User manual - DT-950ソフト機能解説書ver.1.00(2004年7月5日)
DT-950 ソフト機能解説書
§11 電源制御機能
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§12. 電源制御機能
12-1.パワーマネージメント機能
■リセット制御
通常使用時にリセット状態になる条件は次の通りです。
リセット 操作 備考
パワーオンリセット メイン・バッテリが装着されていない、
バックアップバッテリが充電なし、全く
電池のない(Discharge:放電)状態の
本体に、バッテリを装着して電源 ON
したときに起こります。
RAM 上のデータ記憶用メモリ(ユーザ
が保存したデータ、データベース、
RAM 上にインストールしたアプリケーシ
ョンなど)、 プログラム実行用メモリ、ド
ライバが使用するメモリは「全て初期化
(クリア)」 されます。
ただし、FlashDisk 上のデータは保持さ
れます。
ユーザリセット デバイス動作中(電源 ON 状態のと
き)にリセットボタンを押して離したとき
に起こります。
電源 OFF 時にリセットボタンを押して
離すと起動します。
RAM 上のプログラム実行用メモリや作
業中の保存していないデータは「クリ
ア」されますが、データ記憶用メモリ(ユ
ーザが保存したデータ、データベー
ス、RAM 上にインストールしたアプリケ
ーションなど)は「保持」 されます。
FlashDisk 上のデータは保持されます。
フルリセット 電源 ON 中に「電源キー」 を押しなが
ら 「リセットボタン」 を押します。
このとき、消去して良いかの確認メッ
セージが2回表示されます。
確認は「右トリガキー」と 「左トリガキ
ー」で行います。
確認メッセージで2回とも「右トリガキ
ー」を押すと、ユーザメモリ(データ記
憶用メモリ と プログラム実行用メモ
リ)がクリアされ、初期化が行われま
す。
FlashDisk 上のデータは保持されます。
アプリケーションリセット アプリケーション上で API を使用し
て、「次回立ち上げ状態をリセットに
設定」し、電源 OFF します。
次回の電源 ON 時は、ユーザリセットと
同様のリセット動作で起動します。
■メモリ破壊チェック
Windows CE の OS では、リセット時に RAM のデータが破壊されているかいないかを検出し、破壊されていたと
きには、ユーザへの警告を行わずに無条件にそのメモリを初期化しようとします。このように、ユーザへの警告を
行わずに初期化されるのを防ぐ為に、ブート時に OS の処理に移行する前に、ドライバワークにあるメモリチェッ
クデータをチェックすることによりメモリの状態を検出し、破壊されている場合には破壊されていることを警告する
メッセージを表示します。