(19.2kbps) / CU_B38K(38.4kbps) /
CU_B57K(57.6kbps) / CU_B115K(115.2kbps)
[HT モード/PC モード指定]
PC と通信を行う場合、DT-970 は通常モード(HT モード)でオープンする必要があります。
DT-970 と通信を行う場合、一方が PC モード、もう一方が HT モードでオープンする必要があります。
[APO 禁止設定]
回線オープン時、APO 状態をセーブし、APO 禁止設定を行います。
オープンエラー時は、APO 禁止設定は行われません。
オープン後は、回線クローズでのみ APO の復旧を行うので、エラー発生後は回線をクローズする必要が
あります。
② 通信ポートのクローズ
通信終了および回線ポートのクローズを行います。通信を終了するために相手局に終了指示コマンドを
送信します。
ただし、既に相手局より終了指示コマンドを受信していた場合は、終了指示コマンドの送信は行いませ
ん。
終了指示コマンドにはエラー情報(カテゴリコード・エラー詳細コード)を設定します。
回線オープン時にセーブした APO 設定を復旧します。
③ 中断キーの登録/削除
中断キーの選択登録/削除を行います。
登録は回線オープンの前に、削除はクローズの後に行う事が必要です。
④ エラー詳細情報の取得
エラー情報の取得を行います。
発生エラーコード、相手局からの終了指示コマンドのエラー情報(カテゴリコード・エラー詳細コード)等の
取得が可能です。