User manual - アプリケーション移行ガイド(2014年10月10日)
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2. 通信処理の移行
2.1. 概要
本資料としては、まず、DT-930 におけるシステム構成パターンと、DT-970 におけるシステム構成パター
ンの対比を記載します。
このシステム構成パターンをベースとして、現在システムを DT-970 に置き換える際のシステム構成を御
検討下さい。
次に、DT-970 で未サポートとなったマルチドロップを利用しているアプリケーションについて、FLINK へ
移行するための技術情報を説明します。
最後に FLINK 利用アプリケーションについて、追加となった通信手段 Bluetooth/USB/LAN へ移行するた
めの技術情報を説明します。
2.2. DT-930 システム構成パターン
[表 2-1]
No
構成 通信プロトコル 通信手段 通信速度 接続台数
1
DT-930 端末間
FLINK IrDA 4Mbps
1 台同士
2
IrDA-USB クレードル
FLINK IrDA 4Mbps
8 台
3
サテライト IO ボックス
FLINK IrDA 115Kbps
8 台
4
ベーシック IO ボックス マルチドロップ
IrDA 19.2Kbps(*1)
8 台
*1…物理的には 115K だが、マルチドロップは 19.2K としている。
1) DT-930 端末間
DT-930 端末間を IrDA で通信する形態で、FLINK で利用可能でした。
DT-970 では、FLINK を利用した IrDA/Bluetooth 通信が可能ですが、IrDA 通信速度は 4Mbps から
115Kbps となります。
IrDA
[図 2-1]