User manual - DT-810PR制御関数解説書Rev.1.10(2006年9月29日)

     
          
     
        
                
        
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題目
赤外でのコマンド送信(タイムアウト付) 関数名
prn_tecinf_send2
機能
プリンタに対して、各種コマンドの送信を行います。
・送信単位は、コマンド内に記述されているレングス分です。
送信コマンド内にステータス要求コマンドは記述しないで下さい。
プリンタが受け付けたコマンドの実行を開始し、処理終了時にハンディターミナルに返す ACK
待ち時間を指定できます。指定した時間内にプリンタがコマンド処理終了の ACK を返せない場合
は、受信タイムアウトが返されます。(印字コマンドでは、印字開始から、印字終了までの時間は、
周囲温度、バッテリ電圧、印字長、印字デューティなどによって変わりますので、出力状態に合っ
た適切な時間を設定する必要があります。周囲温度による影響は下記備考を参考にして計算してく
ださい。)
C言語インターフェース
コーリングシーケンス
ER ercd = prn_tecinf_send2 ( B *command_prt, UB status, H end_wait );
【パラメータ】
B *command_prt 送信するコマンドのアドレス
UB status 通信の継続/終了を指定
P_CONTINUE :継続
P_END :終了
H end_wait送信コマンドの処理終了待ち時間:1∼255(秒単位)
【リターンパラメータ】
ER ercd E_OK :正常
E_TIMEOUT :受信タイムアウト
E_PRN_ERR :エラーステータス受信
(STXとCRCを除いたものまたプリンタ状態につい
ては、4−3を参照)
E_NG :異常
E_PRN_POF :未オープン
E_PRN_LB :ローバッテリ
E_PRN :パラメータエラー
備考
      温度による印字速度の変化は、以下の様に規定されています。
印字ヘッド温度 印字速度
−5∼0℃ 0.60.8 インチ/秒
0∼20℃ 0.82.0 インチ/秒
20℃∼ 2.0 インチ/秒
       (電池電圧=8.4V、ヘッド抵抗値=170Ωの場合)
注:実際の印字時間と使用環境から、余裕を持ったタイムアウト時間を設定してください。