User manual - アプリケーション開発ガイド(2014年10月10日)
7) pwr_vibrator 関数による振動の継続
DT-930では pwr_vibrator関数は停止するまで振動し続けていましたが、DT-970では振動開始後約
4 秒で自動的に停止されます。
振動を継続するためには、再度 pwr_vibrator 関数で振動を開始してください。
pwr_vibrator 関数については、「デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアル」を参照してください。
8) カシオ IR インターフェイスの廃止
DT-970 では、カシオ Irインターフェイスはサポートしていません。DT-970 で IrDAを使用するアプリケ
ーションを作成する場合は、IrCOMM プロトコルの IrDA 制御関数(Ir_xxx)を使用してください。 この
場合、相手先は IrCOMM に対応している機器に変更する必要があります。
IrDA 制御関数については、「デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアル」を参照してください。
9) トリガーキーの検出処理
DT-970 では、OBR 使用時のトリガーキー、L/R キーの動作が DT-930 と異なります。DT-930 では、ト
リガーキーを押下したままの状態で OBR_open関数を実行すると、レーザが発光し読取動作を開始し
ます。DT-970 では、トリガーキーを押下したままの状態で OBR_open 関数を実行しても、レーザを発
光しません。読取動作を開始するためには、OBR_open 関数実行後にトリガーキーを押下してくださ
い。
また、DT-930 では、L/R キーが OBR キーに登録されていると、OBR_close 関数実行時にキーロール
オーバーが無効になります。DT-970 では、L/R キーは常にキーロールオーバーが有効になります。
7.2. パッチ
PATCH001.LOD および PATCH970.LOD は「DT-970 Export SDK」に含まれていて、既定のインストール
フォルダにインストールした場合は、下記フォルダに存在します。
32 ビット OS: C:¥Program Files¥Windows CE Tools¥wce500¥DT-970¥Patch
64 ビット OS: C:¥Program Files (x86)¥Windows CE Tools¥wce500¥DT-970¥Patch
7.3. サンプルアプリケーション
サンプルアプリケーションは、「DT-970 Export SDK」に含まれていて、既定のインストールフォルダにイン
ストールした場合は、下記フォルダに存在します。
32 ビット OS: C:¥Program Files¥Windows CE Tools¥wce500¥DT-970¥Sample
64 ビット OS: C:¥Program Files (x86)¥Windows CE Tools¥wce500¥DT-970¥Sample
もしくは、「DT-970 基本開発キット」の CD の下記フォルダに存在します。
¥Sample
サンプルアプリケーションを使用する場合は、お使いの PC の任意の場所へコピーしてください。
使用する OS に応じてプロジェクトファイルの名称が異なります。
このとき、書き込み権限のないフォルダでビルドを行うと、エラーが発生します。
32 ビット OS: (サンプルアプリケーション名).ciprj
64 ビット OS: (サンプルアプリケーション名)64.ciprj
また、サンプルアプリケーションをビルドするとき、「DT-970 Export SDK」を既定のインストールフォルダか
ら変更した場合は、下記の赤枠内を変更したフォルダに書きなおしてから、ビルドを実行してください。
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