User manual - デバイス制御ライブラリリファレンスマニュアル(2014年10月10日)
206
13.2.2 レーザー発光幅の制御
遠距離のバーコードスキャンを行なうと、レーザーの走査幅が広がり、読み取り対象バーコード以外の複
数のバーコードをスキャンしてしまうことがあります。
DT-970 では、読み取り対象バーコードの幅にあわせてレーザーの照射を変更することにより、確実にバ
ーコードを読み取ることができます。
レーザー発光幅制御の機能を以下に示します。
機能 内容
キャリブレーション DT-970 個体差によるレーザー発光幅位置を補正します。
レーザー発光幅設定 レーザー発光幅を 4 段階で設定します。
キャリブレーション (wkup_calib関数
)
DT-970 の個体差によるレーザー発光幅位置(レーザーの発光幅)を調節します。
キャリブレーション(wkup_calib関数)は電源イベントを処理しません。そのため、アプリケー
ションプログラ
ムが電源イベントの通知を有効に設定した状態で呼び出すと、電源キーを押してもオフできないなどの問
題が発生します。そのため、呼び出しに際しては電源イベントの通知を解除してください。
レーザー発光幅設定機能 (OBR_swing関数)
レーザー発光幅を 4 段階
で設定します
※ リセットにより、レーザー発光幅制御量は”間口幅制御なし”に設定されます。
レーザー発光幅制御量 レーザー発光幅
発行幅制御なし 40°
幅広 32°
幅中 24°
幅狭 16°
レーザー発行幅制御なし
設定 1: 幅広 設定 2: 幅中 設定 3: 幅狭