User manual - アプリケーション移行ガイド(2014年10月10日)
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1.4. 関数互換性
DT-930 アプリケーションの DT-970 での互換性維持の前提としては、DT-930 マニュアルに記載されてい
る関数で作成されているアプリケーションを対象とします。
上記、前提に基づいた、関数互換性を、表 1-1 に記載します。
[表 1-1]
No
分類 互換性 補足
1
カシオ提供 SDK 下記以外 ○
2
マルチドロップ
DT500 プロトコル
▲*1 16 関数 →5 章 5-1
3
TEC IrDA プリンタライブラリ ▲*2 5 関数 →5 章 5-2
4
シリアル通信制御
送受信切替ライブラリ
▲*3 28 関数 →5 章 5-3
5
C標準関数 マニュアル記載 ○ 87 関数 →5 章 5-4
6
マニュアル未記載 対象外
7
システムコール マニュアル記載
ファイル/メモリ操作
○ 6関数 →5 章 5-5
8
マニュアル記載
イベント操作
△ 3関数 →5 章 5-6
9
マニュアル未記載 対象外 209 関数→5 章 5-7
○:そのままで互換性有
△:DT930 互換関数を提供
*1:FLINK への移行が必要
*2:モバイルプリンタ制御ライブラリへの移行が必要
*3:IrDA 制御への移行が必要
1) カシオ提供 SDK マルチドロップ/DT500 プロトコル
表 1-1 の No.2「マルチドロップ/DT500 プロトコル」については、DT-970 では機能自体が存在せず
「FLINK プロトコル」への変更が必要となります。
「マルチドロップ」から「FLINKプロトコル」への移行等については「2.通信処理の移行」を参照して下さ
い。
2) カシオ提
供 SDK TEC IrDA プリンタライブラリ
表 1-1 の No.3「TEC IrDA プリンタライブラリ」については、DT-970 では機能自体が存在せず「モバイ
ルプリンタ制御ライブラリ」への変更が必要となります。
双方に機能差異があるので、マニュアルを確認の上、ソース修正が必要です。