abc DT-970 シリーズ ハードウェアマニュアル このマニュアルは、DT-970 とオプション製品の ハードウェア仕様について説明します。 Ver. 1.
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変更履歴 バージョン 変更日付 1.00 1.01 2013.10 2014.
目次 1. 1.1. 1.2. 1.3. 1.4. 1.4.1. 1.4.2. 1.4.3.
1. 概要 1.1. 特徴 プラットフォーム • μITRON 4.0 通信機能 • IrDA Ver.1.0 • Bluetooth® Version 2.1 + EDR (Class2) • USB version 2.0(ホスト/クライアント) サイズ・重量 • 外形寸法 • 重量 :54.0(52.0)×173.2×25.0(26.9) mm :約 210 g 耐衝撃性・防塵 • 落下強度 • 防塵・防滴 :2.
1.2.
1.3.
1.4. 概観 1.4.1.
表 1-4 No 各部の名称とはたらき 名称 1 2 バーコード読み取り口 インジケータ 3 画面 4 5 6 7 L トリガーキー R トリガーキー カーソルキー キー 内容 この窓からレーザー光が照射され、バーコードを読み取ります。 3 色 LED(赤、緑、青)。動作状態・読み取り確認を表示します。 緑 :読み取り正常 赤 :読み取り NG アプリケーションによって、表示点灯の制御が可能です。 プログラム実行時などにその内容を表示する液晶ディスプレイで す。 バーコード読み取り操作キーです。 バーコード読み取り操作キーです。 カーソルキーです。 7-1 CLR キー :入力をキャンセルするキーです。 7-2 電源キー :電源を ON/OFF するキーです。 7-3 BS キー :カーソルの左の文字を削除するキーです。 7-4 S キー :文字入力モードと数値入力モードの切り替えキーで す。LCD 上に ”S” が点灯しているときは文字入力モード、消灯 しているときは数値入力モードです(”S”の表示が ON に設定さ れている場合)。”S”の表示/非表示は、アプリケーション
16 17 18 データ通信端子 給電端子 赤外線ポート クレードルとの通信に使います。 クレードルからの給電に使います。 非接触型赤外線通信部です。もう 1 台の DT-970、クレードルな どとの通信に使用します。 8
1.4.2.
1.4.3.
9 10 11 12 本体装着検知用スイッチ 給電端子 データ通信端子 電源表示用 LED 13 DT-970 固定用フック DT-970 が正しくセットされていることを検知するスイッチです。 DT-970 へ電源を供給する端子です。 データ通信を行う端子です。 電源の状態、DT-970 の装着状態を表示します。 赤色点灯 :電源 ON 緑色点灯 :DT-970 が正常に装着されています。 DT-970 を固定します。 11
2. 基本仕様 2.1. DT-970 DT-970 シリーズ(全モデル)の基本仕様は下表のとおりです。 表 2-1 基本仕様 項目 CPU 本体メモリ RAM FROM SD カード 表示 方式 液晶サイズ ドット数 ドットピッチ 階調 文字種 フォントサイズ ドット数 バックライト インジケータ LED ブザー 音圧 バイブレータ スキャナ 方式 間口 波長 光出力 走査回数 最小分解能 読み取り PCS 読み取り深度 仕様 ルネサス製 32 ビット CPU 8MB 32MB microSD カードスロット、SDHC 対応 モノクロ 2.3 インチ ヨコ 128 ドット×タテ 128 ドット ヨコ 0.28mm×タテ 0.
読み取り幅 外光 読み取り可能コード ベント :45 – 550mm 接触読みの時: 最大 37.29mm(JAN13 の 1.
動作時間 バックアップ時間 副電池のみ 乾電池/エネループ :200 時間 乾電池/エネループ :175 時間 20 日 主電池+副電池 常温 25℃、副電池だけでバッ クアップした場合 常温 25℃、主電池が新品の 場合 5 ヶ月 *1 端子配列 裏面(画面を下にして) 図 2-1 常温で 10 秒に 2 回スキャン 同梱の乾電池を使用した場合 常温でキー待ち、演算、読み 取りが 20:1:1 の場合 同梱の乾電池を使用した場合 底面(画面を上にして) 端子配列 表 2-2 端子表 端子 1 2 3 4 5 6 名称 V BUS USB_ID DD+ V CRADLE GND 機能 USB 電源 USB ホスト クライアント切り替え USB DUSB D+ 本体給電 GND 14 方向 IN/OUT IN IN/OUT IN/OUT -
寸法・重量 図 2-2 寸法図 表 2-3 寸法・重量 製品名 仕様 サイズ (幅×奥行き×高さ mm) 54.0(52.0)×173.2×25.0(26.
2.2. USBクレードル HA-N60IO USB クレードル(HA-N60IO)の基本仕様は下表のとおりです。 表 2-4 基本仕様 項目 仕様 端末とのインターフェース 規格 通信速度 コネクタ USB クライアント 規格 転送速度 コネクタ 備考 USB 2.0 Full speed 12Mbps (最大) 接触端子 本体への給電と通信 端子配列は*1 参照 USB 2.
寸法・重量 表 2-6 寸法・重量 製品名 サイズ (幅×奥行き×高さ mm) 重量 仕様 備考 94.0×83.9×106.
2.2.1. LANクレードル HA-N62IO LAN クレードル(HA-N62IO)の基本仕様は下表のとおりです。 表 2-7 基本仕様 項目 端末とのインターフェース 規格 通信速度 コネクタ 仕様 USB 2.0 Full speed 12Mbps (最大) 接触端子 備考 本体への給電と通信 端子配列は*1 参照 LAN 通信方式 メディアタイプ USB ホスト 規格 伝送速度 バスパワー出力 IEEE 802.3 準拠 10base-T / 100base-TX 自動切換 USB 2.0 Full speed 12Mbps (最大) 5V±5% 最大 500mA 1 2 3 4 USB コネクタ A タイプ レセプタクル USB クライアント 規格 転送速度 コネクタ USB 2.
*1 端子配列 ①端子配列 (左から) 1 2 3 4 ②端子配列 (左から) 5 図 2-4 端子配列 表 2-8 端子表 端子 1 2 3 4 5 6 名称 D+ DUSB_ID V BUS V CRADLE GND 機能 USB D+ USB DUSB ホスト クライアント切り替え USB 電源 本体給電 GND 6 方向 IN/OUT IN/OUT OUT IN/OUT - 寸法・重量 表 2-9 寸法・重量 製品名 サイズ (幅×奥行き×高さ mm) 重量 仕様 備考 94.0×83.9×106.
3. 品質仕様 本章では、端末ならびにメインオプション品に関する環境性能、電気的仕様、機械的仕様、信頼性、適 用規格等について説明します。 3.1. 環境性能 3.1.1. DT-970 DT-970 シリーズ(全モデル)の環境性能は下表のとおりです。 表 3-1 環境性能 項目 温度 湿度(耐湿) 防滴・防塵 梱包保存 3.1.2.
3.1.3.
3.2. 電気的仕様 3.2.1. DT-970 DT-970 シリーズ(全モデル)の電気的仕様は下表のとおりです。 表 3-4 電気的仕様 項目 備考 DC3V / 0.4A 消費電力 3.2.2. 仕様 USBクレードル HA-N60IO USB クレードル(HA-N60IO)の電気的仕様は下表のとおりです。 表 3-5 電気的仕様 項目 備考 DC5V / 0.5A 消費電力 3.2.3.
3.3. 機械的仕様 3.3.1. DT-970 DT-970 シリーズ(全モデル)の機械的仕様(落下衝撃、耐振動)は下表のとおりです。 表 3-7 機械的仕様 項目 落下衝撃 条件 6 面 4 角 各 1 回 コンクリート上 同梱電池(LR6)及びエネループを装着 10~55Hz、XYZ 方向、往復 30 分間 電源 ON 中(表示点灯のみ) 2.0m 耐振動 3.3.2. 仕様 1.5G 以下 USBクレードル HA-N60IO USB クレードル(HA-N60IO)の機械的仕様(落下衝撃、耐振動)は下表のとおりです。 表 3-8 機械的仕様 項目 条件 6 面 各 1 回 コンクリート上 10~55Hz、XYZ 方向、往復 30 分間 電源 ON 中、通信していない状態 75cm 落下衝撃 耐振動 3.3.3. 仕様 1.
3.4. 適合規格 3.4.1. DT-970 DT-970 シリーズの適合規格、指令、要求事項は下表のとおりです。 表 3-10 適合規格 分類 全世界 無線規格/R&TC 防塵防沫 日本国内 安全規格/safety 電波規格/EMC 無線規格(電波法) 規格番号 (各最新版に対応) Bluetooth 適合認証 クラス 1 クラス 2 電気用品安全法 レーザー/LED VCCI 1-13ch 11b 14ch 電気通信事業法 3.4.2. PRD 2.0 PRD 2.
4. 注意事項 ※ 取扱説明書の注意事項を参照・厳守してください。 4.1. 取り扱い・運用時の注意事項 4.1.1. • • • • • • • • 4.1.2.
4.1.3. • • • • • • クレードル(HA-N60IO/HA-N62IO)について USB インターフェースでの通信中に振動や衝撃を与えないでください。通信が切れる原因となりま す。 USB インターフェースのスイッチを切り替えるときは、必ずハンディターミナルをクレードルから外して ください。(HA-N62IO の場合) ハンディターミナルを装着する際は、しっかりと装着してください。正しく装着されないと充電や通信 が行えません。 給電端子は絶対にショートさせないでください。故障の原因となります。誤ってショートさせた場合は、 AC アダプタをクレードルのジャックから抜いて挿し直してください。(HA-N62IO の場合) LAN または USB の通信においてノイズ耐性の弱い PC を使用された場合、誤動作を生じることがあり ます。 ハンディターミナルがクレードルに装着されている状態のままハンディターミナルを持ち上げないで ください。クレードルが不意に落下してけがや故障の原因となります。 4.2.
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