User manual - デバイス制御ライブラリ リファレンスマニュアルver.1.01(2009年1月21日)

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13.2.2 レーザー発光幅の制御
遠距離のバーコードスキャンを行なうと、レーザーの走査幅が広がり、読取対象バーコード以外の複数の
バーコードをスキャンしてしまうことがあります。
DT-930 では、読取り対象バーコードの幅にあわせてレーザーの照射を変更することにより、確実にバー
コードを読取ることができます。
レーザー発光幅制御の機能を以下に示します。
機能 内容
キャリブレーション DT-930 個体差によるレーザー発光幅位置を補正します。
レーザー発光幅設定 レーザー発光幅を 4 段階で設定します。
レーザー発光幅微調整 レーザー発光幅を微調整します。
キャリブレーション ( wkup_calib 関数 )
DT-930 の個体差によるレーザー発光幅位置(レーザーの発光幅)を調節します。
キャリブレーション(wkup_calib 関数)は電源イベントを処理しません。そのため、アプリケーションプログラ
ムが電源イベントの通知を有効に設定した状態で呼び出すと、電源キーを押してもオフできないなどの問
題が発生します。そのため、呼び出しに際しては電源イベントの通知を解除してください。