User manual - DT-930 AP開発支援ライブラリ解説書(2006年9月29日)
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7. ファイル制御関数群
DT-930では、ファイル制御はCの標準関数(fopenやopen等)にて行います。
このため、読み込み・書き込み時に特定のレコードにアクセスする場合は、自分でファイルポイン
タを移動する必要があります。
こういった手間を省き、BASICライクなファイル制御を実現するのが「ファイル制御関数群」で
す。
この関数群を使用する場合は、ファイル名とレコード長のテーブルを用意し、アクセスはユニーク
なファイル番号で行います。
ファイルオープン ファイル(引数にてテーブルを渡し、指定)をオープンする。
ファイルクローズ ファイル(ファイル番号にて指定)をクローズする。
ファイルリード ファイル(ファイル番号にて指定)の指定レコード番号のデータ
を読み込む。
ファイルライト ァイル(ファイル番号にて指定)の指定レコード番号にデータ
を書き込む。
ファイルサイズ取得 定ファイル(ファイル番号にて指定)のファイルサイズを返す。
レコード数取得 ファイル(ファイル番号にて指定)のレコード数を返す。
☆この関数群を使用する場合は、DT-930のファイルモードを必ず「DT700モード」にして
下さい。
次ページ以降に関数仕様を示します。