User manual - アプリケーション移行ガイド(2014年10月10日)
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2.4. マルチドロップからFLINKへの移行
1) 端末 ID 識別によるファイル送信
LAN クレードルを用いて、LAN 通信手段で接続する場合、IP アドレスで相手を特定することが可能で
す。
LMWIN 側で、IP アドレス毎にスクリプトを用意することで、任意の相手毎に、特定のファイルを転送す
ることが可能となります。
IP アドレスについては
A) DT-970 端末の IP を利用
B) クレードルの IP を利用
の何れかを選択可能です。A)の場合は端末を意識した挙動(*1)となり、B)の場合はクレードルを意識
した挙動(*2)となります。
*1…[端末 X][端末 Y]の IP での制御となるので、[端末 X]を[クレードル①][クレードル②]の何れに
装着しても、[端末 X]としてのファイル転送処理が可能。
*2…[クレードル①][クレードル②]の IP での制御となるので、[クレードル①] に[端末 X][端末 Y]
の何れに装着しても、[クレードル①]としてのファイル転送処理が可能。
※マルチドロ
ップでは、許可する端末 ID リストを管理する形態でしたが、上記手法で実現する場合には、
IP 毎に同一内容のファイルを複数用意する必要があります。
端末 X
端末 Y
[図 2-11]
USB 接触端子
LAN クレードル②
[HA-N62IO]
10base-T/100base-TX
USB 接触端子
LAN クレードル①
[HA-N62IO]
10base-T/100base-TX