User manual - DT-950通信機能解説書ver.1.00(2004年7月5日)
Table Of Contents

DT-950 通信機能解説書
§1 概要
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§1.概要
1-1.インタフェース
本機には以下の通信インタフェースがあります。
インタフェース一覧
インタフェース 規格 物理速度 備考
IrDA Ver1.1 最大 4Mbps IrCOMM, IrSock 対応
RAW IR - 9600bps~115.2Kbps COM ポート
Bluetooth Ver1.1 最大 720Kbps WakeOn 対応
無線 LAN 802.11b 最大 11Mbps
対応セキュリティ
WEP64(40)bits/128(108)bits
1-2.通信同時使用
IrDA、RAW IR、は、同一の赤外線ポートを使用するため排他制御を行います。
無線 LAN と Bluetooth はデバイスの特性上同時使用は出来ません。一方を使用中は他方のデバイス電源を
切断して使用してください。
但し、以下の点を留意した運用とすれば、デバイス電源を OFF しない場合でも、無線 LAN と Bluetooth を使
用した運用への影響を小さくする事が可能です。(カシオでは推奨致しません。)
・ 電波環境によりリンクが切れてしまう場合があるため、アプリケーションから再度リンクを張るリトライ処理を行うようにし
て下さい。(無線 LAN と Bluetooth の干渉だけでなく、ISM バンドを利用する電子レンジ等の他の機器との干渉時に
も必要なので、必ず実装して下さい)
・ 無線 LAN からのデータ取得後、Bluetooth プリンタに印刷するような運用をすれば、干渉により通信エラーとなる確
率を下げる事ができます。
・ 別端末で無線 LAN または Bluetooth 利用時に通信が失敗した場合、できるだけ別端末と離れて再度通信を行って
ください。
・ 無線 LAN 通信を行う場合、可能な限り無線 LAN アクセスポイントの近くで利用してください。(Bluetooth プリンタは
基本的にユーザの近くにあると想定されるため、干渉の影響は主に無線 LAN 側に発生すると思われます。アクセス
ポイントから離れると Bluetooth からの干渉の影響が増加するため、無線 LAN 通信が失敗した場合、できるだけ無線
LAN アクセスポイントに近付き再度通信を行ってください。)
その他の
上記デバイスの同時通信について特に排他制御は行いません。ただし、電源容量、CPU パワー等
により速度低下等の制約が発生します。
1-3.スキャナとの同時使用
スキャナと IrDA は回路上の仕様により排他制御を行います。どちらか一方を使用中は、もう一方は使用できま
せん。その他の通信でも、スキャナ使用時は、CPU 処理能力の制限から一時的に通信不能になる事があります。