User manual - ファーストステップガイド(2014年10月10日)

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3. アプリケーション開発とテスト
3.1. アプリケーション開発
DT-970 アプリケーションはC言語で記述します。
DT-970 アプリケーションのスタートルーチンは、main( )ではなく、void ap_start( )となっています。
アプリケーション処理は、ap_start( )から呼び出す形式で記述して下さい。
利用可能な関数は、商品 CD 同梱マニュアル「デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアル」「拡張機
能ライブラリ リファレンスマニュアル」に含まれる関数のみです。
これらの関数を利用する場合、各マニュアル記載のヘッダ、ライブラリを利用して下さい。
3.2. アプリケーションのテスト
作成したアプリケーションは、LMWIN 経由で、DT-970 に転送して、動作テストを行います。
1) パッチファイル(PATCH001.LOD/PATCH970.LOD)
DT-970 の機能強化や不具合対応を実施したシステムファイルです。
PATCH001.LOD PATCH970.LOD DT-970 に転送して下さい。
本基本開発キットには Ver1.20 PATCH001.LOD, PATCH970.LOD が同梱されています。
(詳細はアプリケーション開発ガイドを参照してください)
最新版がリリースされているかを確認して、最新版がリリースされている場合は、最新版を入手して利
用して下さい。
2) 起動アプリケーション指定ファイル(ASTART.HTS)
アプリケーションを LMWIN で転送する形式(*.LOD)にした場合、起動するプログラムを指定する必要
がありますが、それを指定するのが、このファイルです。
ここで指定されたファイルが、システムメニューの「AP キドウ」を選んだときに起動するプログラムになり
ます。
フォーマットは、アプリケーションのパス名を格納したものとなります。
ex. A ドライブのルートにある SAMPLE.LOD を指定する場合
void ap_start( )
{
// TODO
}
A:¥SAMPLE.LOD