User manual - DT-950ソフト機能解説書ver.1.00(2004年7月5日)

DT-950 ソフト機能解説書
§9 メモリ管理機能
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§10. メモリ管理機能
10-1. RAM
容量16Mbyte のメモリで、プログラムが実行する際に使用するプログラムメモリと一時的なファイルの保存などに
使用するオブジェクトストアとして使用します。
オブジェクトストアはユーザが自由に設定できるメモリですが電池消耗などにより消えることがありますので、あく
までテンポラリエリアとし、データファイル等の格納は Flash Disk を使用してください。ディスク容量はシステム
ニューの設定により変更することが可能です。
メモリ分類 初期状態
プログラム実行用 7648kB
データ記憶用 7644kB
10-2. FlashDisk(NAND)
Flash Disk OS のファイルシステム下で、ディスクのセクター部分をエミュレートします。
ディスクは全てユーザディスクとして開放され FlashDisk フォルダとしてアクセスします。
ユーザディスクはユーザアプリケーション/マスタデータ/トランザクションデータ等、ユーザデータを自由に
READ/WRITE することができます。フォーマット及び管理は、システムメニューにより行います。
容量は約 32MB です。
その他、以下の機能があります。
電池無し状態でのデータ保証
RAM ディスクとは異なりバックアップ電力が不要なため、本体の電池が無くなった場合でも、
データが保証されますので、電源オフ時には RAM ディスク内のデータをこちらのメモリにバック
アップしてください。
ECC 検出
ディスクのデバイス特性によるエラーを ECC により検出し、通知できます。
パーティション
パーティション分け機能はありません。
フォーマット時の確認メッセージ表示
FlashDisk ドライバはディスクが認識できない状態の場合に、ディスク自体をマウントしない
可能性があります。
この状態ではシステムメニューの FlashDisk フォーマットでもフォーマットが行えないため、
ディスクを再マウントする方法がありません。そのため、本体リセットのタイミングでディスク
が認識できない状態の場合、ドライバが確認メッセージを表示し、ディスクのフォーマットを行
ます。