User manual - DT-900 PPPライブラリ解説書Rev.1.01(2006年9月29日)
DT-900 PPP ライブラリ解説書
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1. はじめに
PPPライブラリは CASIO DT-900とサテライト IOBOX経由でモデムを接続して TCP/IP通信を実現させ
るための製品です。 DT-900 と IOBOX は IrDA を使用し通信を行います。
PPP ライブラリはプロトコル部、ドライバ部、共にまとめてライブラリ形式になり、アプリケーションとリンクして
使用します。
プロトコル部は US Software Inc.の USNET(日本代理店は株式会社エーアイコーポレーション)です。
2. ソフトウェア構成
2. 1.ドライバ部
RS-232C 接続モデムドライバ
IrDA を使用した RS-232C シリアル接続用モデムのドライバです。
2. 2.プロトコル部
USNET Ver. 2.55 のプロトコル階層を使用します。
2. 3. OS、パッチと PPP ライブラリの各バージョンの組合せによる動作
OS PATCH PPP ライブラリ Ver. 動作 備考
1.03 以前 ○
1.09 以前
1.04 以降 ○
1.03 以前 ○
1.02
2.00 以降
1.04 以降 ○
1.03 以前 ×
PPP の初期化でエラーになります
1.09 以前
1.04 以降 ○
1.03 以前 ○
2.00
2.00 以降
1.04 以降 ○
上記表に示す通り PPP Ver1.03 以前のライブラリを使用したアプリケーションは、OS Ver2.00 で
なおかつパッチバージョンが古い組み合わせでは動作しません。
PPP ライブラリを使用していないアプリケーションは、OS Ver2.00 上で問題なく動作します。
アプリケーション
USNET_DT
ライブラリ
ドライバ
TCP/IP