User manual - アプリケーション開発ガイド(2014年10月10日)
6.6. コード/オブジェクト変換
KJ_CNVRT
漢字変換ツールは、変換元プログラムの漢字コードを 16 進数値データに変換して、結果を変換先
ファイルに出力します。
変換元(foo.c)から、変換先(bar.c)を生成する場合は、以下の記述となります。
KJ_CNVRT foo.c bar.c
ccrx
ccrx はコンパイルドライバの起動コマンドです。
本コマンド起動により,コンパイル,アセンブル,リンクを行うことができます。
入力ファイルの拡張子が「.s」「.src」「.S」「.SRC」のいずれかである場合,コンパイラはそのファイル
をアセンブリ言語ファイル(.src, .s)と解釈して,アセンブラを起動します。
これら以外の拡張子のファイルは,C/C++ 言語ソースファイル(.c, .cpp)としてコンパイルします。
C 言語ソースファイルから、リロケータブルファイル(.obj)を生成する場合は、以下のオプション指定が必
要です。
No
項目 内容
1
CPU 選択
-cpu=rx600
2
エンディアン選択
-endian=big
3
ビットフィールド
-bit_order=left
4
符号指定無ビットフィールド型
-signed_bitfield
5
符号指定無 char 型
-signed_char
6
double 型サイズ
-dbl_size=8
7
コンパイルエラーレベル (※1)
-change_message=error=20223
8
リロケータブルファイル出力
-output=obj
※1 関数のプロトタイプ宣言がない場合、エラーとして処理します。
C 言語ソースファイル(foo.c)から、リロケータブルファイル(foo.obj)を生成する場合は、以下の記述となり
ます。
ccrx -cpu=rx600 -endian=big -bit_order=left -signed_bitfield
-signed_char -dbl_size=8 -change_message=error=20223 -output=obj foo.c
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