User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)
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バーの太り・細り補正値変更 ( OBR_getadjust 関数、OBR_setmargincheck 関数 )
バーコードの印刷において、インクがにじんで黒バーが太く印刷されたり、かすれて白バーが細く印刷さ
れたりするような場合、バーの比率が正確でなくなってしまうため読取できない場合があります。このような
場合、バーの太り・細りの調整を行なうことにより読取が行なえるようになります。この調整は、すべての黒
バーまたは、白バーに対して同じ幅ずつ細らせて行なうため、全体が同等に太っているバーコードまたは、
全体が同等に細っているバーコードに対して有効となります。
読取NG 読取OK
インクのにじみにより
黒バーが太く、
比率が正確でないため
読取
NG.
バーの比率が正確
になるため、
読取OK.
調整
なし
黒を細
く調整
読取NG 読取OK
インクのにじみにより
黒バーが太く、
比率が正確でないため
読取
NG.
バーの比率が正確
になるため、
読取OK.
調整
なし
黒を細
く調整
太り・細り補正値を変更すると、次のようなバーコードの読取が行なえるようになります。
黒バーが全体的に同等に太ったバーコード
+X mm 太っている
黒バーが全体的に同等に太ったバーコード
+X mm 太っている
白バーが全体的に同等に太ったバーコード
+Y mm 太っている
白バーが全体的に同等に太ったバーコード
+Y mm 太っている