User manual - アプリケーション移行ガイド(2014年10月10日)
19
以降の説明で(1)~(9)はマルチドロップ側ソースを指し、(A)~(H)は FLINK 側ソースを指すものとしま
す。
まず、マルチドロップ利用時のヘッダ定義(1)は、FLINK では不要です。
中断キーの設定[cu_stopKeySet](2)は、FLINK でも(A)のように同一記述です。
マルチドロップでは、通信速度は(3)構造体を[cu_open](4)の引数とする指定方法でしたが、FLINK
では直接[cu_open](C)の引数で指定します。
IrDA-USB クレードルを利用する場合、通信速度設定は(B)の記述をすると(C)引数を無視して PC 接
続モード動作となります。IrDA-USB クレードルを利用せず、本体間 IrDA 通信の場合は、(B)記述は
不要で(C)引数が有効となります。
エラー情報取得[cu_readErrStat](5)は、FLINK では(D)のように下記構造体で、より詳細なエラー情
報が取得できます。
[リスト 2-3]
マルチドロップでは端末側のドライブ指定[cu_setDrive](6)を実施して、送受信ファイルはファイル名
のみ指定(7)をする形態でした。
FLINK では、フルパスで指定(F)となり、::をデリミタとした複数ファイ指定が可能です。
送受信の進捗グラフは、マルチドロップでは[cu_fil
eRecv/cu_fileSend](8)の第6引数と第7引数で指
定していました。
FLINK では、構造体(E)で指定を行い[cu_fileRecv/cu_fileSend](G)に設定行う形態となります。
進捗グラフフォーマットは、マルチドロップでは下記フォーマットでした。
typedef struct{
UB kind; /* エラー種別 */
UB command; /* コマンド種別 */
UB category; /* カテゴリ */
UB detail; /* エラー詳細 */
UW biosStat; /* システムエラー */
}CU_ERRINFO;
CONFIG.HTS
XXX%
[*****.....]
←転送ファイル名(グラフ表示指定行)
←進捗のパーセンテージ表示
←進捗のグラフ表示(10%単位で.が*に変化します)
[図 2-12]