User manual - DT-950ユーティリティ解説書ver.1.01(2004年7月5日)

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DT-950 ユーティリティ解説書
§3.本体内蔵ソフトウェア
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3-2-5.FCHKCE
ファイルチェックユーティリティです。
PC等からコピーしたファイルがターゲットの端末上に正常にインストールされたかをチェックします
ファイルチェックユーティリティは、以下の機能を有します。
リストファイル作成: 端末から転送するファイル名を指定し、転送するファイル名のリストおよび、転送する全
リストファイル照合: 相手局より転送されたファイルのファイル情報とリストファイル(FCHK.LOG)の内容の比較
比較照合および、転送された全ファイル
1)機能
リストファイルの作成機能
H/PC から転送(コピー)するファイル名を指定し、転送(コピー)するファイル名のリストおよび、転送(コピー)する
全ファイルによるチェックサムを算出したチェックサムデータでリストファイルを作成します。
さらに、リストファイルのチェックサムデータも作成します。
・本機能で作成されるリストファイル名は FCHK.LOG 固定とします。
・プログラム終了コードとして、正常にリストファイルが作成された場合は戻り値が 0 となります。
異常の場合の戻り値は 0 以外で終了します。またこの時履歴ファイルを作成します。
[FCHK.LOG File output Directory name] FCHKG.HIS を作成します)
・履歴ファイルは、リストファイルを作成するにあたっての動作をファイルに残します。
なお、ユーザはファイル転送(ファイルコピー)の際、本機能で作成したリストファイルを相手局(子機側)へ
転送(コピー)しなければなりません。
・リストファイルに設定する情報は、下記の通りとします。
ファイルサイズ
更新日付および時刻
転送(コピー)先パス(ファイル)
転送(コピー)ファイル数
転送(コピー)全ファイルのチェックサムデータ
リストファイルのチェックサムデータ
・転送(コピー)全ファイルのチェックサムデータは、転送(コピー)する全ファイルのデータ部をダブルワードで
排他的論理和をとったものを使用します。
また、リストファイルのチェックサムデータは、リストファイルの内容をダブルワードで加算し、その結果が 0 となる値を
チェックサムデータとして使用します。
・チェックサムデータは以下のように,リストファイルに出力されます。
FILE_CHECKSUM=HHHHLLLL( HHHH: HIGH-WORD / LLLL: LOW-WORD )
LIST_CHECKSUM=HHHHLLLL( HHHH: HIGH-WORD / LLLL: LOW-WORD )
・本機能でエラーが発生した場合の既存リストファイル(LOG ファイル)については、リストファイル作成中に
エラーが発生した場合は削除されます。
コマンドパラメータ解析中のエラーについては既存リストファイルを削除しません。
リストファイルの照合
・相手局(親機側)より転送(コピー)されたファイルのファイル情報とリストファイル (FCHK.LOG)の内容の比較照合、
リストファイルのチェックサムデータの算出と比較照合および、転送(コピー)された全ファイルのチェックサムデータを
算出し、リストファイルのチェックサムデータとの比較照合を行います。
・プログラム終了コードとして、照合結果が正しい場合は戻り値が 0 となり、異常の場合の戻り値は 0 以外で終了します。
また、この時履歴ファイルを作成します。(<FCHK.LOG file pass name> FCHKC.HIS を作成します)
・履歴ファイルは、コピーされたファイルとリストファイルを比較するにあたっての動作をファイルに残します。