User manual - DT-950ソフト機能解説書ver.1.00(2004年7月5日)

DT-950 ソフト機能解説書
§10 スキャナ機能
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11-1-2 スキャナ制御
どのバーコードを読む場合にも、共通して反映される設定について説明します。
レーザスキャナにはレーザを照射し、バーコードの読み取りを行う 「読み取り可能状態」 と、レーザを消灯
し、バーコードの読み取りを停止する 「読み取り待機状態」 があります。これらの状態を制御することによ
り、バーコード読み取りの開始と、停止を行います。読み取り動作の制御方法について、以下の設定を行
うことができます。
(1) 読み取り方式
読み取り方式 説明 読み取り終了条件
単発読み トリガキーを押下すると 「読み取り可能状態」
となり、読み取りが完了すると、 「読み取り待
機状態」 になります。
・タイムアウト時間経過した時
・読み取り成功/失敗した時
連続読み トリガキーを押下している間、常に 「読み取り
可能状態」 となります。
連続して同一ラベルを読み取った場合、重複
する新規のデータは読み捨てて二度読みを
防止します。
・バーコードを1つ読み取ってから、タイムア
ウト時間経過した時
・指定された回数だけ読み取りを完了した時
・トリガキーを離した時
レーザ連続照射
による連続読み
(プログラム制御)
レーザスキャナライブラリの関数により、スキャ
ンの開始、スキャンの停止を行います。一度
読み取りを開始すると、スキャン停止関数を
呼ぶまで読み取りを続けます。
上記連続読みと同様に、二度読みを防止しま
す。
・「読み取り可能状態」のときに読み取り停止
関数を呼び出した時
・1つもバーコードを読み取らずに3分経過
デフォルト設定: 連続読み(読み取り回数:1 回)
読取方式の設定は
「設定メニュー」または、「レーザスキャナライブラリ」が提供する関数で設定することが可
能です。
「トップメニュー」→「2.設定」→「1.スキャナ設定」→「2.スキャナ動作」→「1.読み取り方式」
レーザースキャナライブラリ関数:OBRSetScanningType
(2) スキャン時間
トリガキー押下後の読み取り有効時間を、「設定メニュー」または、「レーザスキャナライブラリ」が提供す
る関数で設定することが可能です。設定した時間を経過すると、自動的に読み取り待機状態となります。
設定範囲: 19
デフォルト設定: 3
「トップメニュー」→「2.設定」→「1.スキャナ設定」→「2.スキャナ動作」→「4.タイムアウト時間」
レーザースキャナライブラリ関数:OBRSetScanningTimeout
(3) 読み取り回数
連続読みモードのとき、設定した回数分読み取りを完了すると、自動的に読み取り待機状態となります。
有効回数を、「システムメニュー」または、「レーザスキャナライブラリ」が提供する関数で設定することが可
能です。