User manual - DT-930 AP開発支援ライブラリ解説書(2006年9月29日)

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1. 概要
DT-930のアプリケーションプログラム開発は、DT-930専用関数とSHC標準関数(一部使
用不可)を使って行います。
しかしながら、これらの各関数はデバイスの基本的な制御を司るもので、それをいろいろなパタ
ーンで組み合わせることで開発における自由度が膨らみますが、逆に設計やプログラミングに費
やす時間が多くなってしまいます。
この煩雑さを解消するために、一つの関数で従来の数ステップ分の処理を賄える関数群をライ
ブラリとして提供するのが「DT-930 アプリケーション支援ライブラリ」です。
このライブラリは、処理内容により、下記の様に分類されます。
(1)日付チェック
(2)ブロックチェック
(3)入力
(4)通信
(5)ファイル
(6)サービス
それぞれの機能は、下記の内容で提供しています。
機能名 処理内容 ライブラリファイルによる
提供
リストによる提供
日付チェック 妥当性チェック
閏年
西暦/和暦返還
ブロック
チェック
チェックサム計算
CRC計算
LRC計算
チェックディジット計算
入力 制御キー入力
脱出条件(文字)
脱出条件(数値)
日付入力
時刻入力
シフトキー制御
通信 マルチドロップ送信
マルチドロップ受信
FLINK(LMWIN)送信
FLINK(LMWIN)受信
Ir 簡易制御関数群
ファイル制御 ファイルオープン
ファイルクローズ
ファイルリード
ファイルライト
ファイルサイズ取得
レコード数取得
サービス ウェイト
デバッグ補助
音制御
XYMODEM 通信
Ir 制御用 XYMODEM 通信