User manual - アップダウンロード for Windows解説書(2006年4月17日)

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4.4. 機能詳細
FCHK.EXE は、以下の機能を有します。
■リストファイルの作成機能
■リストファイルの照合機能
4.4.1. リストファイルの作成機能
■コマンドオプション
FCHK /G [/Option] <file name list or Script file name> <Destination directory name>
[FCHK.LOG File output Directory name]
■機能
PC または HT から転送(コピー)するファイル名を指定し、転送(コピー)するファイル名のリストおよ
び、転送(コピー)する全ファイルによるチェックサムを算出したチェックサムデータでリストファイル
を作成します。
さらに、リストファイルのチェックサムデータも作成します。また、リストおよび、チェックサムの作成状
況を、画面に表示します。
本機能で作成されるリストファイル名は FCHK.LOG 固定とし、出力先が指定されていない場合は
カレントディレクトリに作成します。
なお、ファイル転送(ファイルコピー)の際、本機能で作成したリストファイルを相手局(子機側)へ
転送(コピー)しなければなりません。
リストファイルに設定する情報は、下記の通りとします。
作成日付および時刻
転送(コピー)先パス(ファイル)名
転送(コピー)ファイル数
転送(コピー)全ファイルのチェックサムデータ
リストファイルのチェックサムデータ
転送(コピー)全ファイルのチェックサムデータは、転送(コピー)する全ファイルのデータ部をダブ
ルワードで排他的論理和をとったものを使用します。また、リストファイルのチェックサムデータは、
リストファイルの内容をダブルワードで加算しその結果が 0 となる値をチェックサムデータとして使用
します。
チェックサムデータは以下のように,リストファイルに出力されます。
FILE_CHECKSUM=HHHHLLLL( HHHH: HiGHT-WORD / LLLL: LOW-WORD )
LIST_CHECKSUM=HHHHLLLL( HHHH: HiGHT-WORD / LLLL: LOW-WORD )