User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)

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14.4.4 カシオ IR ポートの使用
(1) ベーシック IO ボックスとの接続
カシオ IR ポートはベーシック IO ボックスと接続して使用します。このとき半二重制御を行なう必要があり、
次のファンクションコールを使用します。
送受信の有効/無効
IO ボックス送信設定
IO ボックス送信
半二重制御を行なう場合、次の 2 つ点を配慮しなくてはいけません。
a) CTRL 信号の切替え時のターンアラウンドタイム
CTRL 信号を切替えてデータ転送を開始するまでの間に 7.8ms 以上のターンラウンドタイムが必要
です。
b) CTRL 信号とベーシック IO ボックスの CS 信号(RS-232C インタフェース側)の状態
DT-930 が転送データの送信を行なうとき CTRL 信号が送信イネーブル、ベーシック IO ボックスの
CS 信号は OFF でなければなりません。また、DT-930 が転送データの受信を行なうとき CTRL 信号
が送信ディセーブル、ベーシック IO ボックスの CS 信号は OFF でなければなりません。
CTRL 信号が送信ディセーブル、ベーシック IO ボックスの CS 信号が OFF であるとき DT-930 にフレ
ーミングエラー(ノイズが発生する)が発生する場合があります。
尚、例 2 に示す”IO ボックス送信ファンクションを使用する場合、接続先のユーザーエンティティは
半二重制御のタイミング( 2 の④、⑥)
”IO ボックス送信ファンクションに合わせる必要がありま
す。