User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)

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14.4.5 通信関数部制限
通信関数部の制限項目と注意事項を以下に示します。
制限・注意事項一覧
機能 内容
1
デリートコード制御 SI/SO 制御、XON/XOFF 制御、エラーコードバッファリング制御で使
用する制御コードとデリートコードが重複しないように設定してください
2
XON/XOFF 制御 SI/SO 制御、デリートコード制御、エラーコードバッファリング制御で
使用する制御コードと XON/XOFFコードが重複しないように設定してく
ださい
XON コードの既定値は 0x11XOFF コードの既定値は 0x13 です
受信バッファのクリアファンクションを使用すると通信コントローラの
レシーバに格納されている制御コードもクリアされる可能性があります
・カシオ IR ポートを使用する場合は使用でしないでください
・通信関数内部受信バッファ使用する場合は使用でしないでください
3
RS/CS フロー制御 ・カシオ IR ポートを使用する場合は使用しないでください
・通信関数内部受信バッファ使用する場合は使用でしないでください
4
SI/SO 制御 XON/XOFF 制御、デリートコード制御、エラーコードバッファリング制
御で使用する制御コードと SI/SO コードが重複しないように設定してく
ださい
SI コードの既定値は 0x0FSO コードの既定値は 0x0E です
5
エラーコードバッフ
ァリング
制御
XON/XOFF 制御、デリートコード制御、SI/SO 制御で使用する制御コ
ードとエラーコードが重複しないように設定してください
・カシオ IR、が使用するシリアルコントローラのレシーバは FIFO バッフ
ァになっています。通信エラーが発生したときにレシーバ内の先頭の
文字がエラーコードバッファリング制御の対象となります
6
外部要因エラーの
検出
LB0,1,2,4,5およびブレイク要因は、システムがセットするイベントフラ
グの参照により、検出します。 従って検出を行なう場合はシステムに
対してイベントセットを行なうように設定してください
7 CERR_r_xxxx2
エラーステータス
・カシオ IR、シリアルポートが使用するシリアルコントローラのレシーバ
FIFO バッファになっています。通信エラーが発生したときにレシー
バ内のデータのいずれかがエラーであることを示しています。エラース
テータスはレシーバから先頭の文字を読出したときに設定していま
す。これにより”1 文字受信タイムアウト監視受信ファンクションで
エラーとなったきに読出した文字と実際にエラーとなった文字に最大
プラス 15 文字(レシーバが 16 バイト)の誤差があります
8
ブレイク信号 ・カシオ IR ポートではブレイク信号の送出および検出をするこができ
ません
ブレイク信号を送信した場合は 1バイト長のデータのスペース(ストップ
ビットまで)となります(送出停止までの間、連続して送出されます)
ブレイク信号を受信した場合はフレーミングエラーとなります
9
受信バッファのクリ
・フロー制御中に受信バッファビジーであるとき受信バッファのクリア
ファンクションで受信バッファのクリアを行なった場合、受信ビジーは
解除しません