User manual - LAN IOボックス解説書ver.1.01(2002年9月11日)
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5.設置
TCPIP を使用するために、IPアドレス、ポート番号、デフォルトゲートウェイ、サブネットマスク等を設定
します。
これらのデータをIPデータと総称します。
5.1.出荷時設定
IPデータの出荷時設定は下表の様になっています。
内容 値
IOBOXのIPアドレス 192.168.1.1
ホストのIPアドレス 192.168.1.64
IOBOXのポート番号 54021
ホストのポート番号 50021
デフォルトゲートウェイ 0.0.0.0
IOBOXのサブネットマスク 255.255.255.0
5.2.IPデータの設定方法
IPデータの設定方法には、HTからIrDA経由で設定する方法と、ホストPCから TCPIP 経由で設定する
方法の2つがあります。
なお、IPデータを設定した後にIOBOXの電源をOFF/ONして初期化完了後から新しいIPデータで
動作します。
(1)ホストからIOBOXのIPデータの書換え方法
・ホストがクライアントとして、WinSock のソケット関数を使用してIOBOXに接続します。
・ホストから、WinSock のソケット関数を使用してIPデータ転送コマンドを発行します。
(HTとの通信中には書き換える事はできません)
(2)HTからIOBOXのIPデータの書換え方法
・HTから、IrDAライブラリ関数を使用してIOBOXのIPデータを書き換えます。
(3)HTからの一時設定モード
・HTから、IrDAライブラリ関数を使用してIOBOXが接続するホストのIPアドレスとポート番
号を一時的に変更します。
・通信終了後は、IOBOXに設定されているIPデータで動作します。
注)本機では、各設定値(ホスト側及びIOBOX側IPアドレス、デフォルトゲートウェイ)に0を指定す
ることが出来ません。
指定データに0が含まれていた場合(例えば、ホスト IP に”192.168.0.25”という値を指定した場合)、データ
の書込み時に IOBOX はエラーを返します。